江南市議会 2008-03-07
03月07日-03号
平成20年 3月 定例会平成20年 第3号
定例江南市議会会議録3月 3月7日
--------------------------------------- 平成20年3月7日(金曜日)議事日程第3号 平成20年3月7日(金曜日) 午前9時開議 第1
会議録署名者の指名 第2
一般質問---------------------------------------本日の会議に付した案件 日程第1
会議録署名者の指名 日程第2 一般質問 〔古池勝英君 東 義喜君 森 ケイ子君 今井敦六君 河合正猛君 福田三千男君 小林弘子君〕
---------------------------------------出席議員(24名) 1番 野下達哉君 2番 古田みちよ君 3番 鈴木 貢君 4番 今井敦六君 5番 稲山明敏君 6番 伊神克寿君 7番 高田健孝君 8番 山 登志浩君 9番 中西保夫君 10番 牧野圭佑君 11番 尾関健治君 12番 沢田和延君 13番 高田良弘君 14番 古田冨士夫君 15番 宮地友治君 16番 古池勝英君 17番 河合正猛君 18番 小林弘子君 19番 木本恵造君 20番 岩田一洋君 21番 福田三千男君 22番 大脇澄夫君 23番 東 義喜君 24番 森 ケイ子君
---------------------------------------職務のため出席した事務局職員の職、
氏名事務局長 日比野二三夫君 議事課長 奥村哲司君
議事課長補佐 尾関克彦君 主査 大倉由美子君主査 栗本浩一君 主査 坪内俊宣君
---------------------------------------説明のため出席した者の職、氏名市長 堀 元君 副市長 陸浦歳之君教育長 石井悦雄君 企画部長 船橋憲次君総務部長 安達秀正君
健康福祉部長 大島茂樹君
経済環境部長 津田勝久君 建設部長 石川勇男君水道部長兼水道 佐橋純照君 会計管理者兼会計室長 大脇益男君
事業水道部長教育次長 尾関晴紀君 消防長 大脇昭夫君
秘書人事課長 河井照夫君
行政経営課長 脇田和美君総務課主幹 長瀬時夫君 課税課長 板津孝則君
保険年金課長 福田松久君
健康衛生課長 箕浦規師君 兼
保健センター所長児童課長 江端義人君
産業観光課長 大脇重雄君環境課長 鶴見昌司君 土木課長 平松和伸君建築課長 武田能則君
都市計画課長 暮石浩章君
布袋南部土地区 三ツ口和男君
教育委員会学校教育課長 永井嘉信君
画整理事務所長教育委員会 菱川弘隆君 教育委員会 大脇英明君
学校給食課長 生涯学習課長兼南部学校 兼
少年センター所長給食センター所長消防本部予防防災課長 三輪美吉君 消防署長 武田一夫君 午前9時03分 開議
○議長(沢田和延君) ただいまから本日の会議を開きます。
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△日程第1
会議録署名者の指名
○議長(沢田和延君) 直ちに、お手元に配付しました議事日程の順序に従い、会議を進めます。 日程第1、
会議録署名者には、会議規則第81条の規定により、議長において 5番 稲山明敏さん 20番 岩田一洋さん を指名いたします。
---------------------------------------
△日程第2 一般質問
○議長(沢田和延君) 日程第2、一般質問を続行いたします。 古池勝英さん。 〔16番 古池勝英君 登壇〕 (拍手)
◆16番(古池勝英君) 皆さん、おはようございます。 2日目の
トップバッターを承りますので、よろしくお願いいたします。予定より少し早くなりましてちょっと戸惑っておりますが、通告によりまして一般質問をさせていただきます。 昨日は、
古知野中学校の卒業式に出席させていただきました。私の母校でもあり、子供の母校でもあり、懐かしく思い、卒業の生徒たちのパワーをいただいた気持ちで元気よく一般質問させていただきます。よろしくお願いします。 季節の移り変わりとともに、江南駅も徐々に姿形が変わってまいりました。そこで、江南駅及び駅周辺整備についてお尋ねいたします。 まず一つ、江南駅整備につきまして、去る12月の定例会におきましても駅周辺整備について質問いたしましたが、今、駅への
エレベーター設置などの工事が急ピッチで進められております。その概要が少しずつ見えるようになってまいったことから、さらにお聞きしたいことがありますので、質問いたします。 現段階での
エレベーター設置などの工事の進捗状況はいかがなもんでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) まず今年度の
エレベーターの設置状況でございますけれども、西口と
ホームエレベーターにつきましては3月末の完成使用に置けて急ピッチで工事が進められております。現在のところ予定どおりの進捗状況であると伺っております。 そうした中で、西口の
エレベーターは、以前から御説明をしておりますように、西口階段とコンビニエンスストアの間を線路方向へ真っすぐ進んでいただきますと、左側に地下通路へおりる
エレベーターが設置される予定でございます。それから、この
エレベーターにつきましては、この
エレベーターは正面の扉の一部がガラス張りになっておりまして、中が少し見えるような構造で計画されております。また、
エレベーターへ通じる通路の向かっていただきまして右側になりますけれども、その右側の階段側のフェンスは透明のパネルで施工が計画されておりまして、非常にその部分につきましても明るいイメージになる予定でございますので、よろしくお願いいたします。
◆16番(古池勝英君) 今までは平面図でしか理解しておりませんでしたが、少しはおしゃれな
エレベーターになるようでございますね。期待してまいりたいと思います。 実は、先日も駅前第1ビルのところで友達と話をしておった中で、駅の方面を見ますと、あの駅の三角の屋根が今ちょうどできておるわけですが、これは何ですかと聞かれました。ちょっと返答に困ったわけですが、ちょっと一、二週間前のことでございますので、最近そんなことで駅前広場を通りますと、駅の入り口のところにフジ色の三角屋根がつくられてまいりました。
エレベーターの設置に伴って関連する工事がなされていると思いますが、駅の
完成イメージはどのようになるのでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 西口の階段の天井は、先ほど申し上げましたように、
エレベーターがつきますので、
エレベーターを設置する建物の構造上、以前より50センチほど高くなる予定でございまして、解放感のある入り口空間となる予定でございます。正面には、今お話のありました三角の屋根を設置いたしまして、壁面は、見ていただくとわかると思いますけれども、明かり取りといたしましてフジをデザインしたガラス張りで、これによりまして階段部分は以前より明るく快適にその階段の上りおりをしていただけると思います。 ちなみに、御指摘ありましたように、屋根の色も江南市のフジの色のフジ色で施工されておりますので、一度ゆっくり見ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆16番(古池勝英君) 今まで、他地域から江南に来られた人から、駅の入り口はどこにあるのかとかいうようなことがよく言われたことがあります。少しは鉄道の駅舎らしくなるということでありますね。よろしいでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) そのとおりだと思います。
◆16番(古池勝英君) それでは、駅舎の中についてお尋ねします。 階段など、その他の
バリアフリー化への対応はどのように現在なっておるでしょうか、お尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君) 御指摘の階段には、移動などの円滑化基準に適合する2段手すりが設置されまして、壁面、階段、地下通路及び天井につきましても、お色直しをなされるようでございます。このほかにも、
視覚障害者用誘導ブロックや案内サインの見直し、階段端部への点字案内張りつけ、
音声ガイドつきの
可変式情報表示の装置や、
鉄道事業者が施工する列車とホームとの段差を解消するための
プラットホームのかさ上げの工事など、今回の
エレベーター設置にあわせまして江南駅のいろんな部分がリニューアルされる予定でございます。
◆16番(古池勝英君) まだ階段は片面ですが、しっかりした2段手すりつきの階段に現在仕上がりつつあります。 では次に、
プラットホームとか、あるいは駅東口の方の状況はどのようになるのでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君)
プラットホームへの
エレベーターは、ホームの上にはガラス張りの構造の
エレベーターボックスが建設されまして、改札口の反対側に新たにできますけれども、自動改札ができますので、そこを通って御利用いただけるようになります。また、東口の
エレベーターはガラス張りの構造で、雨よけの
シェルターもあわせまして設置される計画で予定されております。 また、これらの完成のイメージにつきましては、3月末に西口とホームの
エレベーターが完成いたしますので、それにあわせまして4月号の広報で全体的なイメージ等をPRさせていただきますので、よろしくお願いします。
◆16番(古池勝英君) 今の答弁の中で、
プラットホーム、駅のホームですね、
プラットホームをかさ上げされるとのことですが、初めてお聞きしたわけですが、その理由とか、その工事などはどのようになるわけですか。
◎建設部長(石川勇男君) 御存じのように、江南駅は、名古屋の地下鉄などと比べていただきますとよくわかると思いますけれども、電車と
プラットホームとの段差が現行の基準となっておりません。少しあいて危険な状態になっておるものですから、そのために
プラットホームをかさ上げして現在ある段差を解消し、乗降客に優しい駅とするため実施される予定でございます。 施工につきましては、現在、着手の準備がなされておりまして、3月の中旬以降、実際の施工が予定されております。そうした中で、毎日乗降客が利用されますので、工事につきましては、当然
エレベーターの工事と同様に、夜間の最終電車が通った以降から始発の電車が通る間に1日で可能な範囲の設置と復旧工事が行われますので、その工事を積み重ねる形で工事が進みます。
プラットホームすべてかさ上げいたしますので、工事の期間につきましては数ヵ月かかるということで聞いております。施工に際しては安全に十分注意して実施されると聞いておりますので、よろしくお願いします。
◆16番(古池勝英君) そうですね、十分注意してやっていただきますよう行政の方からもお願いしていただきたいと思います。 それでは、その費用は、今聞いた話ですが、
バリアフリーのこの補助事業の中に入っているのでしょうか、その辺をお尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君) 今説明申し上げました
プラットホームのかさ上げの費用がその
補助対象事業に入っているかどうかでございますけれども、今回の
バリアフリー化事業の対象とはなっておりませんので、あのかさ上げにつきましては。
鉄道事業者が実施するものでございます。
◆16番(古池勝英君) そういうことのようでございますが、
鉄道事業者が単独で施工するということでありますね。単独での
リニューアル工事というものを鉄道業者がたくさんやっていただくと非常にありがたいと思いますので、そういう要望がありましたらどしどし鉄道業者に申し出ようかと思います。 次に二つ目の質問です。 駅前広場の整備についてでございますが、
エレベーターの設置に伴って駅がリニューアルし、明るく使いやすい駅になるということがある程度イメージできてきました。期待したいと思います。 それでは、駅前歩道の現在あちらこちらで工事が行われている状況でございますが、駅前広場の方の整備はどのように現在進んでおるでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 駅前広場の整備でございますけれども、まず今説明申し上げましたように、
エレベーターの設置に伴いまして、その
エレベーターを一番使っていただかなければなりませんけれども、
身体障害者の方の乗降の場所を設置しなければなりませんので、その場所の確保をするために、今まで行っておりましたバス、タクシーの利用形態の見直しを少し行っているところでございます。それで、バス、タクシーなどの利用形態がほぼ確定しましたので、歩道の拡幅と、舗装との、段差がございますので、駅前広場との。その高さの調整、それから
視覚障害者誘導ブロックや
シェルターなどの設置と
バリアフリー化の
駅前改善工事を急ピッチで進めているところでございます。ですので、内容といたしましては、障害者の方が一番
エレベーターを使われます機会が多いもんですから、段差の解消とか、それから
誘導ブロックなどをまず第一にやっていくということでございます。
◆16番(古池勝英君) 現在、バスは、乗客をおろして、それから出発するまで停止している状況が多いわけでございますが、これからはそういうバスの利用形態は、先回も御質問しましてあれですが、これからどのようにほぼ確定してきておるわけでございましょうか、お尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君) バスによります駅正面の広場の利用につきましては、バスの降車場は1台のみとさせていただきまして、現在、江南団地行きのバスも正面でおろしているようでございますけど、江南団地行きのバスは南側に移動をしていただきまして、運行の調整を図るためには、今、待ちのバスもそこで待っている状況がございますけれども、その運行の調整を図っていただくのはロータリーの西側の辺にバスの待機所を設けさせていただく予定でございます。それから新病院への新規路線の運行も、
正面降車場を乗降場所にすると決定いたしましたので、この計画で名鉄バスと協議も調いましたので、整備を進めているところでございます。ですから、布袋の方からバスが入ってきますのは、あの正面のところでとまっていただくということでございます。
◆16番(古池勝英君) そういうことでございますけど、このたび、いわゆる
江南厚生病院への
新規バス路線が運行が決まりましたですね。布袋駅から江南駅経由で運行されるわけですが、答弁の中で、
駅正面降車場を新病院への乗降、乗りおりする場所にするということですが、いわゆる降車場専用にもなっておりますので、その辺のところは十分なスペースと安全性が確保されておるか、その辺のところをお伺いいたします。
◎建設部長(石川勇男君) 駅正面の歩道の幅員は約5メートルございまして、現在の状況と比較してみますと、降車場1台分ということは変わりませんが、江南団地行きのバスは最高で時間5本ほど運行しておりますけれども、新病院行きの運行本数はその本数より少ないということと時間帯も短いということで、降車場位置が西口階段より少し南へ移動しますので、現在の状況よりは非常に安全を確保できると思っております。
◆16番(古池勝英君) 安全には十分注意していただきたいと思います。 ということは、運行台数といいますか、運行本数が多い江南団地行きバスは、南側の乗車場ですか、南側に移動するから、新病院行きの新規バスの乗降ですね、乗りおりを含めて現在の状況よりはよくなるというふうに解釈してよろしいんでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) そのとおりでございます。
◆16番(古池勝英君) 次に、タクシーの方でございますが、現在、
各社タクシーが入っておりますが、そのタクシーの利用状況、形態といいますか、それはどのようになるわけでございましょうか、お尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君) 御指摘のタクシーにつきましては、現在、個人の名前になってしまいますけれども、
名鉄タクシーの私有地での乗降を、安全性の関係などから、駅正面の、ちょっと頭の中で駅のロータリーを描いていただくとわかると思いますけれども、駅正面のロータリーの最北端の駅前広場での降車場1台分で、その南側に、正面のところの一番北の隅で降車場ということで、その南側に乗車場2台分を設けさせていただく予定をしておりまして、
あとロータリー内を、先ほど申し上げましたバスの待機と、それからタクシーの待機場で計画することを、名鉄のみではなく、ほかの関係する
タクシー会社さんとも調整いたしまして、おおむねの内諾を得ておりますので、実施に向けた詳細な今協議を進めているところでございます。
◆16番(古池勝英君) 十分な協議を進めていただきたいと思います。 それでは、現在あります
名鉄タクシーの私有地、今現在、事務所と駐車場になっておるところでございますが、ここを整備される段階ではどのような形になってまいりますか、お尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君) 今の御指摘の名鉄のタクシーが出入りしておりました場所につきましては、先ほど申し上げましたバスの降車場と、それから布袋から入ります新規バスの降車場ともなりますので、タクシーは先ほど申し上げましたような北側の方へ移動していただきますので、そこは
歩道ブロック、現在はタクシーが出入りしておりますけれども、そこは
歩道ブロックを施工し直しまして出入りできないような形にさせていただきたいと思っております。こうすることによって歩行者とタクシーが交差することがなくなりますので、歩行者の安全は確保できるのかなということで予定しております。
◆16番(古池勝英君) そうしますと、南ですね、ナガタニビルといいますか、あちらの方からの乗降客、あるいは通行者、あるいは子供たちの通学等、いわゆるたくさんの通行があるわけでございますが、タクシーの出入りがなくなるということで、そういうことに気をつけることなく安心して駅の歩道といいますか、そこを行き来することができるようになるわけでございますね。そうしますと大変これは大きな改善になると思います。大変よいことだと思っております。 次に、駅についても広場についても整備を進められて工事の状況が目に見えてきておるわけでございますが、利用する人々にとってさらに利用しやすいことが大変大事だと思います。 さて、現在の江南駅前には第1ビル前のアーケードがありますが、これは別としまして、名鉄バスの乗り場に雨よけがありますが、ほかにはない状況でございます。今度の整備でバス停の位置が変わり、
身体障害者の
乗降スペースと、それからタクシーの乗車・降車場所が新しく設置されますが、雨が降っているときの不便さを非常に感じております。 そこで、利用者の利便性を考えたとき、最近ではこの「
シェルター」という言葉を、先ほども使われましたが、雨よけの設置が必要になってくると思いますが、雨よけの設置についてはどのようにお考えになられておるのでしょうか、お尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君)
シェルターとか待機所とか雨よけとかいろいろ言われておりますけれども、最近は
シェルターということで統一されているようでございますけれども、その
シェルターの設置につきましては、平成19年度は現在あるものの機能補償としての実施を予定いたしております。しかし、議員が言われるように、駅前広場の利用者の利便性の向上を図るため、平成20年度の事業の中で、先ほど申し上げましたような、一番
エレベーターを使っていただかねばならない方とかでございますけれども、
身体障害者の
乗降スペースから駅への動線とか、またバス停、第1ビルなどから駅への動線につきまして、
シェルター、待機所ですか、その雨よけの設置を計画しておりますので、よろしくお願いします。また、さらにより利便性の向上を図るためにいろんな面から検討して駅前の利用が便利になるようにしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆16番(古池勝英君) 広い範囲から検討していただきますようお願いします。 それで、
シェルターの設置につきましては計画を予定されているとのことで、大変よいことだと思います。まず
身体障害者乗降スペースといいますか、そのあたりからの
シェルターの設置を第一番に考えていただき、以後、順次設置していただくことを要望したいと思います。 次に、
駅前広場整備とは少し視点が離れますが、参考のためにお聞きします。 昨年、駅前広場の歩道上に数十ヵ所設置されておりましたごみ箱と灰皿を撤去されましたね。現在は、特に江南団地行き
乗車場あたりに
相当吸い殻等が散乱しておりますが、清掃等はどのように対応されておられますか、お聞きします。
◎建設部長(石川勇男君) 駅前の清掃につきましては
シルバー人材センターに委託しておりまして、週6日間、朝にお2人で1時間ほど清掃していただいております。ごみ箱、灰皿を撤去する直前は、ごみにつきましては家庭ごみが大量に持ち込まれまして、通勤に行かれる車で送っていただいた方が家庭ごみを非常にそのごみ箱に置いていかれました。それから、たばこも灰皿付近でポイ捨てがひどい状況で、この作業、先ほど申しました朝にお2人での作業ではとても追いつかない状況でございましたので、撤去させていただきました。現在は撤去当時よりもポイ捨ての量が少なくなってきておりますが、今後も喫煙者に対して協力を促す看板などを設置しまして、その啓蒙に努めてまいりたいと思っております。
◆16番(古池勝英君) 私も時々柏森駅を利用、新たに
バリアフリーの柏森駅ができておるわけですが、時々利用させていただいておりますが、駅前広場を見渡しましても灰皿は設置されておりません。そして「自分のごみは自分で持って帰る」との看板がよく目につきます。確かに駅前を利用される人々には、たばこのポイ捨て、ごみの持ち帰り等、市民意識としてのマナーを徹底して守っていただきますよう啓蒙していただきたいと思います。 次に、駅東側について、どうしても情報とか、あるいはその伝達が少ないようで、駅東側についてもっと力を入れてくれと、駅東の方が発展している都市が多いという意見が多々寄せられます。これはその都市、都市の状況で違いますが、この4月より行われます駅東側の整備についてはどのようになっておりますでしょうか、お尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君) 駅東側のまず駅前広場についてございますけれども、
エレベーターの設置にあわせまして、先ほど申し上げましたような歩道の整備を行いまして、
バリアフリー化を進めてまいりたいと思っております。また、それにあわせまして
シェルター、待機所、雨よけと申しますけれども、
シェルターの設置につきましては、
身体障害者乗降スペースから
エレベーターの動線には設置してまいりたいと思っておりますが、その他につきましては、駅東全体も含めまして、現在進めております
交通環境改善計画を進めていく中で、さらにいろんな方々の御意見もいただきながら進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆16番(古池勝英君) やはり答弁に力がないように思います。もっと力を入れて答弁していただくようにお願いします。 次に、駅と駅前広場の整備のイメージとか状況につきましては大体わかってまいりました。最後に、先回も質問させていただいたことでございますが、江南駅前の交通渋滞の緩和などを中心とする駅周辺の
交通環境改善計画は順調に遂行しておりますか、確認いたしたいと思います。
◎建設部長(石川勇男君) まず、先ほど来お話ししておりますように、平成19年度と、それから平成20年度の2ヵ年間で
エレベーターの設置をしていきますので、それと同時にそれに伴う駅前広場の整備を行いまして、また、一方通行規制がされております、これも何度もお話しさせていただいておりますけれども、朝日町通りの相互交通化のための信号設置や交差点改良なども進めていきたいと思っております。段階的にできることから進めていきますので、よろしくお願いいたします。
◆16番(古池勝英君) この件に関しましては12月の定例会におきまして十分質問させていただきましたので、この程度にしておきます。 以上でこの江南駅周辺につきまして、人口10万都市の表玄関、乗降客2万5,000人ほどの江南駅及び江南駅広場としてはまだ十分とは言えません。さらなる活気ある江南駅、駅前広場となるよう、それらの工事が完成した後の状況把握を十分にしていただきまして、最終的に求める駅前広場への段階整備に向けて周辺住民や商店街とよく協議を行い、また名鉄や商工会議所など関係団体との連携をとりながら、より使いやすい駅前広場となりますように
交通環境改善計画を進めていただくことをお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 (拍手)
○議長(沢田和延君) 東 義喜さん。 〔23番 東 義喜君 登壇〕 (拍手)
◆23番(東義喜君) それでは、最初に耐震改修の関係で、補助金制度がつくられて地震対策、防災対策で江南市は行っておるわけでありますが、この間も、江南市は御承知のように平成15年から耐震診断が始められて、それに伴って改修も行われておるということであります。 この間でも、平成17年には法律の関係で江南市の耐震改修促進計画、これが今、建設水道委員会でこの前報告いただいたことも我々も受けたわけでありますが、そういう形で今進められております。最近でも、この平成19年では、いわゆる従来はとりあえずそういうニーズで、希望があれば診断を行って、診断結果によっては工事が必要な場合は工事をやるという形でやってきたわけでありますが、平成19年度は一斉に昭和56年以前の建物の所有者に対してアンケート形式でそうした案内も含めて送られて、この計画案に見ますと申し込みが1,007件あったということで、こちらのデータが間違っておれば訂正してもらえばいいんですが、平成15年からだけでこの平成18年度までのいわゆる予約件数というのは935件でありますから、それにほぼ匹敵するぐらいの数がこの平成19年度はアンケートをお願いしていただいて行われました。そういう形で申し込みがありました。 この耐震診断が実際行われまして、いわゆる現在の基準であります、正式に言いますと、江南市の条例でいきますと、間違っておるといけませんので確認で言いますと、いわゆる愛知県の木造住宅耐震診断マニュアルという形の総合判定がありまして、この総合判定が1.0未満とされる場合は当然改修が必要になるわけで、倒壊の危険があるということでありますが、そういう形でこの間の平成18年度までの資料がつくられましたが、平成15年から平成18年の4年間で実際の診断が行われた件数と、いわゆる1.0未満の件数ですね、それが一体何件があって、じゃあその、本来1.0未満ですから「工事が必要」という判定でありますが、その中でこれまでの耐震工事が行われた件数、ちょっと参考にお聞きしたいんです。
◎建設部長(石川勇男君) 江南市の木造住宅耐震診断事業は、今議員御指摘のとおり、平成15年度より実施いたしておりまして、平成18年度末までの実施件数は798件でございまして、今おっしゃったような内訳でございますと、そのうち判定が「安全です」とされる総合評点、これは1.5以上、先ほど総合評点とか構造評点とかいろいろございますけれども、愛知県は総合評点というような言い方をしておりまして、その総合評点1.5以上は11件でございます。それから「一応安全です」とされる総合評点1.0以上1.5未満が160件、それから「やや危険です」とされる総合評点が、先ほど申してみえましたけれども、0.7以上1.0未満は247件、それから「倒壊の危険があります」とされる総合評点が0.7未満ということで、1.0未満は合計で247件と380件を足していただきますと627件ございまして、その627件で平成18年度までに耐震改修をされた方は76件で、全体の12%でございます。
◆23番(東義喜君) この耐震改修の計画案、促進の計画でも、平成27年度を目標にこの安全な家屋を確保しましょうということで、これは単に個人の住宅だけではありませんね。当然、公共施設もあります。あるいは沿道といいましょうか、避難のために必要な道路を確保するために、沿道の家が倒れてはいけませんわけですから、そういう沿道の建物についてもきちんと補強工事を行うということが、大まかに言いますとそうした形で耐震の計画を持っていこうということでありますが、私が今回お願いをしたかった問題は、この促進計画案でも指摘がありますし、今までも江南市でもいろいろこの工事をやる上で問題になったのは、結局費用が大変かかるんですよね。江南市は愛知県と協力のもとで60万円の補助を出しています。でも、実際には江南市の例でいくと、これまででも大体200万円を超えるんではないかと、工事費としましてね。そうすると、補助を60万円受けても、あと百数十万円御本人は負担をしなくちゃなりませんから大変だというのがもともとありましたし、この促進計画の策定の中身を見ましても、全県の費用が出されています。この全県の費用でも、愛知県下の中でも民間住宅の耐震改修に要する費用は平均で174万円ということでありますから、改修費補助を受けても大体自己負担で100万円を超えてやらざるを得ないというところで、先ほど紹介していましたように、平成18年度までの実績でも本来対象になるところは12%ぐらいしかできていないというのは、なかなか費用負担があるというところがあるんですね。 それで、このコストを何とか下げておきたいというのがまず一つはあるわけでありますが、この促進案の中にも、低コストの耐震化工法の普及も必要だということも指摘をしています。その中で、やはりそういう建物の耐震改修を促進していくためには、やはり所要コストを下げることが必要だということで、この中でも、低コストの耐震改修工法の開発及び普及が強く望まれますということで、愛知県だとか名古屋市だとか、いろんな大学だとか建築関係団体によって愛知県地震災害軽減システム研究協議会というのがつくられて、この低コストの工法を開発しようということがやられていますが、これはまずちょっとどこら辺まで進んでおるかわかりますか。
◎建設部長(石川勇男君) そちらに掲載させていただきました内容ぐらいで、それの答申が出ているとか、その辺のところはまだ情報が公表されておりませんので、今後また連携していろんな情報の把握に努めたいと思っております。
◆23番(東義喜君) 少なくとも現在まだ、そういう提案はされて考え方も方向性は決められていますが、残念ながらまだそこまで具体的になっていないというのが現実だと思うんですが、それで、私の方で今回お願いしたいのはどういうことかといいますと、江南市の場合、全県的にそうでありますが、いわゆる1.0未満というのが危ういとか、あるいは0.7以下ならもっと倒壊の危険もあるということになりますから、江南市の場合の耐震改修をやる場合には、この1.0の基準を超えるような評点になる改修工事というのが基本であります。全県的にも多分そうでありましょう。 それで、私がお願いしたかったのは、何年か前にもこの改修工事のことで相談を受けた方があります。ひとり暮らしの方でありまして、建物が古いわけですよね、長年住んでみえますから。診断もやってみれば、当然必要な建物だと。それで、自分は、命を守るということでいきますと、その家全部を直さなくてもいいんだと、例えば。ふだん常時自分が暮らしている居間なら居間の部分、あるいは寝ているときに起こってはいけませんから寝室の部分、そういう部屋、部屋の部分で、部分的な改修工事ではやれませんかということになるんですが、トータルでいくと1.0は超えないわけでありますから、部分的に改修したいだけでも。だからこれは対象にならないんですよ。 それで、もともとこの耐震工事を進めていこうということでは、一つはもちろんあの阪神・淡路が一番大きな事の起こりであります。あれで建物倒壊、あるいはそれによる火災だとかで多くの人命が奪われました。その中で、きちんと身の安全を確保するためのいろんなさまざまな方策、対策がとられています。個人の住まいでいけば、例えばこの間でも、いわゆる家具類などの倒壊を防ぐための措置をやりましょうと、そういうこともやってきています。市も補助を出してやってきています。 私がお願いしたかったのは、この耐震改修の総合評点1.0未満という基準がありますが、例えば、部分的に改修しただけでは多分1.0を超えませんが、少なくとも現状が例えば判定が0.5と出たと。その場合に、上乗せができたよと。例えば0.7上回りました、0.8に上回りましたと。部分的な部屋を改修すればですが、それは可能なんですね。そういうところにこの改修工事の対象を広げられないかというのが一つの私の要求であります。 二、三例を紹介いたしますと、これは当局にも話をいたしましたが、東京の墨田区の例で、私はたまたまこれは、ことしの1月の例の阪神・淡路大震災のあった日に、よく特集番組が組まれるわけでありますが、その中でテレビ放映がやっていた中身でありますけど、そこで今のような例であります。やはり住民の安全、生命の安全を守りたいということで、どうすればいいのかというところの中で、トータルで1.0というんじゃなくても、現状が少しでも、部屋の一部の改修、柱を補強するだとか、そういうことでも対象にして、やはり身の安全を守る方策が住民から寄せられればそれに対応しようじゃないかということでやられています。ですから、ここの場合は2通りですね。本来なら江南市でもやっておるような総合判定が、つまり1.0未満のものが1.0以上になる場合の補助対象、それからもう一つは、当然1.0未満にはなっておるままですが、現在例えば0.5と評価されたやつが0.7に上がりました、あるいは0.8に上がりました、1.0は超えていませんけど、こういうものも対象にしましょうと。そういう2段構えでやっておるんですね。 ですから、そうすると少なくとも自分の身の安全を守りたいなという方たちの要望にこたえる方法が少しは開けるんではないかと私は思うんでありますが、この場合に、当然、愛知県の補助も受けて江南市はやっておりますので、当然、県とのかかわりが出ます。私がお願いしたいのは、従来は県が30万円、市が30万円で60万円でしたが、途中から国がそこに補助を出してきまして、15万円出してきましたから、県と市で負担をするのは45万円で、その半分ですから、江南市は22万5,000円で今負担がおさまっておるんですよね。江南市が負担をする分だけの範囲だけでも例えば対象にすれば、県との関係でそう無理ではないという私は気がするんであります。 先ほど墨田区の例を紹介いたしましたのは、そこも分けています。東京都との合体でやる場合は金額が多いんです。でも、独自の部分については低いわけでありますが、ただ、そういった1.0に満たなくても、少しでも改善が進んで身の安全を守る方策がとれればやろうじゃないかということで対象にしています。そういうことが江南市ではできないのかということです。どうでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 御指摘の内容に似た例では、1月の中旬ごろの新聞にも、安城市さんが0.1ポイントでも上がれば独自で30万円というようなことになっておりますけれども、江南市につきましては、今後、先ほどのいろいろな協議会もございますし、愛知県などと連携いたしまして、低コストの耐震化を少しでも前へ推進していただくように、県内の市町村などの動向も見ながら、現在のところはいろんな面で調査・研究させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆23番(東義喜君) 県の動向を見るという話じゃないんですよ、これはね、要は。判断なんですよ。今、安城市さんの例が出ましたですね。例えばほかにもありまして、これは大船渡市の例です。ここも2段構えでやっております。ここもいわゆる確かに1.0以上という場合も対象にしていますが、ここの場合は、例えば施工前に比べて0.3上がれば対象にしましょうということもやっています。これは独自の判断なんですよね、ある意味では。 それで、一番のポイントは、自分たちの生命を守れるような方式をとりたいというときに、いや、全部直さな、1.0を超えんとだめだよなんて言っておったんでは、このせっかくの改修をしていこうという趣旨から、あの阪神・淡路で大変な被害を受けて、家屋が倒壊する建物の被害があったという中で、命が奪われるということをなくしていこうというのがもともとの趣旨でありますから、そういう点でいけば、私はこういうところに幅を広げるという形で、やはり昨年も北陸関係で、市長さんのことしの年頭の所感、年頭のあいさつの中にも指摘がありましたですよね。広報に出ましたけど、昨年はあちこちでも地震が起きたということで大変だよという話がありました。現実にこれは起こり得る話なんですよね。だから東海地域はこういった計画を立てておるわけでありますから、そういう点でいけば、私はこの幅を広げることについては何ら問題がないという気がするんでありますが、どこにネックがあるか、どこに問題があるか。 といいますのは、工事をやるために、やはり負担が大変ですからなかなか手をこまねいてしまうんでありますが、自分が常時おるところ、あるいは寝室だけでも直しておきたいということは非常によくわかる話なんですよね。そこに対象を広げるということと、もう一つは、これまで私どもは、いろんなリフォーム工事なんかがありますね、改修工事。例えば高齢者や障害者向けに手すりをつけたりだとか段差をつけるという工事、そういう工事には市内業者を優先的に使っていただければ補助をしましょうという制度はつくれませんかと言ってきたんですね、私どもは。その中には、例えば下水道工事も私は含まれておると思うんですね。市内に下水道を普及していく上で、下水道工事を市内業者でやっていただければ補助をしましょうだとか、あるいはこの耐震改修工事もそうであります。耐震改修工事を進めていく上で、幅を広げて、市内の業者でどんどん使っていただいて補助もしましょうということも、もう一方でこの間言ってきました。 そういうこともある中で、せっかくのこういう補助制度で身の安全を守ろうという制度がつくられておるわけですから、私はこれは、市の判断だけでやれる範囲の部分については門戸を広げてちゃんと改修に応じましょうという姿勢を持つのは、市民の安全や、あるいは安心を考える上で大事な問題だと私は思うんですよね。そういう点でいけば、これは県下の動向を見てなんていう話じゃなくて、積極的にどう対処していこうかということをやる方向が本来ではないかと私は思うんでありますが、どうでしょうか。
◎副市長(陸浦歳之君) 今、墨田区だとか安城市の例もありましたけれども、基本は県制度にのっとっていくということのほかに、それはそれといたしまして、完全に家がつぶれなければ命が助かる部分が、一部の補強対策でそういうことができるわけですので、一度、独自ですので、一遍研究させてもらいます。
◆23番(東義喜君) せっかく江南市、ほかを見ておりますと、60万円丸々出すでしょう、江南市は。丸々出すと言うと変だけど、ほかだと絶対工事費の半分しか出さんとか、半分で上限60万円でありますから、そういう点では江南市は利用者に対しては非常に手厚くなっていると思いますよ。そういう声は聞きます、他の近隣の市町からお聞きしますとね。それをさらに一歩踏み込んで、広く、これは単に住民の方たちの命を守るという話だけじゃなくて、地域の活性化にもつなげていきたいという私は思いが前からあるもんですから、そういう点でいくと、仕事を確保していくという路線もつくっていく。そういうことも含めて、こういう形で本当に市民の暮らしを守るということとあわせてやっていきたいということでありますので、そういう観点からもぜひ研究していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次の問題に移ります。 これまでも、次の通告は国保税の減免制度の拡充という問題を書いておりますが、これはきょうは、一番近いところでは昨年の12月の議会でもお願いをしました例であります。いわゆる江南市の場合の国民健康保険税の場合でいきますと、これは皆さん御承知のとおり、例えばこれは250万ぐらいの若い世代でも大体二十数万円、三、四十万円と言ってもいいでしょう、約1割近い負担がある。だから大変厳しいわけですが、国保税というのは。その中で、一定の仕事が少なくなったとか、さまざまな今状況がありますから、所得が減った場合に減免しましょうという制度であります。 ところが、市の制度でいきますと、前年所得から3分の1減ればまず対象ですよというんでありますが、ところが、それがなかなか、江南市は生活保護基準より下回っても3分の1減らなければ依然として課税はされるわけでありますから、片やもう非課税の世帯になっているという所得に落ち込んでも現在の減免基準でいきますと対象にならない、そういうことを指摘いたしました。 その中で、ぜひ江南市の場合も、そういう逆転現象が起こってはいかんわけでありますから、非課税部分ということがあれば、その所得に応じた形の減免対象にしていくと、そういうことをぜひつくってもらえませんかということでお願いをしました。その後検討していただいてどうでしょうか。
◎副市長(陸浦歳之君) 昨年の12月議会の折にも、所得が生活保護基準以下に減少した場合に減免対象にならないということで、その後いろいろ検討いたしております。実際に、御意見にありますように、所得が減少して生活保護基準以下になっても国民健康保険税の減免対象にならない事例というのはございます。一定の基準を設けまして、減免の対象にいたしてまいりたいと思います。県下でそういった各市町も同じような事例はあるんですけれども、まだどこも基準が設けられておりません。江南市でそういうものをやっていこうということですので、一度、納税者の方々の理解も得られる形で、基準づくりを早速作業に入っていきたいと、こんなふうに思います。
◆23番(東義喜君) ただ、たまたま愛知県下ではなくても、全国ではもう進んでおるわけですよ。その例を紹介してきたわけですから、関東でもそうでありますし、神奈川県だとか東京でも大分進んでいますし、関西方面でも進んでいます。そういう点でいくと、片や生活保護の所得ランクで非課税にしておいて、それが下がっても免除もされない、減額もされないんでは本当におかしいわけでありますから、そこは整合性を持たせるということでいけば当然、そういう観点からお願いしたいという思いがありますので、よろしくお願いしたい。
◎副市長(陸浦歳之君) 研究させてもらうと、研究というよりも、やっていきますということも御答弁申し上げていますので、基準づくりにしっかり取り組んでまいります。
◆23番(東義喜君) お願いします。 もう1点、国保の関係で、これは税の減免の制度の拡充ということでいよいよ実施がされると思いますが、もう一つは一部負担の減免でありますが、窓口負担ですね。窓口、国保は3割負担でありますが、所得が低い場合になかなか窓口負担が大変だというのも一方ではあります。さまざまな制度がありますよ。高額であれば、当然、高額医療費の範囲を超えれば、今、償還払いも含めて、今は現物支給もやっていますから、そういう形で対応していますが、しかしそれでも、それになかなか該当しない場合、生活が大変なときに一気に医療費が上がってしまったというときに、それを救済できる措置が国保法にはあります。44条でありますが、江南市もそれに伴う制度ができています。条例上は44条に基づいて、一部負担、窓口負担についても所得が少なくなった場合は対応しましょうとなっていますが、それはあくまでも非常に明確な基準がある内容にはなっておりません。そういう点でいけば、この部分についてもきちんとした、例えば一定の基準が該当すれば対応しますよという形で、ぜひこれもそうした一部負担についての基準もお願いしたいと思いますが、これはどうでしょうか。
◎
健康福祉部長(大島茂樹君) 一部負担金の減免及び徴収猶予でございますが、ここ数年事例がないということで処理したことはございませんが、基準につきましては各市を参考にいたしましてよく検討させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◆23番(東義喜君) 病院の窓口での話でありますから、私も直接相談を受けたのはこれまででも2件ぐらいであります。それで、確かに当局と話をしましてこの制度を利用して対応したことがありますが、その場合も、なかなか知られていない部分があるんですね、こういうことができるということがね。これもぜひつくっていただいて、広く知らせていただいて、今、社会的にも格差の問題、貧困が問題になっていますけど、いろんな形で救済できる部分はきちんと、本来法律できちんと守られていますから、それをぜひ実現していきたいと思います。 それから次の問題は、同じように国保税の減免だけではなくて、この間も、これは昨年の9月議会だったと思いますが、住民税の関係でも減免制度の拡充をお願いしました。あのときも、ちょうどひとり暮らしの女性の方の例を紹介いたしまして、この方の場合でも、江南市は市民税の場合は前年度所得が2分の1になりますと減免の対象にするという制度になっていますが、なかなかこれがそこまでいかない場合に救えないという場合と、あるいは前年度所得が250万円というふうに切ってありますから、それを超えておる場合は対象とならないだとか、幾つかありました。 そういう形で、この住民税の減免制度についても、ぜひそうした非課税になる世帯との矛盾も極力ないように、救済できるようにと、そういう形でもお願いをいたしました。これは昨年の9月にお願いをして、一度研究していきたいということになっておりますが、これについてのことはどうでしょうか。
◎副市長(陸浦歳之君) 議員は9月とおっしゃっていますけど、6月でありまして、市民税の減免基準の見直しについての御意見をいただいております。 現年所得が前年に比べて著しく減少する方につきましては、御意見にありますように、大変な状況でございます。昨今の雇用形態、あるいは経済情勢から、雇用者等の収入所得が非常に不安定になっておりますのも事実でございます。いろいろ検討をさせていただきまして、所得減収による減免制度における所得基準を、現行の前年所得250万円以下を300万円以下というふうに拡充をいたしまして、当該年の所得が前年度に比べて2分の1以下、これは地方税法の規定する額でございますが、125万円以下に減収する方につきましては所得割額の100分の50を減免し、さらに4分の1以下に所得が減少になる方につきましては所得割額の全額を減免するよう改正をいたします。よろしくお願いいたします。
◆23番(東義喜君) それで、今、前年額が250万円から300万円に引き上がるわけでありまして、対象が広がりました。それからもう一個、激変する場合も対象にしましょうということでありますが、ちょっと確認しておきたいんですが、私が昨年の6月議会で例を出した例というのは、2分の1減少にならないと対象にならないもんですから、2分の1に目いっぱい減る前に、それでもいわゆる生活保護世帯よりも低くなってしまう例を紹介したんですよ。そういうことなんですよ。 それで、ちょっとお聞きしておきたいのは、今回、いわゆる250万円を300万円に引き上げていただきました。当該年中所得が2分の1以下で125万円以下に減少すると認められるものという言い方でありますから、2分の1がまず減らなくちゃならない。125万円というのはいわゆる非課税限度額という形でいいかと思うんですが、その場合は当然認めましょうということになるんですが、この場合、ですから2分の1にならなくても、例えば125万円以下に下がったら認めましょうというふうな解釈はできないんでしょうかというのが一つあるんですが、どうでしょうか。
◎総務部長(安達秀正君) この減免制度は、激変緩和ということが主体であります。したがいまして、150万円の方が125万円になったというのは激変ではありませんし、当然、前年所得に対して市県民税がかかってまいりますので、払っていただくのは当然でありますけれども、そうした前年課税と当該年度というこのバランスがあって、やはり激変した方は払いにくいだろうと。こうしたことで減免制度が持たれておりますので、やはり県下の状況を調べましても、近隣でもやはり激変というのは2分の1であります。そして4分の1ということで、もっと激変した場合には、少しお金が、本年所得が高かろうが100%減免すると。私どもはそうなっていますけれども、他市の例は2分の1、そして下限は125万円がマックスだと思います。そして減免は50%程度であります。 江南市はそれを、より激変緩和措置をやるために、200万円以下の2分の1の方は全額、そして今回250万円を300万円ということでありますけれども、これはやはり現実に市民の方が見えましてそんなお話も伺ったという状況と、各市の状況も踏まえまして、今回250万円から300万円にさせていただいたわけでありますけれども、やはりその2分の1の基準、そしてどこまでかということで、今回300万円の2分の1としますと150万円になってまいります。150万円ですと給与月額が20万円、125万円ですと給与月額が17万円ということで、この2分の1とその最低の125万円、ここら辺のバランスの話であります。激変は2分の1、そして、やはり払えないなというのが125万円以下ということで考えさせていただいておりますので、150万円が125万円と、こういった方は対象にならないということでございます。
◆23番(東義喜君) ベースが125万円以下ということに水準を置きましたので、そういう考え方で一つの整合性はあると思いますけど、ただこの問題は、どうしても所得税と住民税の大きな違いがありまして、前年所得に応じてことしというのがあるわけですから、どうしてもそういうことが起こりますので、これは引き続き検討していく内容だと思っていますが、ちなみにちょっと聞いておきたいんですが、今回この対象を広げることによって、じゃあ税収の問題で一定の影響を受けるわけでありますが、その辺は試算はしてみえますか。
◎総務部長(安達秀正君) 平成20年度1月末現在では、現在のままの減免状況は45件で96万7,000円であります。今回300万円に改正いたしますと、詳細な比較はちょっとできておりませんけれども、現行の約1.5倍になるだろうと思っております。
◆23番(東義喜君) 全体の税収から見れば影響そのものはそんなに大幅な影響が江南市にあると思いませんので、より本当に対象の方、今回、枠を広げていただきましたし、対応する内容も少し枠を広げてもらっていますから、これは引き続き検討をお願いしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次の問題に移りますが、通告で「ごみの減量」というふうに書いてありますが、ちょうど一昨日もごみの焼却場がいよいよ建てかえが、この間いろいろと事情があってなかなか建設がおくれて、他の市町との協力でやるということですから、さまざまな理由からおくれておって、ただもう一方では焦眉の課題として、これは本当に早くやらなくてはならないということが課題でありますが、そういう中で、この間、江南市の場合は、ごみ問題については本当にいち早く、今の資源を無駄にしない、資源を生かしていこうという趣旨で分別回収に早目から取り組んで、ごみ減量の問題でもさまざまな形で取り組んできています。 江南市の場合だと、生ごみに関して言えば、いわゆるボカシなどでの処理だとか、あるいは自家処理そのものもありますし、あるいは生ごみ処理機でという方式もやっていますが、そういう中で、今回通告をいたしましたのは、いわゆる生ごみの堆肥化という形式のごみの減量ということを提案したいという問題であります。 それで、ちょうど私どもの当議員団の会派の研修で、視察の中で、栃木県の芳賀町というところの、そういう循環型のまちをつくろうということでの視察を行ってきました。 ここは、もともと農家の方がその農業をやる中でいろんな循環をまち全体でつくれないものかということで取り組まれたわけでありますが、例えば生ごみでいきますと、江南市のやり方は皆さん御承知のとおりでありますが、当然その生ごみは家庭から出ますが、ここは特定の、いわゆる集合住宅のところ、例えば自分のうちに土地がある方はそこで処理できるわけですから、そういう方じゃなくて、なかなか処理がしづらい方々の住宅地を対象に例えば生ごみは収集をしてくるだとか、あるいは事業所の生ごみですね、そうしたことも収集をして堆肥化にしていこうということでありますし、あるいは酪農家から牛ふんなど、あるいは鶏ふんもあると言っていましたが、そういうものを受け取って、それもこの堆肥化にまぜています。市内には酪農の業者は今は3業者と聞いていますが、それぞれがもともとは自分のところでやっていて、周りに家ができてきて、周りから牛ふんに対するいろいろ苦情もあったりするわけですから、生産者としては非常にその対応には苦慮してみえるわけですけど、それは生活の場でありますから、なかなかそれはやめるわけにはいきませんから、そういうものに対応もできるという形で、ここはそういう牛ふんもそこの中に持ち込んでやっています。 それから剪定枝もあります。江南市は、今、剪定枝は、やはりごみの量をふやしてはならないだとか、燃やす量を減らしたいということで、結局は剪定枝をわざわざ集めてよそのところの業者へ持ち込んでこれを処理しておるというのがあります。この間、私の方も、市が生み出す剪定枝、公園が生み出したら公園の中で本当は処理してはどうかだとかやってきましたけど、今、幾つかの形で、剪定枝もそういう形で外部に処理をせざるを得ないという状況になっています。ここの場合は、この剪定枝もここは持ち込んで処理をしております。 そうした市内から、つまり町内からですね、ここは芳賀町でありますから。そこから出るそうした生ごみから牛ふんから剪定枝から、そういうものをすべて自然に帰そうということで、最終的には堆肥、肥料にして、これをまた地元の農家がそれを受け持って、そこで生産をして、野菜から米から、すべてのものの生産に使って、それを今度は市内の飲食店の業者、あるいは学校の給食にも提供しようという形で、今そういうサイクルができつつあります。そういうところの町を見てまいりました。 そういう形で、今、出るものは何とか処分ということで大変でありますが、そういうものを生かす方向で、私はこういった方向も江南市もやはり、今、何でもかんでも燃やせばいいという時代ではなくなってきました。ただ、今はそれでそれで対応を迫られておるわけでありますが、地球温暖化の問題だとかさまざまなことを考えますと、いわゆる市独自ですべてのものが何とか処理できて、そこで責任を持って対応していくというサイクルをぜひつくっていきたいものだという気がしておるんですが、そういう形で、今後の問題として、当然、江南市もこういったことをやはり事業展開なり、あるいは市の方針として持っていく私は必要があると思うんですが、その辺はどうでしょうか。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 生ごみの堆肥化問題については、以前から御質問いただいておりまして、その答弁といたしましては、なかなかいろんな問題を抱えた状況の中で、市内での実施については非常に難しいというような御答弁を申し上げてきたところであります。 今議員がおっしゃいましたように、地域での取り組み、そして地域内で資源の循環を行っていくと、こういったことは非常に江南市の方針としても合致しているところであります。そうしたことで、できれば、できればですが、例えば農家だとか、そしてまたは畜産業をなりわいとしてやってみえるところなど、そういったまとまりのある地域の中で、できれば、市としても支援をしていきたいと思いますが、できればそうした地域が自主的な取り組み、こういった形でやれるのが一番いい方法ではないかなと思っております。ですから、そういった取り組みに対しては非常にいい取り組みということで市としても支援をしていきたい、またそういったことを今後よく勉強も調査・研究もしていきたいなと、こんなふうに考えているところであります。
◆23番(東義喜君) きょうは市に対しての私は要求したわけでありますから、行政側が本当にこういう姿勢はどう持つかということもあると思いますが、たまたま例を紹介した方は民間の個人の方がまずやりかけたわけでありますけど、そういう意欲でね。でも今はこの芳賀町そのものがこうした影響を受けて、かつ芳賀町そのものも、他のいろんなプラスチック類だとか、さまざまな、江南市が取り組んでおるような、それについてはもう対応をしています。そういう中で、こういったものも一環としてその中へ組み込んで、それこそ町全体として一つの循環のものの形式を確保しようという取り組みに発展をしておるわけでありますから、そういう点でいくと、これもやはりこれからの社会としては、こういう方向をやはりきちんと見きわめた形、見据えた方向で私は必要だと考えていますので、今はさまざまな分野でそれぞれの処理だとか、それぞれで苦慮しておる実態があるわけでありますが、そこのところを総合的に対応できるようにぜひしていきたいと。だから、剪定枝などもわざわざ外まで持っていって処理をしておるわけでありますから、そういったことを含めて、本当に自分たちできちんと責任を持って対応しようということをぜひ意識して取り組んでいただきたいと思います。 次の問題へ行きます。 次の問題で、文化会館の利用料金の問題で通告いたしましたが、これはちょっといきさつがありまして、ちょうど平成18年から市民文化会館が指定管理者になりました。平成18年4月からなったわけでありますが、その前年の平成17年12月に、この文化会館の当時は使用料、その後は利用料金に改められたわけでありますが、いわゆる民間がやるということでそういうふうに形式がなったわけですが、その中で、いわゆる使用料金について、非常に極端に料金体系と、それから大きな問題は、いわゆる還付であります。つまりキャンセル料ですね、キャンセル料が大幅に変わりました。 改正前にどういう状況だったかといいますと、例えば文化会館の大ホール、小ホールの場合、15日前までに取り消した場合は100%還付した。つまりキャンセル料は取られませんということですね。1週間前、7日前までに取り消した場合は一応50%ですよということにもともとありました。それから、その他の施設、いわゆる会議室がありますから、その場合は前日までに取り消した場合は100%、前の日に断ってもキャンセル料は取りませんよという、そういう利用者に対して非常に緩やかな形で対応する体系をつくってきました。 ところが、指定管理者制度になる直前の12月のときに、例えば大ホール、小ホールにつきましては、60日前までに取り消した場合は90%、つまり1割取られるんですね。それから40日前までに取り消した場合、だから40日前ですから、1月前になってしまった場合は70%ですから3割取られますよと。20日前までに取り消した場合は30%ですから7割取られるというふうに変わった。ですから、例えば1月前に取り消すとこの「20日前まで」に該当しますので、1月前にちょっと変えたいわといって電話しても、はい7割取りますという制度に切りかわりました。その他の施設、これは30日前まで、1月前までに取り消した場合は還付が1割と。20日前までだと、これは還付が3割で、10日前だと7割還付というふうに切りかわりました。 当時、これは指定管理者をやっていく上でいろいろキャンセル料についても見直しが必要かという議論があったわけでありますが、そこで、もう一度私は見直しする必要があるんじゃないかという気がします。 要は、近隣の中でも、一宮市だとか小牧市だとか犬山市の例は江南市よりももう少し緩やかであります、実際のところはね。稲沢市などは江南市にほぼ近くて、江南市よりもまだ厳しいところがありますが、むしろどっちかというと緩やかなところが多いわけでありますが、一つは、例えばこの小ホール、大ホールの場合でも「40日前まで」という言い方ですから、1月前ではもう7割取られるわけでありますから、こういったものはもう少し緩和できないものかということだとか、あるいは、もともとは江南市の場合の文化会館は8ヵ月前に申し込みができますよね。8ヵ月前に申し込みでありますから、早目に申し込んでということでありますが、せめてもともと当初このせっかく会館を開設したときの趣旨を生かして、いわゆる例えば半年とか2月とか3月とか前だったら100%返しますよだとか、せめてそうしたもともとの趣旨に沿った形の見直しを検討すべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
◎教育次長(尾関晴紀君) 市民文化会館の今の利用料の還付の関係につきましては、議員言われますとおり、これは平成17年9月の定例会でございます。指定管理者の指定についてなどの議案を提出させていただいた折に、議案質疑の中とか委員会の中で、議会サイドよりキャンセル料を設定したらどうかという御意見をいただきました。それに基づいたと言ってはちょっと語弊がございますけれど、それに基づきまして、以後、近隣市町の文化会館等を調査いたしまして、12月の委員協議会にも報告し、進めてきたものでございます。このような経緯で現在の還付率になっておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。
◆23番(東義喜君) だから、もともとの経緯は今次長さんがおっしゃったとおりでありますが、だから、実際に利用者に対する対応として、もともと江南市が文化会館をつくったときの趣旨が設定時のときにはありますから、ぜひそういう精神も生かしていただいて、もう一度改めて検討をし直すことをちょっと要求しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。そういうことであります。 次の問題に入りますが、ちょっと施政方針の問題でお聞きをしておきたいんでありますが、一つだけでありますが、施政方針の中で、平成16年度から構造改革を進めて、さまざまな改革による新たな行政運営の基盤づくりを進めてまいりましたということで、そして、さらに今後10年間の戦略計画が昨年の定例会において議決をされたということで市長さんは述べてみえるわけでありますが、ちょっとまず確認をしておきたいのは、この新たな行政運営の基盤づくりということでありますが、この新たな行政運営の基盤づくりというのは一体どういうことをイメージするのかをちょっと確認したいんです。
◎企画部長(船橋憲次君) このさまざまな改革といいますのは、今まで進めてまいりました構造改革そのものでございます。江南市戦略計画の将来像でございます豊かで暮らしやすい生活都市の実現をするために、この戦略計画の成果体系に合わせました、社会状況や市民ニーズを把握しながら、PDCAのマネジメントサイクルを回せるシステムと組織をつくっていきたいということでございます。そして、このシステムをつくる過程の中で財政の健全化を図ってまいりたいということでございます。そして、この一連の改革の中で、行政評価や戦略計画をつくる過程で職員の意識改革を図ってまいったということでございます。
◆23番(東義喜君) この行政の基盤づくりというのは、意識づくりのことですか。
◎企画部長(船橋憲次君) 職員の意識改革ということも大きくございますが、特にはPDCAのマネジメントサイクルを回しますシステムと組織づくりということでございます。もう一つは、安定した財政基盤をつくってきたということでございます。
◆23番(東義喜君) 安定した財政基盤をつくってきたということでありますが、それでちょっとお聞きしておきたいのは、一つは、この間、この構造改革路線の中で集中改革プランというのが取り組まれて、いわゆる幾つかのテーマでやってきたわけでありますが、この5年間で計画では108人の職員定数を減らそうということで取り組まれて、現実にはそれを上回るスピードといいましょうか、既にこれまでも市長さん御自身も1.5倍で進んでおるよということで表明されたわけでありますが、この集中改革プランで108人という計画がありますが、それ以上に今はやめています。 3月の補正でも、今回53人だったかな、本来の定年の方は30人ちょっとですから、それ以上に人が退職するという事態でありますが、現在、職員数の1割とは言わないでも、それに近いような数がやめられるわけでありますけど、その問題で、将来のことをちょっと、職員の形態のことを確認しておきたいんですが、いずれこの江南市を将来的に担っていく世代になる方たち、若い人たちの話でありますが、全体の職員数で、これは平成19年の4月1日時点での資料でありますが、ほぼ1年前でありますけど、例えば40代の前半のところの数が10に満たない年度が何人か見えるだとか、それから一番若いところ、20代の前半、20歳から24歳のところは、ここも一番多い24歳の方でも8名とか、その次は4名、その次は5名、あとは1人、1人だとか、そういう時期がずうっと五、六年この状態になります。あるいは、今、保育園の民営化が問題になっていますが、保育職の場合でいきますと、例えばこの40代の前半のところは全く人を採用していませんでしたから全くゼロが続くという形だとか、最近では例の民間委託の関係で人は1人しか雇わないとか、そういう形で削減をしてきました。 それで、この5年間で108人という計画を一方では持っていますが、実際に職員体系のことを考えた場合、将来の江南市を担っていく方たちのことを考えた場合、そうした人員配置の問題、あるいは人員の確保の問題というのを実際今どう考えておるのかということをまず一つお聞きしたいんですが。
◎企画部長(船橋憲次君) 特に事務職におきまして、福田市政のころでございますが、10年ほど全く職員をとっていない時期がございまして、当然その弊害に対します対策はとらなきゃならないということでございまして、その部分につきましては、先ほどもちょっと申し上げましたが、新たな組織をつくるということと、グループ制だとか、仕事のやり方を変えながらその対策はとってきております。そういうことで対応できると考えております。 そして、将来の職員数のことでございますが、市の経営方針は当然今のところ変えることはございませんので、今後の事務量のあり方だとか、事務のやり方だとか、それから組織、そういうものを検討しながら最終的な人数を決めてまいりたいということでございます。 そして、職員数にいたしましても、現在、平成22年度につきましては集中改革プランでは648人を想定いたしておりまして、その半ばでございますので、今のところは想定の範囲内ということでございますので、よろしくお願いいたします。
◆23番(東義喜君) ことし4月から例の新しい体制ができるわけでありますけど、それで、今ちょっとその将来の職員の問題についてはどうも明確でなかったわけでありますけど、現状はその新しい体制のもとでの人の配置というのは、それはそういうことでしょう。そうやってやらざるを得ないわけですから、現状は。しかし、将来的なことを考えた場合、全く人をとらなかった時代もあったりするところが今あるわけでありますから、それは本当に今の段階できちんとそういう計画も見据えたものを本当に持たないと、やはり地方自治体の責任を果たしていくということではこれはやはりやっていく必要が私はあると思いますので、それはぜひ、単に今の人の配置だけで済ませるという話じゃなくて、それはぜひ検討していただきたい問題だと思いますね。 それからもう一つ大きな問題は、集中改革プランの中で、いわゆる幾つかの定数を減らすという中でのアウトソーシングという考え方のもとで、その中でこの間の老人ホームの委託の問題や、その前の文化会館や、あるいはすいとぴあ江南や図書館の指定管理者への移行はそういう中の一環でありますし、今回、保育園も1園民営化ということでありますが、あの集中改革プランで財政基盤をつくっていこうということで、そういうことも一つの大きな柱でありましたが、その中で、このプランそのものは一応5年間、平成17年から平成21年というもとで取り組まれておるわけでありますが、その中の一つの柱にもアウトソーシングがあったわけでありますが、この考え方というのは、集中改革プランというのは、国の方針があって、江南市もそれに沿って5年間をつくったわけでありますが、その後について、現在こういった一つの体制ができて、本来ここで公共の仕事はきちんと江南市が地方自治体の責任を持って、これ以上については当然アウトソーシングはせずにやっていくんだという体制を持つのか、その辺の今後について実際どういう考え方を持っておるかというのをちょっと確認しておきたいんですが。
◎企画部長(船橋憲次君) このアウトソーシングの基本的な考え方でございますが、これは集中改革プランのときにお示しいたしております行政サービスの提供方法の改革ということでございまして、もう一度確認いたしますと、市民等を対象とする公共サービスの提供に際しては、民間で効率的に効果的に実施できるものは民間へゆだねるという考え方でございます。市の関与は必要最小限にとどめると。また、市民の生活や地域における課題についての市の役割は、自助・共助を補完するものとして位置づけるということでございまして、今後におきましてもこの方針は変わらないということでございます。 特に協働、改革の進む中で、協働だとか業務委託、民営化、指定管理者制度などにつきましてのアウトソーシングにつきましては、再度、早急に検討する必要があるというふうに考えております。特に協働につきましては、地域内分権ということもございまして、地域コミュニティーの活性化だとか、実施地域の雇用などにつながりますので、強く進めてまいりたいというふうに考えております。
◆23番(東義喜君) 協働の部分というのは、普通は、地方自治体がいろんな形で住民の方たちと協力をしていくということは、これは前からもあるわけですし、当然やっていくべき内容だと思いますけど、ただ、アウトソーシングの考え方の問題でやはり一番問題だと私が思うのは、やはり従来公共の仕事を公共が担ってきたということが、この間の保育園の民営化の問題で、本当に保護者の皆さんの話を聞く中で一番実感いたしましたのは、公共団体だから安心してお願いできる、任せられるんだという、本当にそういう声が出されました。 そういう点でいきますと、やはり市民生活の安全だとか安心ということを保障していくというのがやはり公共の仕事でありますから、そこの分野を手放すようなことを私はするべきではないと思いますから、そういう点でいけば、やれることはやってもらいましょうという発想は、やはりそれは今いろんな形で破綻を私は来しておると思うんですよね。民間委託のあれはそういうことだと思いますから、やはり本来公共でやる仕事は本当に住民のセーフティーネットの役割を果たすわけでありますから、そこをやはり基本に置いた行政運営をきちんとやっていくべきだと思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。 (拍手)
○議長(沢田和延君) 暫時休憩いたします。 午前10時31分 休憩
--------------------------------------- 午前10時52分 開議
○議長(沢田和延君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 森 ケイ子さん。 〔24番 森 ケイ子君 登壇〕
◆24番(森ケイ子君) それでは、ちょっと通告の順序を変えまして、いつも最後、ばたばたっとしてしまいますので、厚生病院への、新病院へのアクセスの問題についてから伺いたいと思います。 いよいよ5月にオープンということになりまして、とにかく私、団地にいますと、とにかく会う人、会う人というぐらいに、どうなるのと。団地からの病院へのバスはどうなるんですかという、きのうもそれで大分話をしたんですけれども、そういう質問が相次いでおります。 今度発表されましたこのアクセスについては、布袋から厚生病院までのバスが出る。江南団地を中心に、その西の方からの人たちについては、愛栄通りで乗りかえて病院まで行ってくださいというのが一つの案、もう一つはいこまいCARの予約便ということがあるわけでありますけれども、この愛栄通りで乗りかえるという場合に、江南団地方面から来て、おりるのはバローの側です。そして今度病院に行こうとすると、乗るのは反対側に横断をして、魚仙の前にバス停がありますので、そこから乗ります。非常に交通量の激しい道路を横断しなければなりません。松竹住宅の場合ですと、いこまいCARで古知野南小学校前まで来て、これもやはり反対側に横断をしてバスを待つという形になります。大変交通量の激しいところを、特に古知野南小学校前、この辺でいきますと信号もないところであります。 そういう危険を伴っているわけでありまして、やはり松竹住宅、あるいは江南団地方面からの直接厚生病院に行く手段をどうしても確保していかなければならないと思うわけなんですけれど、今まで検討されてきたのは、一つは、一宮から江南団地に来るバスを病院までいわゆる延伸する、これが一番いい方法だというふうに私は思うんですけれども、この案と、もう一つは、この間、全員協議会などから話が出ております、いこまいCARを、布袋から市役所、市役所から体育館までのこの二つのコースが廃止されますので、このいこまいCARの定期便を松竹住宅、あるいは江南団地から病院まで走らせると。この二つの案があると思うんですけれども、何とかこれを5月のオープンまでに間に合わせる形でめどを立てていただきたいというふうに思うわけなんですけれども、いかがでしょうか。
◎総務部長(安達秀正君) 一宮から江南団地まで来ているバス路線があります。これを
江南厚生病院まで延伸できれば、松竹の方々、そして団地の方々が新病院へ行けるということであります。名鉄バスともこの件については協議いたしておりますけれども、延伸についての利用者が現在見込めないということで、名鉄バスサイドとしては大変厳しいという見方をしております。したがいまして、現在ではこの話は進んでおりません。 この路線は、一宮市と江南市を挟むということで、生活交通路線として国や県の補助対象路線となっております。これをもし延伸いたしますと、その路線の収支がどうなるかということであります。例えば延ばしたことによりまして収支が悪くなったとなりますと、この路線について県、国、そして一宮市と江南市で支えていくか廃止するかという論議にもなりかねないことであります。 したがって、一宮市さんに大変迷惑がかかるかなということでありますけど、利用客が見えればそれはそれなりに有効かなと思っておりますけれども、この5月から
江南厚生病院が高屋に開院いたします。4月から新設バス路線が運行されます。こうしたことで、地域の交通利用の体系が今後5月以降大変変化してくるだろうと思っております。したがいまして、上奈良、東野、松竹、江南団地の方々がどの程度現在の新設されるバスに乗り継いで
江南厚生病院を利用されたか、また現在ありますいこまいCAR(予約便)のデータを分析して、このバスの延伸が可能かどうか検討してまいりたいと思います。 したがいまして、データの蓄積が必要であります。現時点では、江南団地から昭和病院へ行かれる方、調査いたしましたけれども、1日6名の方ですから、往復で12名の方が乗られるということになります。12名の方が乗られて、バスが延伸できるかということもあります。もう一つは、いこまいCARですね。いこまいCARの方を考えてみますと、今、いこまいCARは1日17便です。今後、松竹とすいとぴあ江南コースは、朝1便、バスのつなぎのため1便増便しますので、35便走るわけですね。1車当たり1人と。ここら辺がメルクマールとしますと、1日当たり35人程度の利用客があれはこれは成り立つかなということでありますけれども、現時点で江南団地から昭和病院は12名であります。 ただ、この5月以降に新病院が開院いたしますとこの動きは変わってきますので、そうしたことで35名がおおむね確保できるということならば、いこまいCARは走らせますし、そのときにまたいこまいCARよりはそのバスを延伸したらどうだということで名鉄さんにも話はできますけれども、現時点ではそんなお話ができる状況ではないということであります。 なお、いこまいCARは現在30分間隔でやっていますので、1日35便ですから35名程度ですけれども、例えば60分間隔がいいのか悪いのかわかりませんけど、仮定の話ですけれども、そうすればその人数は半分になるということであります。いこまいCAR(予約便)の利用データ、これは現在1日当たり20人ですので、この予約便の人が全部厚生病院へ行かれたとしても35人には満たないという状況でありますけれども、全体の動きですね、バスの利用者、いこまいCAR(予約便)の利用者、定期便の利用者、この動きが5月1日以降変わってまいりますので、そのデータを蓄積いたしまして、今後の地域公共交通のあり方、簡単に言いますと、予約便の本格運行に向けての考え方の整理、そして定期便をどこまで回せるかということであります。また、新設路線もありますけれども、これがすいとぴあ江南までの延伸が可能かとか、おっしゃいます一宮から江南団地のものが延伸が可能かということ、こうしたデータを見て総合的に考えていかなければならないなと思っております。
◆24番(森ケイ子君) バスについては、今の話でもやむを得ないかなと思うんですね。実際に走り出した場合、延長した場合ですね、その後、利用状況を見て廃止というようなことになるともっと大変なことになりますから、それは一つは成り立つかと思うんですけれど、その今言われるデータを蓄積していくということのためにも、試行という形では、いこまいCARの定期便をやはり運行してみると、運行すると。これを半年なり1年走らせて、この利用状況を見て、その結果としてバスを走らせても十分に採算がとれると、こういうことが成り立つと思うんですね。ところが、今現状ではそういうものも何もなくて、予約便の利用状況だとか、愛栄通りでどのくらいの人たちが乗りかえていくかとか、その程度ですので、これではやっぱり正確というか、本当のこの利用者の実態に即した調査にはならないんじゃないかと。 だから、いこまいCARの定期便については江南市の単独事業でありますし、予約便については利用者がふえればふえるほど江南市の持ち出しがふえるわけですけれども、定期便については利用者がふえればふえるほど持ち出しは少なくなってくるということなわけですから、実際にやっぱり定期便がきちんと運行される。その路線をどうやっていくかということについては、まだまだ私なりの意見がありますし、当局には当局の考え方があると思うんですけれど、それを調整し合えばいいんで、私は一番やっぱり利用客をたくさん乗せていくということでいけば、松竹住宅の方から江南団地を通って新病院まで行くということもありますし、やはり今現在の全くの交通空白地域ということで考えれば、老人ホームの方を起点にして、老人ホームの方から江南団地を通って新病院に行くということも考えられるわけでありますけれども、そういう路線の問題はあるかと思うんですけれど、とにかくまずいこまいCARの定期便について決断していただけないでしょうか。
◎総務部長(安達秀正君) おっしゃることは、病院のオープンを迎え、重々わかりますけれども、今までいろいろ地域公共交通ということでテストをしてまいり、支線もやってまいりました。そうした中で、現在至っているのがこの新バス路線ですね。それと、いこまいCARが2コース残っているわけであります。おっしゃられる江南団地からということも、厚生病院もありますけれども、現在、バスとバスで多少クランクになって遠いかもわかりませんけど、180円が2回の360円、乗り継ぎですので40円引かれますので320円かかって、一応、直線的ではありませんけれども、地域公共交通としては確保されているという状況があります。 その中で、江南団地から新病院まで行きますと、そのバス路線を食う食われないという競合の形ですね、そうしたこともありますので、例えば団地からの話でも、やはり競合しないようなスタイルをとるということが必要かと思います。おっしゃられる福祉センターからとなりますと、じゃあ福祉センターから……。 〔他に発言する者あり〕
◎総務部長(安達秀正君) (続)河野から行けばそうした路線にどれだけ利用者があるかということを踏まえながら、競合しないような形で、河野、団地、そして団地から直接厚生病院でなくて、少し鹿子だとか小杁とか村久野を拾いながら行くという新しい路線で、それが成り立つということになれば、60分間隔、また30分間隔、こういうことを考えていかなきゃならないということでありまして、現時点で江南団地の方だけというのは考えておりません。駅の東側ですか、今市場とか旧柳街道近辺、そこら辺の話もありますので、やはりきちんと、5月1日以降にその利用度が新バス路線の開通によりまして変わってくると思いますので、予約便のデータも変わってきます。そうしたことを踏まえまして、拾ってここに定期便が開設できるなということならばそういうことで、そこで考えてから試行に移って、その後、本格運行かと思いますので、まず試行に当たりましても、今まで試行してきてこういう結果でありますので、拙速にはできないかなと思っていますので、5月1日以降のそのデータの蓄積、そして分析をしてからそうした定期便のルートを考えていくものだと思っております。
◆24番(森ケイ子君) 困っている人がたくさんいるところから声が上がってくるんですよ。そういうあえて今特別に大きな困った困ったという声が出ていないところもひっくるめて云々かんぬんということではなくて、まずそこをやってみる。当然、私は駅東、名鉄の東側についても当然検討されなきゃならないと思いますけれども、今現実に高齢者がたくさんいて、そしてアクセスについて心配をされている方がたくさんいると。これに対してどうこたえていくのかということについて、私はもっと真剣に真摯にこたえていただきたいと思います。非常に残念ですけれども、引き続きこの問題についてはいろいろな機会をとらえて取り上げていきたいというふうに思います。 それじゃあ、最初に通告しました順序に従いまして、5歳児健診について伺います。 これは平成18年の6月議会でも一度取り上げました。本当に今、いわゆる発達障害という障害のある子供たちが保育園でも、あるいは学校にもふえてきて、そしてその子供を持つ親の皆さんにとっても大変、自分の育て方が悪いんではないかとか、あるいはほかの周囲からのいろいろな偏見や誤解、そうしたものもあって非常に悩んでおられる方もみえるわけですけれども、きちんとやはりこの対応をしていく。正しいこの発達障害に対する理解、そして対処によって、子供たちも落ちつくし、親もまた落ちついた中で子育てができるということになっていくわけでありますので、まずそうしたことのためにきちんとした健診を行っていくということが大切だということで、今、全国的に5歳児健診に取り組む自治体がふえてきているということであります。 いわゆる発達障害というのは何かということですけれども、いわゆる知的障害だとか身体障害とかいうものとは違って、原因はまだ明らかになっていない部分が多いようであります。脳の発達、あるいは機能のある部分に障害といいますか、有意差、そういうものがあって、集団の中になじめなかったり、あるいはじいっとしていられなかったり、一つのことにこだわってしまってということで、あるいは衝動的に行動したり、その症状がさまざまに出ているということであります。ですから、一つのことにこだわるということからいくと、本当に絵をかくのが得意だったり、漢字はみんなとにかく大人よりもはるかにきちんと覚えてしまうとか、いろいろそういう特徴があるわけです。 しかし、その親も、あるいは周りも、そうしたことだということについて気がつかなくて、じいっとしていられない子供、あるいは多動というようなことになると、親のしつけが悪いからだというふうになって、周囲の人たちからもそういう目で見られる。自分もそれで悩んでしまうということがあって、親自身がこの発達障害ということについて知らないまま子供に対して厳しく当たってしまうとか、そういうことが多く見られるということであります。 実際に江南市では、前の平成18年のときにも伺ったわけですけれども、保育園や子供たちに、いわゆる発達障害と見られる子供たちがどのくらい通園、通学してきているのか、その実態を最初にちょっと発表していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎
健康福祉部長(大島茂樹君) まず保育園でございますが、10園に要観察児と言われる園児が在園しております。10園で26名でございます。こういうような状況でございます。
◎教育次長(尾関晴紀君) 市内の小・中学校の状況でございますが、これは平成19年10月のデータでございますけれど、小学校10校で114名、中学校5校で40名と把握いたしております。
◆24番(森ケイ子君) この数的には約2年前に伺ったときの状況とそう変わってはいないんですけれど、これとは別に、それぞれ保育園で言えば障害児保育を6園で実施していますし、小・中学校では特別支援学級があります。そこに当然通園・通学している子供たちは除いた今の数ということになります。 ちょっと学校で先生にも伺ったんですけれど、じゃあこの114名という、あるいは中学校では40名というのが正確というか、いわゆる認定を受けている子供ではないわけですので、学校でこの子はそうかなというふうに思っている子、だから逆に、ボーダーラインという言い方が適切かどうかわかりませんけれども、ある一線をぴしっと決められないもんだから、それ以外にも実際には、予備群という言い方も正確ではないかもしれませんけれども、子供たちが現実にはあるというようなお話もありました。 これに対して、実際には保育園も小学校も特別な支援体制がとられておりません。ですので、この子たちを支援する形で先生が配置されているという状況ではないんですね。その点はよろしいですね、確認できますね。
◎教育次長(尾関晴紀君) 今、市内の小・中学校に特別支援職員8名を配置いたしております。基本的には議員言われますように特別支援学級の指導に当たりますが、これは各学校の校長先生等の判断によりまして、通常学級のそういう児童に対応しても可能ということにいたしております。
◆24番(森ケイ子君) そういうふうに発達障害の子供たちは通常のクラスにいるわけですので、そのクラスの中にいる子供たちがいわゆる多動の障害があったりすると、授業中に教室を飛び出して抜け出してしまったり、そういうこともあるわけなんですけれども、そういう通常の保育、あるいは学級の中に今特別の支援員が配属されているということではないということなんですね。ですので、これについても実際には、ほかの市町でいきますと、かなりたくさんの支援員、特別教師の資格を持っていなくてもできるわけですので、こういうことに理解のある人たちに協力をお願いして、当然一定の報酬、賃金は支払われなければなりませんけれども、でも、先生たちが授業をずうっと続けていくことができるようにそういう体制がとられてきております。この点についても、ぜひこれから、予算との関係もありますので改めてそちらで伺いたいと思いますけれども、そのことも本当にしっかりとやっていかなければいけないんではないかというふうに思います。 それで、きょう伺っていきたいのは、そういう子供たちに対してやはり正しい理解と正しい対処をしっかりとやっていくためには、やはりきちんとした健診が必要だということで、前回は長野県の駒ヶ根市などが行っている5歳児健診についてお話をいたしました。きょうは改めて、栃木県の大田原市というところに出かけていきまして、保健師さんなどとどういうふうにやっているかということについて詳しくお話を伺ってきました。 ここでは、市内のすべての保育園と、それから幼稚園、ですから民間の保育園や民間の幼稚園もあるわけでありますけれども、そうした保育園や幼稚園のすべての協力を得て、この保育園や幼稚園で集団の中で遊んでいる子供たち、ですから一つの30人なり25人のクラスの子供たちがみんなで遊んでいる、その遊んでいる中で子供たちを観察して、そして専門の人たちがその子供たちの状況を見て診断をするということです。その事前に、担任の保育士、あるいは幼稚園の先生、そして保護者にも問診票を記入してもらって、困っていることがあるかとか、そういうようなことについても書いていただいて、それをもとにして集団遊びをしているところについて観察して診断をすると。その診断をもとにして、さらに診断が必要な子供たちについては医療機関を紹介するということでやっているわけです。 平成18年度の結果でいきますと、受診をした児童695名中、「異常なし」は511名で73.5%、逆に言いますと、26.5%の子供たち、約4分の1強の子供たちがいわゆる経過観察ということになっています。この経過観察のうち、医療機関を紹介したのが27名、保健センターの個別相談を行ったものが136名、既に医療機関にかかっているものが21名だったそうであります。この保健センターで個別相談を実施した結果、さらにその保健センターから医療機関に紹介をするという子供が新たに13人いたということで、本当に発現、出現率というような言い方もあるようでありますけれども、非常に高い状況があります。 こうして紹介をしてきちんと医療機関での診断を受けることによって、その正しい対処の仕方、そのお母さんなり保護者の方が育て方に問題があったんではないということがわかって、むしろほっとして、それまでは親同士で、おまえが悪いんだ、おまえが悪いんだみたいなけんかもあったし、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんなどからも育て方が悪いというようなことがあったわけですけど、そうではないということがわかって、むしろほっとして、その医療機関の指導を受けながら子供と頑張っているというようなお話もあります。とにかく保護者にとっては、自分の責任ではないかということで悩んでいる親たちに対してもきちんとした指導ができるわけであります。 なぜ5歳児なのかということでありますけれども、3歳児健診をやって、しかし3歳児健診の時点ではまだそういうことについては親の方もまだ納得ができない部分もある。しかし、5歳児ぐらいになって、集団で遊ぶ中でその状況をきちんと説明すると親の方も納得ができる、こういうこともあるんだそうであります。それともう一つ大事なことは、やっぱり学校に上がる前、就学前にきちんとした一定の診断をしておくと。そのことによって、学校と保健センターや保育園などとの連携もきちんとできる、こういうことができるわけであります。 そういうことで、ぜひ実施に向けて検討を始めていただきたいというふうに思います。確かにこれをやる場合には、心理相談員ですとか専門家の協力が必要になってきます。それだけのスタッフがあるかということが一つありますし、保健センターの保健師さんの今のこの体制は本当に大変だということはよく承知しています。ですから、それをやっていくためにはその体制を強化していかなければなりません。各保育園、幼稚園との事前の打ち合わせ、そういうものも必要になってきますので、今の体制のままでぽんとやれるということではないということも承知していますけれども、まずやれるところから、いわゆる発達相談というような形ででもやれるところからきちんと始めていくことが大事なのではないかというふうに思うわけですけれども、いかがでしょうか。
◎
健康福祉部長(大島茂樹君) このことにつきましては、かねてからいろんな議員さんたちから御質問いただいております。 それで、今お話がありましたように、5歳児健診につきましては、やはり集団保育の中でふだんの様子を観察しながら保育園で行うということが有効であると。今おっしゃられたとおりでございます。その実施に当たりましても、健診スタッフの確保などの調整が必要だということも考えております。これも今おっしゃられたとおり、健診スタッフには小児神経科の医師とか心理相談員、それから保健師等が必要でございます。特に小児神経科医と心理相談員につきましては、なかなか人材が少ないということで、確保が極めて困難な状況でございます。 それで、現在は、保育園では保育士が日々の集団保育の中で観察をしておりまして、要観察児につきましては、春日井コロニーの専門医とか、一宮児童相談センターからの心理判定員とか、また保健センターや保健所の保健師など、関係機関の御協力をいただきまして、年1回でございますが、発達相談というものを行っておりまして、その子に適した支援方法について協議はしているということで、一定の支援体制はございますが、今申されたように、5歳児健診の必要性は認識をしております。先ほど申しましたスタッフの確保などの問題がございます。人員体制がございますので、今後、江南市ができる健診方法を関係機関と協議しながら検討してまいりたいというふうに思っております。
◆24番(森ケイ子君) ぜひそういう問題意識を持ってやっていただきたいというふうに思います。 今はやっぱり保育園は保育園、学校は学校で、それぞれそういう専門の方を招いて研究したりやっているわけですけれども、やっぱり江南市としてこの問題にどういうふうに取り組んでいくのかというものが、一本の方針がないというふうに思うんですね。だから、きちんとした方針をやっぱり確立していただきたいと思いますし、就学前の健診のときに学校の方にそうしたデータだとか、そういうものがきちんと伝えられて、支援体制が事前にきちんとできるようにしていくということも必要だというふうに思います。 学校、あるいは保健センター、保育園、幼稚園、そういうところの関係者と、そして専門家による支援体制、支援協議会というんですか、そういうようなネットワークづくりもきちんと始めていく必要があるというふうに思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
◎
健康福祉部長(大島茂樹君) そういうようなことも含めまして、関係機関と協議をしながら進めていきたいと思っております。
◆24番(森ケイ子君) よろしくお願いします。 教育行政について、学力テストの問題について伺いたいと思います。 昨年4月24日に全国学力テスト、正式には全国学力学習状況調査と言うんだそうでありますけれども、行われました。ことしも4月22日に実施をされるということであります。江南市の教育委員会はこれに正式に参加を決定したと、先日報告がありました。昨年は教育委員会で議論をしないまま学力テストに参加していったという経緯があるわけですけれど、ことしは教育委員会として正式に決定をしたという報告でありました。この教育委員会でどのような議論で参加することになったのか、全国学力テストに参加するその目的についてまず伺いたいと思います。
◎教育長(石井悦雄君) 2月1日に教育委員会の2月定例会、ここにおきまして今年度の江南市の状況の資料を委員さんたちに見てもらっています。そうした中、次年度、来年度への参加について協議題としてそれぞれ意見、協議をいただきました。 そうした中で、委員さんたちからいただいた意見をちょっと紹介させていただきます。保護者の立場で言えば、自分の子供が全国的に見てどれくらいの位置づけにいるか興味があるものである。また、学校の先生方も結果をもとに向上心を持って指導に当たっていく意味でも効果がある。また、3年ぐらい継続してやってみて、それを継続分析して課題となったようなもの、そういうものを指導に生かしていくことは望ましいことである。また、学校、家庭の両者がこれは努力していくことですから、実施することには異論はない。また、今回の対象者というのは小学校6年生、そして中学校3年生でありますが、それぞれの結果は6年間、3年間のそれぞれの積み重ねの結果であるから、学校全体でとらえてほしいということですね。それから、そうした結果を教育行政に反映されるような方法も考えてほしいと、こういったものがその場で出た主な意見であります。 こうした意見をいただいて、最終的には委員会として参加を決定したという経過であります。以上であります。
◆24番(森ケイ子君) それで、その保護者の皆さんが自分の子供たちが全国的な位置づけがどのくらいにあるのかということについて知りたいと、これはよくある意見でありまして、保護者の気持ちとしてはよくわかるんですけれども、それでは実際にはどうだったのかですね。 この結果が発表されたのは10月24日ですね。半年以上もたって発表されまして、親にはこういう、これは個票ですかね、問題の内容について書いて、これに対して全国の正当率というものが出されておりまして、これに対してその子供さんは正解だったのかバツだったのかというのがずうっと書かれていまして……。 〔資料呈示〕
◆24番(森ケイ子君) (続)こういうものなんですけど、これが渡されたんですね。事前に伺ったところですと、この表の見方もつけて渡したということなんですけれど、保護者の方にどうだったと聞いてみたら、とにかく子供は持ってきたけど、何が何だかさっぱりわからんかったと。順位はありません。順位はなくて、正当数ということで、あなたは、例えばこの方については18問中17問正解でしたということからなかなか優秀なんですけど、そういうものが出されただけで、じゃあ実際、問題がどういうものであってどうだったのかということについて実際にはなかなかわからなかったというのが実態でありますし、読売新聞、赤旗ではなくて、読売新聞の解説でも、今回は国の施策に反映させると同時に現場での指導に生かすことを目的とした学力テストだと。対象になった小学校6年生や中学3年生は数ヵ月で卒業してしまう。進路を決める三者面談が始まる、10月ですから、三者面談が始まるなど受験指導で忙しくなる時期に、今ごろ結果がわかっても役に立たないという、ある東京都内の校長先生の声を紹介しております。 実際にじゃあ江南市としては、先ほどの教育委員会の御意見の中にもありましたが、どうこれが生かされていくのか。校長先生なんかにもちょっと伺ったりもしたんですけど、あまりこうやっていますというお話はありませんでしたので、教育委員会としてはこれがどういうふうに生かされてきているんでしょうか。
◎教育長(石井悦雄君) 今のお話の中で、結果が遅いという、子供にとって遅いという話がありましたことからちょっとお話しさせていただきたいと思いますが、確かに高校入試とか、そういう狭い意味で考えれば、これは遅かったことは事実であります。しかし、学ぶ場というのはまだずうっと続いていきますから、自分がどういう点が弱くてどういう点が強かったという点は、これはずうっと将来的にも生かせることであるというふうに思っております。ただ、結果の来るのが遅かったというのは私もそんな考えでおりますので、文科省もこれは来年の反省材料にしたいというような声は聞いております。 それから、江南市の教育委員会としてどう生かすかという点でありますが、我々が学校へ行って学校教育に指導・助言をという場があります。そういう点については、これは生かしていきたい内容であるとも考えております。また、今市でしておりますああいった補助員だとか、あるいは支援員、こういったのはより学校の実態に合った適切な配置ができればなというふうにも思っております。 いずれにしても、今年度の結果、これはまた多少子供の様子によって変わってくる面もあるかと思います。また来年の評価を加えて生かしていきたいという考えでおります。
◆24番(森ケイ子君) もう1点伺いたいんですけれど、この結果については公表をされておりません。公表すべきではないという声が非常に多くて、都道府県別のランクは発表されましたけれども、その結果については、市町村の順位だとか、そういう結果についても発表されておりませんし、当然、学校間についても発表されておりません。これは私は非常に世論の反映だというふうには思っているんですけれども、この結果について公表されておりませんけれども、例えば情報公開などで請求があった場合にどうされるんでしょうか。
◎教育長(石井悦雄君) この調査を受けるに当たっての私たちの考えは、いわゆる平均点で何々小学校が何点とか、そういうものだけを比較して学校のよしあしを判断するものではないという考えでおりましたから、そういう点での公表は私たちは控えたいと思います。 ただし、教科の学習の状況だとか、あるいは子供たちの生活の状況だとか、こういうものはやはりみんなが知って次に生かしていくということで、学校教育においても、あるいは家庭教育においても、地域でも、知った上で次に生かしていくという点が大事だと思いますので、そういう点については、これは知ってほしいなというふうに思います。実際に学校に対しても、市全体のもの、そういうものは資料として今渡っております。学校評議委員会だとか、あるいはPTAの委員会の場だとか、そういうものの中で学校経営についての反省やら、いろいろと話し合う場があれば活用していただければというふうに思っております。
◆24番(森ケイ子君) そうすると、今伺ったのは情報公開というふうなことで伺ったんですけれども、それ以外にも、この質問、学力の部分と、それから生活面についてのさまざまな質問、これは大変なんですよ、物すごい、よくまあ小学校6年生の子供たちがこの大変な質問に答えたなというふうに思うんですけれども、このいわゆる生活面での質問の内容などについては公表するということですか。
◎教育長(石井悦雄君) 公表ということが適切かどうかわかりませんが、実際に学校教育の中でそれは生かしていかなければならないもので、特にないしょにするものではないというふうに考えております。
◆24番(森ケイ子君) 学校の中で関係者の皆さんが検討されるということは、これは当然のことかとは思うんですけれど、公表するというのはだれもが見れるようにしていくということですから、ここの学校は就学援助を受けている子供たちがこれだけいるだとか、そういうふうなことまでもずうっと出ていってしまう、あるいはこの正当率などについてもこうですよというようなことが外に出していくということになると思うんですけど。
◎教育長(石井悦雄君) 最初に言いましたように、平均点、国語が何点あっただとか、それは正当率も含めるものでありますが、そういったものについては最初の当初の約束どおり公表しないということであります。また、結果についての内容、どういうところでそれを知ってもらうとより効果的に生きていくものなのかという、状況によってこれは活用の場は変わってくると思います。今の例えば要援護者が何人いるかとか、こういったことについては一般的には公表していかないものというふうには考えております。
◆24番(森ケイ子君) ちょっと時間がもうありませんので次へ移らなきゃいけないんですけれども、一部を公開・公表するということは、それにつながる全体を公開していくということと同じことになっていくんですね。だから、教育、学校現場、あるいは教育委員会のそういう議論の中で当然これが検討されるということは、やむを得ないというより、それはそれなんですけれども、検討されるんだろうと思うんですけれども、それをやはり一般に公表・公開するということについては私は差し控えていただきたい。 特にこの学力調査、学力テストは、例えば都道府県別でランクが発表されて、それだけで、例えば最下位だった沖縄などについてはこれに非常にショックを受けて特別な体制をとるというようなことが言われてきておりますし、長崎でしたか、特別に学校を抽出してそれに対する対策をとっていくというようなことなどが言われています。そういうようなことが全国的にも、あるいは実際に教育の現場でも広がってくる。最大の目的は、全国一斉にやるというのは、全国一斉に一定のランクを見ていきたいというねらいもあるわけでありますから、それにのっかっていってはいかんと思いますので、ぜひそのことについては慎重であっていただきたいというふうに思います。 私自身は、昨年は77億円この学力調査にかかっているというふうに言われていますし、ことしも六十数億円かけるというふうに言われております。これだけの多額な費用を費やして実施される全国学力テストが、やはり本当に子供たちの豊かな学力を身につけていく、そういうものとは全く相反するものだというふうに思います。今求められているのは、それだけの資金、お金については、やはり教育環境の整備、とりわけ少人数学級などで、本当にわかる授業、学ぶことが楽しくなる学校づくりを進めていくことが重要だというふうに思いますので、ぜひそういうことで、私は犬山市と同じように、江南市も学力テストには参加しないと。そして、そういう学校、教育委員会がずうっと広がっていくことによって、かつてのように、もう学力テストについては参加しませんということになっていってほしいという強い願いを持っておりますので、そのことを申し上げておきたいと思います。 次に移ります。 最後、施政方針については、私が通告したものは予算に関連するものが多いものですから、そちらの方に回させていただきたいと思います。 男女共同参画について、またちょっと時間がなくなってしまって残念なんですけれども、皆さんこれを御存じでしょうか。3月23日に、内閣府男女共同参画局長、実質的には男女共同参画を進めていく最高のトップの局長が江南市に来て講演をされるということであります。この講演が行われることになった経過について伺いたいと思ったんですけれども、時間がありませんので、もし時間がありましたら、後で市長さん、市長さんが大変熱心に声をかけられたとこの間お話しされたのを聞きましたので伺いたいと思いますが、こういうトップを呼ぶということは、実際に江南市の男女共同参画推進事業が大きく取り組まれて進展しているということが私は前提になければならないというふうに思うんですけれども、実際にはどうなのかということで、一つは、女性、この中でたくさんの、五つの柱に基づいて、啓発ですとか、あるいは家庭での男女共同の推進ですとか、地域社会ということがあるわけですけれども、具体的に指標として出てくるのは、やはり女性が政策決定の場にどう参画をしてきているかということで、江南市の市議会も24分の3が女性ということで、もっともっと女性の方に議会にも立候補していただきたいなと思っているわけであります。 江南市としてどうなのかということで、審議会等への女性の参画状況はどうか、30%の目標に対して実は22%であります。女性の管理職に至っては、保育士を除きますと、課長職1名、課長補佐2名という大変お寒い状況であります。これについて本当に今後どういうふうに進めていくのか。目標は審議会等への女性の参画は30%でありますから、これについてどう考えておられるのか。 教育の分野で一つだけ伺います。 男女混合名簿を作成していくということがこの中にうたわれております。現在は小学校で1校のみであります。きのうも卒業式に行きましたけれども、男性が先、女性が後から呼ばれるという旧態依然の状況が続いています。なぜ男性が先なのか、女性が後なのか、これは長い習慣だと言われればそれまででありますけれども、こういうところから意識を変えていくことが必要だと思います。これは小・中学校だけではなくて、保育園でもそうでありますが、保育園や幼稚園での取り組みはどうなのか、そのことについてまず伺いたいと思います。 それに至って、懇話会のあり方について、年1回では何もできません。少なくとも数回ができるような取り組みが必要だと思います。 それから、この計画がつくられて6年たっております。計画の見直し、補充を行っていく必要があるかと思います。国も見直しが行われました。県も行いました。それとあわせて、意識調査、実態調査を実施する必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。 最後に、男女共同参画を進めていくための行政、企業、市民の役割等を明確にしていくために、推進条例の制定が必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。以上。
◎教育長(石井悦雄君) 議員から最初にありました名簿の件でありますが、小学校、中学校の子供たちの様子を見ていますと、男女共同参画の一番大事なことである、男の子と女の子が協力し合って互いの生活力を高めていくということにあると思います。そういう点から学校を見ますと、そうした力は結構子供たちはついてきているというふうに私は理解しています。ただ、この名簿のことにつきましては、またそれぞれの学校の実情があると思いますので、そういうものを踏まえて考えてまいりたいと思います。
◎
健康福祉部長(大島茂樹君) 保育園の男女混合名簿でございますが、名簿につきましては、現在、保育園では実施しておりません。今後につきましては、保護者会の意向もお聞きしながら検討してまいりたいと思っております。
◎教育次長(尾関晴紀君) 懇話会の関係でございますが、確かに議員言われるとおり、年間1回開催しております。ただ、このほかに男女共同参画推進事業といたしまして、男女共同参画の集いの企画運営をしていただく実行委員を委嘱しまして、年に6回実行委員会を開催しており、そういう集いの企画運営はもちろんでございますが、同時に男女共同参画社会の実現をするための日常の取り組みや効果的な推進状況の進め方などの御意見や考え方をお聞きしておりますので、今後もこのような機会を設けてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(沢田和延君) 森 ケイ子議員にお願い申し上げます。議会運営委員会におきまして答弁を含め1時間以内ということでございますので、今後気をつけていただきますようお願いいたします。 暫時休憩いたします。 午前11時55分 休憩
--------------------------------------- 午後1時02分 開議
○議長(沢田和延君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 今井敦六さん。 〔4番 今井敦六君 登壇〕 (拍手)
◆4番(今井敦六君) 皆さん、こんにちは。 今回で一般質問も4回目になりますが、まだまだ緊張しておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。午後一番の質問ということで多少眠くなるかとは思いますが、早速始めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず最初に、ドッグランについてでございます。 まず、ドッグランの歴史についてお話しさせていただきます。 そもそもドッグランとは、1990年にアメリカのニューヨーク州マンハッタンのセントラルパークに犬専用の施設として誕生したのが始まりとされています。その発端は、当時、セントラルパーク内での犯罪が増加したため、防犯対策の一つの方法として、利用者自身が愛犬を連れ添って公園を歩く飼育者がふえたことにあります。そして、その愛犬たちの憩いの場として公園内にドッグラン場が誕生し、本来愛犬が持っている犬の動力機能や服従指示能力を向上させる場として、都市や観光地で盛んに設けられるようになりました。日本では、観光地や郊外の遊休地を利用してドッグランの施設がつくられたり、公園内に併設されているところもあります。 さて、最近ではペットブームも少し落ちついてきた感はありますが、まずお尋ねします。江南市では今どのぐらいの犬が登録されているのでしょうか。
◎
健康福祉部長(大島茂樹君) 平成18年度の件数でございますが、6,395頭でございます。
◆4番(今井敦六君) 中には登録されていない犬もたくさんいると考えられ、例えば7,000頭以上はいるんじゃないかなと考えられます。 これはちょっと余談ではありますが、たまに道路で犬、猫が事故でひかれて死んでいますが、その件数と対応をお尋ねしたいと思います。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 平成18年度における犬、猫等の死骸収集の件数でございますけど、全部で651件収集しております。その内訳でありますが、犬が14匹、猫が585匹、カラス、
ハト等その他で52件となっております。 なお、犬、猫等の死骸の処理につきましては、市内の業者と収集業務の契約を結んでおりまして、市民の皆様から情報が得られ次第、すぐにこの業者に連絡をいたしまして収集できる体制をとっております。なお、収集した犬、猫の死骸につきましては、一たん環境事業センターの冷凍庫で保管をしまして、毎週金曜日に一括して尾張北部聖苑に持っていきます。そこで動物炉において火葬処理をしておるのが実情でございます。
◆4番(今井敦六君) ありがとうございます。 それだけの件数が、犬、猫、カラスともおっしゃられましたけれども、飛び出しで物損とか人身事故を起こした例もあると思われます。犬、猫を愛してやまない人は、犬や猫を我が子のようにかわいがっております。猫にリードをつけることはなかなか難しいとは思いますが、動物等の事故死対策も考えなくてはならないと思いますが、そこで、何か対策があればお聞かせください。
◎
健康福祉部長(大島茂樹君) 対策と申しますか、飼い主の方々への啓発も必要ではないかというふうに思っておりまして、動物愛護の記事を毎年広報に掲げさせていただいておりますが、その中で啓発をしてまいりたいというふうに思っております。
◆4番(今井敦六君) よろしくお願いします。 それでは本題に戻ります。 ドッグランを開場する場所として遊休農地を利用することは可能でしょうか。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 遊休農地、草生え地というようなことだと思いますが、そうした遊休農地、耕作放棄地にドッグランを開設することにつきましては、地目を農地のままで使用することはできないと考えます。したがいまして、農地法における転用許可が必要になってくるということでありますが、この場合、趣味で開設するという理由では転用許可は難しく、なりわい、業として運営することが転用の許可の条件とされております。
◆4番(今井敦六君) ありがとうございます。 できれば、愛犬家団体とかそういう方々が場所も管理も運営されて、ふん害とかいろいろ問題もありますけれども、行政もそれをお手伝いするという形にして、最近では防犯でわんわんパトロール隊というのがあちこちでふえてきたという話も聞いております。フラワーパーク江南、木曽三川公園の中でも、犬の放し飼いというか、そういうことでいろいろ問題もあるとは思いますが、できればそういう場所もあってもいいんじゃないかと思います。 これでこの質問は終わらせていただきます。 次の質問に移ります。 施政方針についての中にありました、布袋地区のまちづくりについて御質問させていただきます。午前中に古池議員さんが江南駅周辺のお話をされましたので、私は布袋地区周辺の話をさせていただきたいと思います。 最初に、現在事業を実施中であります
布袋南部土地区画整理事業についてお尋ねします。
布袋南部土地区画整理事業区内に公園及び緑地が各1ヵ所ずつ配置されておりますが、今後の整備内容についてお聞かせいただきたいと思います。
◎建設部長(石川勇男君) 現在施行中の
布袋南部土地区画整理事業の区域内におきましては、現在の布袋駅よりも150メートルほど南へ行っていただいたところに約3,000平方メートルの1号公園がまず計画されております。この公園につきましては、この土地区画整理事業では整地と周辺のさくの設置までを予定いたしておりまして、また、地区の西南の方に位置する予定でございますけれども、そこには730平方メートルの2号緑地が計画されておりまして、これは現在調整池を継続費でお願いしておりますけれども、その調整池ができましたら、その上を緑地として整備させていただきまして、土地の有効利用を考えて、生活に潤いと安らぎをもたらすレクリエーションスペースとして整備を予定いたしております。ですから、公園が3,000平方メートルの公園一つと730平方メートルの緑地が一つ、土地区画整理事業で整備されるということでございます。
◆4番(今井敦六君) ありがとうございます。 先ほどの質問の中で簡単に公園と言いましたが、過去の答弁の中でお話しされているとは思いますが、再度、公園の種類とその定義について教えていただきたいと思います。
◎建設部長(石川勇男君) 公園の種類と定義についてでございますけれども、まず都市公園の種類といたしましては、街区公園、近隣公園、地区公園、総合公園、運動公園や国営公園などに分かれております。 その中で、街区公園の定義といたしましては、主に街区に居住してみえる方々の利用に供することを目的とした公園でございます。現在この街区公園という区分の公園につきましては、木賀公園を初めといたしまして10ヵ所ございます。また、今議会で都市公園条例への追加をお願いいたしております高屋西町公園もこの街区公園でございまして、これを加えますと江南市内には街区公園と区分されております都市公園は11ヵ所ございます。 次に、近隣公園といたしましては、主に近隣に居住される方々の利用に供することを目的という公園で、江南市内では中央公園がこの近隣公園に当たっております。 また、運動公園は、市民の方々が主に運動のために利用する公園ということで、江南市内では蘇南公園がこれに該当しております。 市内にはそのほかの公園といたしまして、河川緑地とか、あと条例で設置をお願いしております曼陀羅寺公園、久昌寺公園などがございます。また、国営公園といたしましては、昨年の10月にオープンいたしましたフラワーパーク江南などがございます。これが江南市の公園の状況でございます。
◆4番(今井敦六君) ありがとうございます。 最近では公園で元気よく遊んでいる子供や親子の姿が少ないと言われていますが、次年度から交通児童公園から布袋小学校の方に学童が移ります。今たまたま話していただいた公園というか、その緑地なんですけれども、布袋小学校のちょうどプールの裏にありますので、そういうところで子供たちが少しでも、学童、放課後プランの空き時間にでも遊べる姿が見えたらいいかなと思っております。 次に、先日、牧野議員さんが高架下の利用についてたくさん御提案されましたので、今回は高架下利用の話はくどくなるのでちょっと控えさせていただきますが、先ほどのドッグランも絡めまして、高架下や公園の一部をドッグランとしてみてもいかがかなと思います。 続きまして、布袋駅周辺の整備のうち、まず布袋駅西広場について、どのようなものかお尋ねいたします。
◎建設部長(石川勇男君) お尋ねの布袋の駅西駅前広場につきましては、鉄道高架事業の布袋駅の機能充実を考慮した上、4,000平方メートルで配置を計画されております。布袋駅の玄関にふさわしい交通結節機能の充実した駅前広場づくりを目指して整備を進めてまいりたいと思いますけれども、現在お話しできるのは、駅前に約4,000平米で配置が計画されているというようなことでございまして、この施行などにつきましては、今後、まだ実施計画の段階でございますので、地元の方のいろんな意見を聞いたり、愛知県との連携を図りながら、鉄道高架の進捗にあわせて進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆4番(今井敦六君) わかりました。 それでは次に、駅西駅前広場から西へ計画されている都市計画道路布袋駅西通線はどのような計画なのでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 御指摘の都市計画道路の布袋駅西通線につきましては、先ほど申し上げました布袋駅の駅の西駅前広場から西へ向かう道路でございまして、幅員が10メートルを予定いたしておりまして、歩行者専用の道路での計画をされております。そうしたことの中から、駅利用者の安全で、かつ円滑で快適な道路環境を確保するとともに、憩いの空間として魅力的で快適な市街地の形成を目指して整備することが計画されておりますので、この整備につきましても地域の皆様と協働によって進めたいと思っております。
◆4番(今井敦六君) ちょっとだらだらとしますが、次に布袋駅東側の開発予定について、今後の整備方針をお聞かせいただきたいと思います。
◎建設部長(石川勇男君) お尋ねの布袋の駅の東地区のまちづくりにつきましては、現在進めておりますことは、都市計画道路の布袋駅線を含みます2ヘクタールの地区におきまして開発計画を予定しておりまして、平成16年度に布袋駅東地区の再開発研究会が発足しております。現在、地権者14名の方々の合計形成の段階にございまして、地権者の方々と鋭意事業化に向けたいろんな研究を行っているところでございます。 また、布袋駅東地区は、この地域におきましては戦略計画の中でも有効な土地利用が期待されておりまして、現在は調整中でございますけれども、この市街地再開発事業を契機に、鉄道高架事業の完成に引き続き、近郊の農業地と調和のとれた良好なまちづくり空間としての整備計画を策定して、順次進めていきたいと思っております。
◆4番(今井敦六君) ありがとうございます。 最後になりますが、布袋地区のまちづくりについて、一つ御提案させていただきたいと思います。 現在、布袋コミュニティ協議会というのがありまして、そこは経緯は、10年ほど前に空き店舗対策として、芸術家や名古屋芸術大学の卒業生らが集まり、アートギャラリーを発足しました。そして、その方々が地域の方々と連携して、布袋大仏でのアート制作やライトアップ、尾北高校の西側にありますけれども、電車の車窓から巨大な看板が見えると思うんですが、目とか鼻とか口だけの看板を設置したりして、オンリーワンのまちづくりを目指しております。 現在、布袋コミュニティ協議会が中心となって進めておられる布袋駅舎保存を考える意見交換会の中では、布袋地区の古い町並みを保存することに対しても意見が広がり、観光資源として期待している布袋の大仏の関連グッズによる啓発活動など、意見交換がされております。 また、布袋駅舎のイメージを後世に残していくため、布袋駅舎のジグソーパズルを作成し、それを活用した七福神の中の一人である布袋様の道標や、蔵などをめぐる散策経路の設定など、活発に活動しておみえで、古い町並み、布袋様、大仏、布袋駅舎が最近テレビや新聞等のマスコミをにぎわし、一部の鉄道マニアと言われる、「鉄男(てつお)」や「鉄子(てつこ)」と呼ばれるんですけれども、そういうオタク文化の注目も浴びています。 布袋駅西通線が遊歩道になるということで、歩道のセンターに植栽といいますか、そういう緑地帯をつくるという話をお聞きしましたが、駅構内のレトロな部分を生かしたホームなどを移設して、ベンチにして、その上部の掲示板を絵画、写真などの展示スペースにし、月がわりや季節がわりごとに児童や学生、趣味のサークルの方などに使っていただき、駅の西北は古い町並みを生かし、先ほど御説明いただいた、南や駅東は公園緑地を生かした新しいまちというように、新しさと旧跡と文化・芸術の薫りがコラボレートできるようなまちになればすてきなことだと思い、産業観光資源を生かしたまちづくりを行うことにより布袋に集客率をふやし、地域の活性化を図ってはと思いますが、いかがでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 本市といたしましても、魅力的で快適な市街地の形成を目指しまして、布袋地区にふさわしい将来像の形成に向けまして、地域の皆様と協働によるまちづくりを進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 また、議員さんの言われます、いろんな産業観光資源を生かしたまちづくりも、まちづくりの一つの手段であるとは考えられますので、今後、先ほど来申し上げていますように、布袋の地域の皆様とともに調査・研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆4番(今井敦六君) まちづくりは人づくり、市民協働のまちづくりをお願いし、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 (拍手)
○議長(沢田和延君) 河合正猛さん。 〔17番 河合正猛君 登壇〕 (拍手)
◆17番(河合正猛君) 皆さん、こんにちは。 おなかが膨れ、ちょうど睡魔が襲ってくるころだと思いますので、それ相応に聞いていただいておれば結構だと思います。 議長さんのお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 まず1点目の保育行政についてから御質問をさせていただきます。 昨年から、指定管理者にするということでこの議会でも相当議論があります。そんな中で、どうも議論を聞いていると、何か指定管理者にするとすべてが悪いような御意見が多いように感じられます。昨年の11月に中日新聞の近郊版で、小牧市の村中保育園が開園1年ということで、この記事なんかは非常に評価をしておる記事でありました。江南市もことしの4月から共同保育ということで指定管理者に入るわけでありますけれども、そんな議論の中で、どうも聞いておると、不安だ、不安だという御意見が非常に多いというふうに思います。 しかしながら、その指定管理者にするということは、やはりサービスは低下はさせないと。それから当然のことながら、その業者の信頼性というのは確保しなければならないということであります。江南市も、すいとぴあ江南、また市民文化会館、図書館、指定管理者をやっておるわけであります。すいとぴあ江南なんかも、指定管理者にして本当にサービスが低下したかというとそうでもない。非常に好評で、経営も順調にいっておるということでありますので、確かに心配な面もあるかもしれませんけど、やはりこの時代を考えたときには、指定管理者は強力に進めていかなければならないなと感じております。 記事によりますと、もう少し自由度を高めてほしいだとか、子供によかれと思っても、とめられてしまうと。せっかくの園のカラーが出せないと。だから、ある程度柔軟性を持たせていただきたいという園側の要望があるみたいでありますので、あまりがんじがらめに縛っては、せっかく指定管理者としてやっていただくものですから、その辺のところはいい判断をしていただいて、柔軟性を持たせてやっていただいた方がよりいい保育園になるんじゃないかなと思います。当局がいつも答えてみえるように、やっぱり民の力をかりて官の方もよくしていくんだと。両方のいいところを出し合って、両方ともよりよい保育園にしていくんだという意味では、やはり民営化は一つの手段、いい方向性じゃないかなと思います。ぜひ進めていっていただきたいと思います。 民営化は民営化としましては、私はある意味、統合も、先日どなたかの質問の中にあったように、統合も視野に入れておるということで、江南市の昨年7月に出されたガイドラインの一番最後のページに、統廃合も考えていくということであります。 江南市の面積からいくと、実はちょっと資料をいただいたんですけど、保育園の数と面積で単純に割るわけでありますけれども、江南市30.17平方キロで18園ありますので1園当たりの面積は1.68平方キロと。これは愛知県で、名古屋市は除いて、34市のうちの第5位です。ほかのところはほとんど、尾張旭市が2.1平方キロ、多いところは、豊橋市はちょっと例外として、新城市が、ここもちょっと山奥ですので26.26平方キロ、豊田市が17.66平方キロ、近隣でいきますと、小牧市で3.31平方キロ、春日井市も同じく3.31平方キロ、犬山市が5.77平方キロに1園ということで、江南市は1.68平方キロです。ちょこっと……。 〔他に発言する者あり〕
◆17番(河合正猛君) (続)すばらしいんです。ということで、費用対効果もありますし、こういう財政が厳しい折には、やっぱり考えていかなければならないと。 定員も、一応民営化の指標の中でも160人までキャパはあるわけですよね、定員が。だけど、資料をもらって見たら、一番多いところが、古知野西保育園が今130人と。少ないところですと、宮田保育園が65人ということで、やはりこの辺のアンバランスも含めて、やはり統廃合は進めるべきじゃないかなと。 先日の山議員の答弁の中で、統合は将来考えていくという返事でありましたけれども、どういった状況になったら統合をやられるのか、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。
◎副市長(陸浦歳之君) 市立の保育園につきましては、先人の御努力によって市内に19園あったわけですけれども、そのうち村久野保育園を廃止したということで現在18園になっておりますけれども、江南市立保育園民営化ガイドラインでは、将来的に園児数の減少が生じた場合にあっては、保育園の統廃合も考えていく必要があるというふうにいたしております。 現在は、まだいろいろなさまざまな子育て支援ニーズがある中でございますし、具体的にどの保育園をとか、あるいはどの地域とか、現在のところは考えてはおりません。とはいえ、先ほど来お話がありますように、園によっては定員の小さい園とか、あるいは園舎の関係、通園距離の関係もありますけれども、それで比べますと約2倍になっているところの保育園も現実あるわけでございます。 今後、園児数の動向、あるいは地域コミュニティー、地域性、さらには市域も、議員おっしゃるように比較的コンパクトな小さな地域でございます。しかも、いずれも平たんな土地であります。また最近では、当時つくったころは市町村合併というところで19園という、途中でつくった園もありますけれども、市町村合併ということもありまして、大変多くの、民間が入れるすき間のないぐらい公立保育園で固めてきた経緯もあるわけでございます。そうしたことも注視しながら、住民のコンセンサスが得られるような形で、統廃合を今からやはり研究する必要はあるというふうに考えておるところでございます。
◆17番(河合正猛君) 今答弁ありましたけれども、現実問題、60人台しかいないというのが2園あるわけですよ。70人も入れますと5園も6園もあるわけですね。だから、人数で今園児が減ったらというお話だったんですけど、じゃあ何人になったら統合を考えるのかというのもやっぱりある程度出していかないと、突然、あるときに突然、50人になったから統合しますということではいかんと思うんですよ。やっぱりある程度、何人ぐらいになったら統合をやっていきますという、やっぱりある程度の方向性を出さないと、なかなか、また今回みたいに突然民営化だというとまたいろんな御意見が出ますので、方向性だけは出していただきたいなというふうに思います。 それと同時に、江南市には、先ほど副市長さんの答弁の中で、私立の保育園はないと。ほかの市町村を見ますと、34市のうち二十二、三市は私立の保育園があるわけですね。江南市はそういう面では、公立、市がやっている保育園がたくさんあるということで非常にいいかなと思います。 統合も含めて、またそういった意味で、完全民営化と申しますか、今回の老人ホームみたいに、完全に民営化をするという考えはお持ちでしょうか、お伺いをしたいと思います。
◎副市長(陸浦歳之君) 完全民営化という考え方でありますけれども、現時点でのお答えしかちょっと答弁できませんけれども、現時点で考えておりますのは、布袋北保育園のような指定管理者制度による保育園運営を、どの程度園を民間にゆだねていくかということでありまして、議員のおっしゃる、いわゆる市立を外すような形での完全の民営化というのは現時点では考えてはおりません。 現在のところは、どこまでいっても市に責任を担保するような形で、市立の保育園を守っていく形での民営化だというふうに、現在のところです。これは現時点です。将来いろんな、ここへ来て地方分権と言われてから構造改革の一環でさまざまな制度が変わってきますので、先々のことを言いますといろいろまだ整理できませんので、現時点での考え方は先ほど申し上げました指定管理者制度というぐらいの程度しか、完全民営化についてはちょっと申し上げられないというような状況でございます。
◆17番(河合正猛君) わかりました。 もう1点、最後に、この問題の最後であります。 共産党さんに少し苦言をといいますか、何とか自重をしていただきたいなというような件であります。 2月15日に発行の「あすの江南」、皆さん見られたと思います。その中に、情報公開しておりますのでいいんですけれども、古知野西保育園はどことどこが応募しましたよと、布袋北保育園はどことどこが応募しましたよと、こう書いてあります。その中で、一番最後の方に、古知野西保育園は業者なし、布袋北保育園はどこどこの1社のみになりましたということで、くしくも古知野西保育園も布袋北保育園も同じ業者が、両方へ応募しておったところが今回指定管理者になれなかったところであります。 それで、私の仕事で、私は小牧市へ毎日のように行っておるもんですから、その会社のお客さんのところの子供が偶然村中保育園におりまして、非常にいいと、あそこの保育園は。すばらしい運営をされておるということを聞いておると。実際に行っておるもんですから、聞いておるんです。それにもかかわらず江南市があかんかったということを、やっぱり私のお客さんのところはたくさん従業員がおりますから、江南市からも七、八十人行っておるもんで、こういう情報はすぐ入るわけです。それで、河合さん、やっぱり載せるのは、落ちたよと、落選したよということを、やっぱり耳に入るわけです。 〔他に発言する者あり〕
◆17番(河合正猛君) (続)それはだから、いや、書いてあるのは確かなんです。だから、すいとぴあ江南、文化会館、図書館でも、業者を書かなかったじゃないですか。今回だけなぜこういうふうに書かれるか。非常に私は、やっぱりある程度、何を書いてもいいではなしに、やっぱり落ちたところのことも考えて、やはり自重をというか、やっぱり考えていただきたいなという思いです。そうしなければ、これからいろんなところを民営化、給食センターもそうであろうし、するに当たって、やっぱり江南は……。 〔他に発言する者あり〕
◆17番(河合正猛君) (続)そういうことをこういう新聞に書かれてしまうと、やはり応募も非常に難しいなという気がするんです。だから私は自重するべきだなと思いますし、ちょこっと考えていただきたいと思います。 それで、当局はどういうふうに感じられたのか、お伺いをしたいと思います。
◎副市長(陸浦歳之君) 「赤旗」に、「赤旗」は私は二十数年来とっておりまして愛読書になっておるような状況ですけど、そこへ入っているチラシのことをおっしゃっているわけですね、「あすの江南」。これは、議員の言われるような、これは事業所名も確かに入っておりまして、類推すればどこの事業所かということはわかるような内容ではないかなということで、率直に申し上げまして、まことに残念といいますか、遺憾に思っております。感想ですので。 今回、古知野西保育園の優先候補者にならなかった事業所は、たまたま江南市の選定委員会の審査で選定基準に照らし合わせて優先候補者の決定に至らなかったと。至らなかったんですけれども、この法人も当然、自身の園は立派に運営されておりますし、また近隣の指定管理による運営も問題なくされておりますけれども、また4月からは近隣の市の指定管理も受けられるやに伺っております。 江南市の優先候補者にならなかったことで、その事業者そのものを決して私ども一度も否定をいたしてはおりません。そのようなことを一切、報道関係、議会等、あるいは市民にも申し上げておりません。そういうことで、感想と、私どもの考え方と申しますか、申し上げておきたいと思います。 今回議会に選定の議案で参考資料で掲げておりますのは、これはどこまでいっても議員さんにいろいろと審議していただくということで参考資料をつけておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) ありがとうございます。 それでは次に、施政方針についてを伺いたいと思います。 まず1点目の
江南厚生病院周辺道路整備についてお伺いをしたいと思います。 この今の周辺道路整備について、計画どおりに進められるのか、またその場合、完了時期はいつごろなのか、お答えを願いたいと思います。
◎建設部長(石川勇男君) まず
江南厚生病院周辺の道路整備事業につきまして少しお話しさせていただきますと、この
江南厚生病院の開院にあわせ、病院への連絡道路の確保や周辺交通の緩和、さらには来院される方々の利便性を図るため、周辺の整備を進めているものでございます。 この事業はまた、平成16年12月に国におきまして認定を受けました「花いっぱい・元気いっぱいのまち 江南」の地域再生計画に基づきまして、平成18年度より平成22年度までの5ヵ年の計画で、都市再生整備計画木曽川左岸江南北部地区のまちづくり交付金を受けているものでございます。ですから、平成22年度までの計画で進めているというものでございます。
◆17番(河合正猛君) 今、平成22年度までということでありますので、平成19年度が終わると進捗状況はどれぐらいになるんですか。
◎建設部長(石川勇男君) 現在までの整備の進捗状況でございますけれども、新病院に接します道路拡幅などは、年次計画どおり、開院にあわせまして今年度整備を終える予定でございます。一度現場の方を見ていただきますと、周辺道路は大体整備されております。それで、事業費の面から見ました進捗率につきましては大体45%でございます。そしてまた、道路延長から見た進捗状況は72%でございます。
◆17番(河合正猛君) ありがとうございます。 私も近いですので見に行きますと、周辺はほとんど完了しております。引き続き整備をしていくわけでありますけれども、平成20年度はどういうことをやられる予定でしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 新病院の開院にあわせまして、病院の周りは先ほど申し上げましたようにほぼ終わりましたので、今度は、その病院の向かっていただいて右手側に西里という公園がございますけれども、そこから体育館の東側を通る道路がございまして、これが市道北部第526号線でございますけれども、現在この道路幅員が6メートルでございますので、これを8メートルに拡幅いたしまして、体育館の方まで予定しておりまして、平成20年度につきましては、高屋西里公園より体育館に向かいまして大体100メートルの区間でございますけれども、195平米の用地取得と物件補償1件、そして物件調査6件を予定いたしております。
◆17番(河合正猛君) その件であります。確かに体育館の東側の道路を拡幅するというのは、利便性からいけば確かに便利になるでしょう。だけども、すぐ西側に名草線という道路が走っておるわけですよね。それに並行するような、本当に近い距離で、ここを拡幅する、あればあったにこしたことはないんですけど、そこまでやる必要があるかなということを思っておるわけでありまして、何とかこの東側の拡幅はちょこっと再考をしていただきたいなと。 それで、かわりにといってはなんですけれども、小杁山尻線の、逆に北から来る人は、小杁山尻線の高屋の郵便局からもう少し西へ行くと4メーター道路になっちゃうんですよね。その間100メーターも多分ないと思うんです。あそこを拡幅すれば新病院の東側へどんと当たるということで、あそこを拡幅した方が費用対効果からもうんと便利になるんじゃないかなと。特に扶桑町、大口町、北部から行く人にとってはいいんじゃないかなと。 体育館の東側はバイパス的なことであって、あそこを拡幅すると、あそこにまた信号をつけないかんですね。そうすると右折帯もつくらないかんということでありますので、やはりもう一度、計画は計画であったかもしれませんけれども、少し考え直すときじゃないかなと思います。 特に、体育館から東のところは民家も多くて、マンションか、アパートといいますか、あれがたくさんありますので、立ち退き、物件補償から用地補償からといったら相当の金額になろうかと思うんです。先ほど部長さんが言われたところをやるというと、実はちょこっと金額を聞いてありますけど、1億4,000万円と。もうちょっと南の方まで来ると、当初の計画だと4億何がしという数字だったと思うんですけど、ちょっとかかり過ぎる割にはバイパス的な役目しかしないから、ちょこっと考え直していただけんかなと。それぐらいなら小杁山尻のあそこを拡幅した方がうんと金額的にも安くて便利になりますので、どうでしょうか。
◎副市長(陸浦歳之君) 体育館東側の道路、先ほど部長が申し上げました市道北部562号線の改良でございますけれども、100メーター区間は整備してまいりますけれども、それ以降の話でありますけれども、これにつきましては病院開院後の人や車の流れ、交通渋滞の状況を把握した上で判断をしていきたいということで、今議員からそういう御指摘もあるわけですけれども、そうした人や車の流れ、そうしたことも入れながら、再検討と申しますか、一度よく検討をさせていただきたいと思います。 もう一つ、小杁山尻線、かわりにということでお話がありましたけど、これもいろいろと実は病院の西側の面でいろんな問題も協議する中でありましたもんですから、それともう一つ、小杁山尻線、ごらんのとおりで、途中から非常に狭隘になっているというようなこともございますので、あわせて検討はさせていただきますけれども、そんなことでよろしくお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) 一度検討していただけるということですので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、適正な公園、緑地などの維持管理についてお伺いをしたいと思います。 体育施設とも絡む話でありまして、現在、江南市の体育協会に加盟されておる団体や、非常に活発にそれぞれの団体が活動してみえます。そんな中で、今、フラワーパーク江南のところが、旧は木曽川左岸グラウンドであったわけです。あれがなくなって、外でやる競技をする場所が非常に少なくなったということで、土曜日、日曜日なんかは取り合いの状況であります。 そんな中で、具体的にはサッカー協会であります。サッカー連盟が使えないということで、今、江南短大の運動場を借りて試合をやっておると。実はこの間、二、三日前にサッカー連盟にお聞きしたら、年間150試合ぐらい1年間でこなしておるそうです。どこでやっておるんですかと言ったら、多目的グラウンドと今の江南短大でやっておると。ところが、江南短大は御存じのように、新病院ができる。塀が低いもんですから、サッカーボールが常に外へ出ていくと。ちょうどそこが駐車場だということで、サッカーのボールが当たる確率が非常に高いということで、これから5月からは使えないと、ネットをつけなければ。というような状況です。偶然ですけれども、2日前に私の車も、風で飛んできて、ボールじゃないけど、何か当たったらしいんですけれども、当たって傷がつかないんですけれども、やっぱり傷がついた場合には非常にいろんな問題が出てくるということでありますので、使えないということであります。 以前にもいろんな質問があった中で、南野グラウンド、具体的に南野グラウンドの維持と補修だとかいう関係は今どこがやってみえるのかと、もう1点は、その使用をする場合にはどこへ申し込むんですか、その辺を確認の意味で。
◎建設部長(石川勇男君) 議員御指摘の南野グラウンドにつきましては、位置的には蘇南公園の中の多目的グラウンドの南側に位置しておりまして、蘇南公園内のグラウンドにつきましては体育館での使用予約などで管理しているところもございますが、この南野グラウンドにつきましては、過去に不燃物の埋め立て関係や公園整備などの際に南野区に大変御協力をいただいた経緯がございまして、現在は優先的に南野地区が使用している状況でございます。 それで、体育課が使用予約などの管理をしているグラウンドではございませんので、維持補修などは公園を管理する都市計画課が行っている状況でございます。
◆17番(河合正猛君) 申し込みは。
◎建設部長(石川勇男君) ですから、申し込みにつきましては体育課が管理しておりませんで、先ほど申し上げましたように、南野区が過去からの経緯で優先的なということになっておりますので、体育課が管理するグラウンドとは外れております。
◆17番(河合正猛君) 維持管理は市がやっておるけれども、実際の申し込みは区がやっておるというような位置づけであります、現在。 それで、今、地元に協力をいただいたという答弁でありましたけれども、それは一緒なんです。草井のグラウンドも地元が一生懸命つくったグラウンドなんです、あそこのソフトボール場。般若もそうなんです。地元がグラウンドをつくって、それを市が今整備していただいておると。そこは日曜日の午前中は優先権がありますよと、日曜日の午前中だけ。ところが、南野だけは365日南野が最優先だと。借りるのに南野区へ申し込みに行かんならんということでありますので。 それで、約束があるという話で、ちょっと資料をくださいといっていただいたんです。昭和51年です。契約書でもないし、確約書でもないんです。これはただ意見書として出ておる、意見書に対する答弁を市が出して、それを双方確約するということで、確かに書いてありますよ。だけれども、これを見ると、6項目ぐらいあるんですけど、積極的に対処いたしますとか、考慮いたしますとか、趣旨にのっとり進めますとか、早く実現に努めますとか、最大限の努力をしますとか、こういうことなんですよ。どこに保証しておるんですか、これ。じゃないと思うんですよ。いいですわ、答弁は。 肝心なことは、平成10年に一般質問でこの問題を取り上げられて以降、ことし平成20年です。10年間たったんです、もう既に。その南野区へ出してから、もう31年たつんです。いまだにこれがこのままにほうってあるというのは、やっぱり私は行政の怠慢じゃなかったかなと思うんです。平成10年から今までに何回、南野区へ申し入れたんですか。
◎建設部長(石川勇男君) 議員御指摘のように、当時、回答書が南野区長さんあてに市長から出されておりまして、最近の状況といたしましては、回答がなされてから状況もいろいろ変わっておりますので、確かに言われるとおり、平成10年のころにもいろいろ御質問があったようでございますけれども、それ以後しばらくの間はお話に行くのが滞っておりましたけれども、最近といたしましては平成17年の2月から5回ほど、体育課とも連携を組みまして、区長さんに現況、グラウンドの不足などをお話しいたしまして理解を得るようにしておりますので、今後は体育課のグラウンド利用の方にのせれるように調整を連携してやっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆17番(河合正猛君) 冒頭に言いましたように、いろんな屋外でやっているスポーツが非常にグラウンドが足りないということはもう御存じだと思うんです。ですので、南野グラウンドも早く市が管理できるようにお願いをしたいのと、もう1点、これは市長さんが議員さんのころに質問された中で、木曽川の愛岐大橋の上流のところを少し整備する予定はありませんか。あそこは、ならすだけで多目的に使えるんです。広い場所があるんです。あれは国土交通省が持っておるところを、例えば消防の愛知県の操法大会があるじゃないですか。あそこを会場にすれば、県があそこを整備するじゃないですか。そういう手もあろうかと思うんですけど、木曽川の愛岐大橋の上流も一つの広い土地がありますので、あそこも整備する考えを少し持っていただきたいなと思います。答弁は結構です。 続きまして、子ども医療費助成制度についてであります。 江南市、大変厳しい財政状況の中に、今議会に出されております小学校1年生まで通院について無料化をしていくという中で、大変予算をつける上で苦労をしたと思います。市長さんの英断に感謝をする次第であります。 それはそれといたしまして、ことしは1年生でありますので、これからの方針、今後どうされるのか。来年はもう1学年やっていくんだと。再来年はもう1学年やっていくんだと。1年1学年やっても9年かかるわけです。今後の方針をお聞かせいただきたいと思います。市長さん、いかがでしょうか。
◎市長(堀元君) 子ども医療費につきましては、非常に大きい各市民のニーズがあります。他市町の動きも千差万別でありまして、いろいろ苦慮しているのが現実であります。市長会へ行きましても、非常に差がありまして、6年生までやるところ、中学校3年生までやるところ、まさに千差万別であります。 このような状況の中、江南市も財政状況非常に厳しい折、1年の医療費補助というようなことになりまして、今回の議案として出させていただいておりますけれども、この件につきましては、2年、3年とふやすにこしたことはありません。私もそのとおりであります。しっかりとこれはふやしてやっていきたいというところでございますが、今後につきましては、県の動向及び市の財政状況、こういうものを踏まえまして検討していきたいと思います。 特に構造改革を推進し、保育園の民間委託等、そういうものをしっかりと進めて、浮いた財政、財源はこういうような方向に持っていきたい。そのための構造改革ということを御理解していただければ幸いかと思います。ぜひ構造改革がしっかりと進みますように、議会の御協力もお願いしながら、1年、2年、3年、6年生とやれるような江南市になるように頑張ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆17番(河合正猛君) 市長さんの思いは聞きました。確かに構造改革は進めていかなければなりません。浮いたといいますか、削減できた分は要るところへ重点的に配分するというのが市長さんのモットーでありますので、期待をしておりますので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、環境問題について少しだけお伺いをしたいと思います。 地球温暖化が非常に進行しておるということで危惧をされておるわけでありますけれども、江南市も多分ことしの3月まで、今月ですね、今月で江南エコアクションプランが終わると思うんです。出ておる範囲で結構ですけれども、実績を発表していただきたいと思います。多分平成18年度までしか出ておらんと思うんですけど。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 江南エコアクションプランでございます。御指摘のとおり、平成19年はまだ数値が確定いたしておりませんので、平成18年度の実績数字で申し上げます。 まず紙類についてでありますが、紙類につきましては実は目標が5%以上削減ということでございましたが、紙類につきましては43.35%増加をいたしております。これは、従来、納付書等のコンピューター用紙といいますか、そういったような用紙は大体外注でやっておりました。ところが、現在ではそういった用紙を市の方で購入いたしまして、内容をCPUによる印刷、庁内印刷に切りかえたと。こういったことや、さらに印刷する業務が基準年当時に比べて相当ふえたと。こういったことで紙類が増加したためであります。 次に、資源・エネルギーにつきましては、目標5%以上削減であります。電気で18%削減、それから水道で28.3%、軽油で41.2%、灯油で47.7%、重油で21.2%と、それぞれ削減となっておりますが、ガソリン使用量だけが74%の増加となっております。 さらに、廃棄物の排出関係についてでありますが、不燃ごみの目標5%以上削減に対しまして33.0%の削減、可燃ごみの目標は5%以上削減に対しまして29.8%の削減という状況でございます。 また、温室効果ガスにつきましては、当時、削減目標を定めておりませんでしたが、平成10年度と平成18年度を試算して比較いたしますと、おおよその目安といたしまして、当時に比べ9%程度の削減となっておるという状況にございます。よろしくお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) ありがとうございます。 ほぼ削減で、紙とガソリンだけが増加をしたということであります。それはそれでわかりました。 これが平成19年度で終わるわけでありますけれども、今度、平成20年度からは江南市地球温暖化対策実行計画の策定を予定されておりますけれども、この中身はどういう、削減率はどれぐらいの目標を掲げてみえるのか、お伺いしたいと思います。
◎
経済環境部長(津田勝久君) この実行計画におきましては、地球の温暖化のための温室効果ガスの総排出量削減に関する目標を定めております。基準年度の平成18年度に対しまして、計画期間の最終年度である平成24年度において約7%の削減を計画の目標として設定をいたしております。 また、重点的な取り組みといたしましては、実は市の事務事業の中で温室効果ガスの発生要因として大きなウエートを示しているのは電気の使用量であります。そうしたことから、一つとして、冷暖房の温度や時間の設定の見直し、昼休み等の節電、公用車等のエコドライブの実践等を職員一人ひとりが徹底実践していくものであります。そのほかには、実施可能な公共施設におきまして緑のカーテンの実施、窓ガラス上部への遮光シートの張りつけなどによって、自然光を効率的に取り入れ、窓側の照明を消灯するなどの工夫を行うこと。そして、照明器具など機器の更新時には省エネのものを購入するなどの取り組みを考えております。
◆17番(河合正猛君) ありがとうございました。 7%の削減を目標にしておるということで、また重点的な取り組みを今述べられましたけれども、その前に答弁ありましたように、ガソリンは74%増加をしておるということであります。それの重点的な対策はといったら、エコドライブの実践ということでありますけれども、本当にそれだけでこんな74%もふえたものが減るのかなという気がしております。 そこで、私は公用車はやっぱり低燃費、低公害の、これから車を買いかえるときは、低燃費、低公害の車にかえていった方が本当に地球に優しいと思うんです。公用車をこれから買いかえられるときは、そういった車にかえられるのか。市長車は今回ハイブリッドカーを買われるそうですので、これは非常にいいかなと思います。ほかの公用車をやっぱりそういう方向の車にかえていかなければ目標達成は難しいと思うんですけど、いかがでしょうか。そういう買いかえのときには、そういった車を買われますでしょうか。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 御指摘のとおりでございます。実は公用車の台数につきまして、基準年度の平成10年度につきましては82台でありました。そのうち低公害車は1台、それが平成18年度末では109台の公用車、うち低公害車が23台という状況にあります。公務に使用する公用車が35台増加していることがガソリン74%の大きな原因と考えております。今後、公用車の買いかえ時には、燃費のよい低公害車の導入を積極的に進めていく必要があると思いますので、よろしくお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) やっぱり公が見本を示さなければなかなか難しいと思うんです。ですので、この車なんかも率先して江南市は進めていっていただきたいと思いますので、お願いいたします。 また、この実行計画、実はまだ手元にいただいておりませんけれども、もう4月からの計画ですので、どういった形で議会へ発表されるんでしょうか。
◎
経済環境部長(津田勝久君) この実行計画につきましては、庁内の課長クラスによって策定会議を設置しまして検討し、環境審議会等にお諮りをして御意見等もちょうだいしながら取りまとめをしたものでございます。議会の方に対しましては、今回の委員協議会の方で御説明を申し上げ、御意見をいただいた後、製本作業に入りまして議員各位に配付をしてまいる予定でございますので、よろしくお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) 次の問題に移ります。 農業政策についてお伺いをしたいと思います。 今、新聞紙上でにぎわせておる食の安全の問題、また食料自給率が日本は39%に落ちてしまったと、低下をしてきたということで、農業政策の見直しが非常にクローズアップをされている昨今であります。 江南市における農業政策、なかなかこの施政方針では酌み取れませんので、これからといいますか、まず現状の農業政策について確認をしたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 2005年の農林業センサスによりますと、江南市の総農家数は1,192戸であります。うち販売農家は255戸、さらに専業農家は63戸であります。しかしながら、同居されている担い手がいる農家はわずかに167戸でございます。それから農地の面積853ヘクタールに対しまして、草生え地、いわゆる耕作放棄地でございますが、これにつきましては、市が昨年度調査した結果は、市街地調整区域内の農地で約125ヘクタールございます。農地の保全上、深刻な状況にあると認識をいたしております。 こうした状況の中で、市は平成18年2月に担い手育成総合支援協議会を設立いたしまして、効率的で安定的な農業経営を目指し、農業の担い手の育成・確保に向けた取り組みの支援を行い、望ましい農業構造の確立を目指しておるところであります。 また、耕作放棄地の解消を目指して、市民菜園の拡大、認定農業者等への利用権の設定、いわゆる農地の貸し借りの推進、さらに、今年度から農業委員会等の御協力をいただいて進めております、農作物の生産に興味を持っている方や団塊の世代を対象といたしました農業体験実践講座を開設、新たな農業者の発掘と育成をすること、そしてまた景観植物の植栽を促進することで、少しでも耕作放棄地を減少させて農地の保全を図ってまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) それと、今、市内で、曼陀羅寺の朝市だとか、それからすいとぴあ江南ではYUYUクラブさんが青空市みたいなものもやってみえるんですね。その辺の状況は、今、江南市内で何ヵ所ぐらいやっておみえでしょうか、お伺いをしたいと思います。
◎
経済環境部長(津田勝久君) すべて市内の朝市まで承知をしていなくて申しわけないんですが、承知している部分について申し上げます。 まず、まんだら青空市であります。まんだら青空市は、毎週土曜日と日曜日に朝市を開いておみえになります。また、すいとぴあ江南ではYUYUクラブによりまして第2と第4の日曜日に朝市が開かれております。ほかには、布袋ふれあい会館前などで朝市が開催されているようでございますけれども、先ほど申し上げましたように、全体としては把握をいたしておりませんので、よろしくお願い申し上げます。
◆17番(河合正猛君) 市民菜園も江南市は非常に多くの方がやっておみえであります。市民菜園でつくって、自分とこで食べる以上にできるわけですよね。余ったらといいますか、食べ切れないものは隣近所に分けられるというお話を聞くわけですけれども、やはりいろんなところでそういうことをやっておみえのところが私はもっとあると思うんです。 ですので、そういった、フリーマーケットじゃないですけれども、青空市なんかのネットワークをJA愛知北とも連携をしながらやらなければ、効果は上がらないんじゃないかなと思うんです。昨年のといいますか、平成19年度の農業政策のところを見ると「JA愛知北と連携を図りながら」という文言があったんですけど、ことしの施政方針を見ると、そういう文言はどこへ行ったか知らんけれどもなくなっておりますということで、やはりもっと農業に力を入れていかなければ、休耕地もたくさんできてしまうし、もっともっと、やっぱりつくっても売る場所がないということではいけませんので、例えば空き店舗なんかを借りて、そこでみんなが持ち寄って売るだとか、やっぱりそういったことも考えていかなければいけないなと。 やっぱり地産地消を進めていかなければ、食の安全も、また自給率の問題もクリアできませんので、ネットワークをやっぱり進めていかなければいかんと思うんです。どうお考えなのか、お伺いをしたいと思います。
◎
経済環境部長(津田勝久君) JAとは今後も連携を強く深めていきたいというふうに考えております。 それで、市内には朝市がそれぞれの団体で開設されております。今御指摘のように、朝市が一体となるネットワーク化ができ上がれば、より一層の地産地消の推進にもつながり、まことに有意義なものというふうに考えております。そうした意味で、市としてネットワーク化に対しましてどのような支援が有効かをよく検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) それぞれの皆さん、私のところへも相談にみえる方がたくさん見えるんです。何とか市がリードしないとネットワークはできないというお話を聞いておりますので、我々も協力をさせていただきますので、ネットワークを進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 最後の質問に入ります。 先日、古田冨士夫議員さんが質問されましたフラワーパーク江南、実際には江南花卉園芸公園の2期計画エリアについてお伺いをしたいと思います。 その中で、先日、測量が終わったと。地元の了解もおおむね得て、立ち会いも終わったと聞いておりますけれども、その辺の結果は別として、今、江南市と開発公社が所有しておる状況はどういった状況でしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 御指摘のフラワーパーク江南の2期エリアの用地の状況につきましては、全体で503筆、面積といたしましては約6万1,500平米ございます。そのうち、御指摘の市と公社でございますけれども、そのうち157筆、約1万8,000平方メートルを江南市が所有しておりまして、205筆、約2万6,400平米を江南市土地開発公社が所有しておりまして、両方合わせますと2期エリアの全体面積の約72%になるということでございます。
◆17番(河合正猛君) 今、72%を合わせて持っておると。あとは民地だということであります。 問題はここからであります。ここを買われたのは平成3年、一番バブルの最盛期であります。非常に土地もまだまだ上がっていくというときから買い始めたわけであります。答えづらいかもしれませんけれども、当時の買った金額はどれぐらいだったんでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 議員言われたように、この土地につきましては、買収は平成3年から買収に入りまして、当時の買収単価は平米当たり3万1,500円でございました。
◆17番(河合正猛君) 平米3万1,500円だそうです。坪当たり約10万円だそうです。 それで、現在測量を行っているところの単価は、国土交通省が買うわけですよね。それで、土地の所有者に幾らで買いますよという提示をされるのはいつごろなんでしょうか。
◎建設部長(石川勇男君) 現在、国土交通省木曽川上流河川事務所の用地課の方で検討されておりますけれども、単価の提示につきましては、まだその時期などについては明確には公表されておりませんけれども、大体今年度末か来年度の初めの見込みになるんではないかということで伺っております。
◆17番(河合正猛君) 今月か来月か、ここ二、三ヵ月ですよね。問題は、単価はどれぐらいになると思っておみえでしょうか、状況は。
◎建設部長(石川勇男君) 御指摘の単価の件でございますけれども、御存じのように、土地の価格は平成3年当時より全国的にかなり下落しておりまして、この2期計画エリアの買収単価は、こうした状況の中から、提示される額はかなり厳しいものになると予想されます。 こうした状況の中で、市長には、国土交通省の本省や中部整備局などに機会あるごとに出かけていただきまして、現状を訴えていただいております。また副市長にも、木曽川上流河川事務所の方へ出かけていただきまして、市の状況を説明していただいて、要望していただいているところでございます。また、木曽川上流の河川事務所の用地課とは、我々も含めまして何度も何度も協議を重ねておりまして、話し合っておりますけれども、現状の、皆様も御承知のように、こうした社会・経済状況とか、現地の状況などを考慮しても、当時のような価格が出るということは大変厳しい状況にあると聞いております。
◆17番(河合正猛君) 私もそう思います。今、国は、今の金額で買うというのは基本的な考えだと思うんです。だから、私は大変厳しいなと思っております。それで、今後この問題にどうやって対応されていくおつもりでしょうか。
◎副市長(陸浦歳之君) 取得当時の単価、面積、ただいま建設部長が御答弁したとおりでございます。市の所有する用地もそうでありますけれども、私も土地開発公社の理事長として、先行取得しておりますこの土地開発公社の用地2万6,400平米、取得時の単価と現在の地価と相当な乖離があり、ただいま部長が答弁しましたように、市長、担当、私も再三、国交省等に当時の取得の状況等を説明に上がったりしてお願いはしておりますけれども、大変非常に厳しい現状となっております。 近々2期エリアの民地の方々にも単価が示されるということで、その単価といえば非常に厳しい環境に置かれております。私も大変頭を今痛めておるようなことでございまして、これにつきましては、単価等が出てまいりました折には、早々に議長さんに全員協議会の開催を要請いたしまして、いろいろと議員さんの御意見、お知恵等も拝借しながら、開発公社そのものの、19億円という今財産を持っておりますけど、そのうちの半分が開発公社ですので、そんなことで一度御協議を願いたいと、こんなふうに思っております。よろしくお願いいたします。
◆17番(河合正猛君) 今、副市長さん、簿価19億円かかったわけですか。
◎副市長(陸浦歳之君) 全体が19億円で、そのうち約10億円程度の、2万6,400平米、約10億円程度持っておるということでございます。2期エリアの部分がですね。半分です。
◆17番(河合正猛君) 先ほどの答弁の中でもあるように、今から交渉していくところへ金額を言うわけですよね、もう。提示するわけですね、国交省が。その提示金額が、土地開発公社が持っておる土地も同じ金額でしか買わんのですね、多分。そういうことになると思うんですね。
◎副市長(陸浦歳之君) おっしゃるとおりになると思います。
◆17番(河合正猛君) じゃあ、いろいろあろうかと思いますけれども、とにかく一遍、全員協議会を開いていただけるということでありますので、この問題は全員協議会でいろいろ議論をしてまいりたいと思います。ありがとうございました。 (拍手)
○議長(沢田和延君) 暫時休憩いたします。 午後2時21分 休憩
--------------------------------------- 午後2時43分 開議
○議長(沢田和延君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 福田三千男さん。 〔21番 福田三千男君 登壇〕 (拍手)
◆21番(福田三千男君) どうもお疲れさまでございます。 今回の定例会一般質問、16人と多い通告者にもかかわらず、沢田議長さんの時間配分よろしく、きょうは私とあと小林さん2人になりました。時間はたっぷりありますので、一生懸命やりたいと思います。 一般質問通告時に少し遅かったもんですから、議員の皆さん方とバッティング、重なる部分が大変多くて、これはちょっと困ったなと思いながら、やめるとまた「あすの江南」に書かれるということもありますので。 施政方針という形で通告をさせていただきました。市長の施政方針について一般質問として提出させていただきましたが、施政方針になりますと、どうも議案質疑のような形になってしまうんではないかと、ちょっとこれもまた困ったなと思いながら、そしてまた施政方針でありますので、当局とのすり合わせは必要ではないんじゃないかと。というのは、市長さんが自信を持って年度始めに行われるこの施政方針でありますので、どんなことがあっても答えられるんでいいんじゃないかというようなことを少し当局に言いましたところ、やっぱりすごいページもありますので、やっぱり通告をしていただきたいと。話しているうちに、やっぱりそうだなと思いました。何でもかんでも質問していくと時間の無駄になると思いましたので、私は今回、市長さんが掲げられております五つの中の生活環境、産業分野と、それから都市生活基盤分野、それからあと一番最後の経営、企画分野の三つに絞って一般質問をさせていただきたいと思います。 それから、今回の市長さんの施政方針は、今までと少し違いまして、まず大きくこういうことをやるということを出されて、それからその次に具体的にはこうする、こうする、こうするというふうに列記されていて、大変今までと違ってわかりやすい施政方針だったと思っております。 前置きはこれくらいにしまして、まず生活環境の中で、安心・安全な地域づくりについてであります。 安心・安全といいましても、防災、交通、火災、それから先ほど少し出ました食の問題、あるいは医療、防犯、耐震のこと、それから昨日も山議員がお話しになっておりました自殺のことなど、大変幅広い分野に広がると思いますけれども、今回はこの中で防犯と消防に絞って質問をさせていただきたいと思います。 少し前、地元の回覧板が回るわけですけれども、その回覧板に、最近、市内の犯罪件数がふえているので注意をしてくださいという呼びかけがありました。また、つい先週、先々週でしょうか、尾北ホームニュースで「忍び込み増加、江南署は全国ワーストツー」という不名誉な記事が掲載をされておりましたが、実際、江南市内の犯罪状況はどのようになっているか、把握されていたらお尋ねをしたいと思います。
◎総務部長(安達秀正君) 江南市の刑法犯罪認知件数といたしましては、平成17年は2,361件あります。平成18年は1,850件、平成19年は1,860件で、平成17年と比較いたしますと501件減少いたしております。県内順位は、県下で78市区町村中、平成19年は29位でございます。愛知県のこの全国順位は全国で第3番目であります。 また、重点犯罪というのがあります。10の罪種によりまして、これは自動車盗、車上ねらい、部品ねらい、オートバイ盗、自転車盗、恐喝、強盗、ひったくり、自販機ねらい、侵入等で、この件数は平成17年は1,382件、平成18年は1,115件、平成19年は1,032件で、平成17年と比較いたしますと350件減少いたしております。この県内順位は、先ほどの78市区町村中、平成19年は30位で、愛知県の全国順位は、こちらも全国第3位でございます。 平成19年に、先ほどお話のありました、江南市において特に多い罪種といたしましては、住宅侵入等のうちの忍び込みであります。忍び込みとは、家人の就寝中をねらって家屋に侵入するということで、これは一歩間違えますと強盗などにもなり得る、凶悪犯罪にもなり得るものでありますけれども、これが124件発生しておりまして、これは県内順位第2位であります。ちなみに、愛知県は全国第1位でありますので、全国第2位ということになるかもわかりませんけれども、この忍び込みの1位はお隣の一宮市の179件であります。2位が江南市の先ほどの124件、3位は小牧市の123件であります。近隣では、犬山市が49件の12位、扶桑町は35件の16位、大口町は34件の19位、それから岩倉市が20件の30位ということであります。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございました。 尾北ホームニュースに載っていた全国第2位というのは、絞られた忍び込みなどの場合が全国第2位、愛知県第2位ということで、全体的な主な、今部長からお答えいただきましたように、総トータルの犯罪では、県下市区町村78あるわけですけど、その中で30位ぐらいですので、それほどワーストワンとかツーとかいうことではないと思いますけど、いずれにしましても、一宮市が1番、江南市が2番、それから小牧市が3番、これは実際にこの関係がどのような形でこういうワーストスリーまでが近くに偏っているかということは僕は専門家でありませんのでわかりませんけど、とにかく近隣の市町にいたしましても、大口町、犬山市、それから扶桑町あたりもやはり半分より、この忍び込みなどですけれども、愛知県全体の半分よりは悪いところにいるということであります。 これは、愛知県で1番ということは全国で2番でありますけれども、こういった汚名ですね、江南市が忍び込み件数が愛知県で2番なんていうことは、やっぱり汚名を返上しなければならないと考えるわけであります。 そこで、この空き巣などの犯罪を除くためにはどうしたらいいかということでありますけれども、一つとして、いろんな方法があると思いますけど、一つとして、防犯のパトロールがあるわけであります。市内各地ではパトロール隊の設立が大変盛んだということを聞いておりますけれども、今、江南市の防犯パトロール隊の設立の状況についてお尋ねをしたいと思います。
◎総務部長(安達秀正君) 防犯パトロール隊の設立状況でありますけれども、現在、56団体設立されております。内訳といたしましては、51区3町内会2自主団体であります。 年度別の設立状況でありますけれども、これは平成15年度から始まっています。当初は6団体、平成16年度は18団体、平成17年度は8団体、したがいまして平成18年、平成19年度に頑張らなきゃならないということで、お地元にお伺いしまして区長さんにお話しいたしまして、積極的に結成いただいておりまして、平成18年、平成19年とも12団体設立できております。現在は56団体でありますけれども、市内67区中、区としましては51区設立されておりますので、設立率は76%であります。現在、16区が未結成でありますけれども、またお伺いいたしまして結成いただけるように進めてまいりたいと思っております。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございました。 江南市においては、実に80%の区の皆さん方が何らかの形でパトロール隊に加わって活動されているということで、大変ありがたいと思っております。 その活動の仕方なんですが、地区によってはいろいろ活動の仕方があると思いますけれども、その活動の仕方を当局で把握されておりましたら、ぜひともお知らせをいただきたいと思います。
◎総務部長(安達秀正君) 活動状況でありますけれども、まずパトロール日といたしましては、パトロールされる日にちでありますね、月1回が3団体ございます。月2回が11団体、月4回が34団体、これが一番多うございますけれども、月8回が4団体、月12回が1団体、毎日が1団体あります。その他が2団体、こういう状況であります。 そして、パトロールの時間帯でありますけれども、午後の7時半から8時半という団体が3団体、8時から9時が25団体、これが一番多うございます。それから9時から10時が8団体、それから8時から10時の2時間の団体が2団体、決まりなしが4団体、季節によって時間を変更するというのが4団体、その他が10団体であります。 パトロールの方法でありますけれども、おおむねのパトロール隊におきましては、事前に巡回ルートを決められておりまして、反射材チョッキを着られて、赤色灯を持って集団で巡回されておられます。また、自動車に青色回転灯をつけて巡回されている団体も現在6団体ございます。 市の支援といたしましては、皆さんがお使いになる反射材つきのチョッキや赤色灯、拍子木、青色回転灯などの貸与をしたり、それから防犯活動の内容、そうしたものの相談ですね、そうしたことに対する支援を行っております。
◆21番(福田三千男君) 多くの団体の皆さん方がそれぞれの活動方法でそれぞれの区に合ったようなパトロールを実施されているということが今わかったわけですけど、実は私も地元のパトロール隊に登録しておりまして、水曜日の夜の9時から10時までの間、時間がある限りですけど、実際にはパトロール隊に参加させていただいておるわけです。いずれにしましても、労多くて、先ほどの129件ですか、愛知県で2番という空き巣ねらいに入られておるという、これだけ一生懸命パトロールをされていてもなかなか実績が上がらないというのが現実であります。もちろんパトロール中に侵入を未然に防いだ例とか、あるいは初期消火に努めたという例は地区によってはあって、それは耳に入っておりますけど、全体としてはなかなか効果は上がっていないということであります。 そこで、今後は、この各地区それぞれの形でそれぞれの方法でそれぞれの人数でパトロールしているのを、全市的に一つ組織化をして、多少お金はかかるかもしれませんけれども、総合的に実施していったらいいんじゃないかと私は思うんですが、いかがでしょうか。
◎総務部長(安達秀正君) この平成20年度には、今般、江南市安全なまちづくり条例というのを提案させていただいておりますけれども、これに基づきまして、市内で防犯活動をしていただいております、先ほどの各区町内会の地域防犯パトロール隊や学校のスクールガード、その他事業所の防犯協会等のそうした団体を組織化いたしまして協議会をつくってまいりたいと思っておりますけれども、防犯対策の推進体制を確立し、江南警察署などとも連携いたして、その連携によって効果的なパトロール等ができればと思っております。そうしたことで、防犯、犯罪の防止に向けた取り組みを積極的に展開してまいりたいと考えております。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございます。早速いい答弁をしていただきまして、ありがとうございます。 市長さんも御出席だったと思いますけど、昨年の秋の全国都市問題会議、静岡で開催されましたけど、その折に、NHKの堀尾正明アナウンサー、最近の新聞ではNHKを退社するというようなことが出ていましたけど、基調講演ではありませんでしたけれども、報告として「ご近所の底力」という形を映像で示しながら、犯罪に対する防ぎ方というのをお話しされておりました。 それによりますと、まず第1に地域の目、住民同士の連携、不審者のかけ声、それから音、これには警報機、それから犬とか防犯の砂利、それから光、家の周りを明るくするとか、それから時間、侵入されるのを防ぐために時間のかかる錠前をつくるとか、そういったようなことを提示されておりまして、それぞれの方法があると思いますけど、こういったことも参考にしながら、立ち上げていただきたいと思っております。 また、そういったこととは別に、他の書物などを読んでみますと、塀の形とか植栽、それからカーポートの位置などによっても大分空き巣ねらいを防ぐことができるというようなことを聞いておりますので、総合的な防犯対策の推進をぜひ図っていただきたいと思います。市長さん、よろしくお願いします。 関連しまして、このたび定例会に上程されました江南市安全なまちづくり条例、まさにぴったりのタイミングであったと思います。先ほど言いましたように、議案質疑になりますのでこれは控えさせていただきますけれども、これと同時に、安心・安全のまちづくりに欠かせないのは地域の交番であります。昨年の9月ごろだったと思いますけど、江南警察署長より布袋中学校区の交番用地確保の協力要請があったと聞いておりますけれども、布袋地区の交番の設置について、先月、布袋地区鉄道高架まちづくり協議会の視察がバスでありましたけど、その折にもこの交番の話題が出ておりました。布袋地区の交番の設置について、その後の進捗状況はどのようになっているか、お聞かせください。
◎総務部長(安達秀正君) 布袋地域の交番につきましては、現在、中学校下に1交番ということで愛知県警が進めておりますけれども、布袋地区にだけないということで、昨年の9月19日でありますけれども、昨年の9月に交番用地を確保していただきたいということで県警より要請を受けまして、10月には総務委員協議会を開かせていただきまして、その概要を説明させていただいております。 その後の動きでありますけれども、場所としましては、布袋ふれあい会館の前の通りですね、布袋駅線、または駅前広場、現在造成しておりますけれども、そこに当たる土地でということであります。その中で200平方メートルから250平方メートルの土地を市が買い、愛知県警に貸すということでありますけれども、そうしたことをお話しさせていただいて、現在までお1人の方からその条件等についてのお尋ねがありました。その内容を持ち帰って家族で検討するということで、しばらくお時間がいただきたいということでございますが、現在のところその方から売却するという返事はいただいておりません。 今後のスケジュールでありますけれども、適地があるということで、適地の探す範囲ですね、江南駅線か駅前広場に接している土地で売却していただける土地がある場合は、まず交番用地としてこれが適切であるかどうかということは議会に相談させていただきまして決定してまいります。次に土地の鑑定評価を行いまして価格を算出いたします。そして相手方と売却金額について合意ができれば、直近の定例会に土地購入費等の補正予算を計上させていただくスケジュールを考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。 なお、平成20年の秋ごろまでに土地が購入できる見込みであれば、愛知県警に対しまして平成21年度中の交番の建設について要請をしてまいりたいと考えております。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございました。 土地の用地の確保さえできれば、来年、平成21年度には待望の交番ができるということであります。問題は土地の確保でありますけれども、我々地元の議員、力を合わせて協力をしっかりしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは次に進めたいと思います。 消火栓の新設の件についてであります。 最近、本当にまだつい最近ですけど、地元で火災が発生しました。けが人もなく、類焼も免れたということでありますけれども、そのおうちは全焼してしまいました。 そこでお尋ねしますけれども、消火栓の設置基準というのはどのようになっているか、お尋ねをいたします。
◎消防長(大脇昭夫君) 消防用消火栓65ミリ管でございますが、毎年1基設置しております。設置基準につきましては、消防水利の基準に基づきまして、都市計画法による用途地域が商業地域、工業地域につきましては半径100メートル、その他の用途地域などは120メートルに1基というふうに示されておりますので、防火水槽との兼ね合いを考え、空白地域に設置をしております。 なお、平成18年4月1日現在の水利の整備率につきましては82.2%でございますので、今後も継続して設置してまいりたいと思います。よろしくお願いします。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございました。 あまりこの件には詳しくありませんので、素人考えで質問しちゃいますけど、お許しください。 予算書によりますと、今年度、平成20年度は和田地区に1基100万円ぐらいの設置が予定されておりますけれども、たまたま平成20年度が1基であって、その次の年、その次の年はもう少し設置を、要望があれば設置をしていく、数をふやしていけるかどうかということをお尋ねします。
◎消防長(大脇昭夫君) 消防の方の消防消火栓というものにつきましては、計画でいわゆる1基ずつぐらいの整備という形にしておりますけれども、今お尋ねのお地元の方から要望が出る簡易消火栓というものにつきましては、御要望があれば水道部と協議して図っていきたいというふうに思っております。
◆21番(福田三千男君) 今の消防用の消火栓というのは、ちょっと大きいというか、65ミリのやつで、地元にある簡易消火栓というのは、もっと小さくて、五明にも60基ぐらいはところどころにあると思うんですけれども、そのことですね。今年度、平成20年度に1基設置するというのは、消防用のプロが使うやつですよね。
◎消防長(大脇昭夫君) そのとおりでございます。
◆21番(福田三千男君) わかりました。 その65ミリの消火栓は、例えば、あるとする。それは消防車が駆けつけてきて消防のホースにつないでばーっと出すわけですけど、早目に地元の人が見つけた場合には、それをアダプターなんかを使って取りつけることは可能ですか。すみません、素人でありますので変な質問ですけれども。
◎消防長(大脇昭夫君) 65ミリから下の小さい口径に落とす機材はありますが、お地元の方がそれをさわってということはなかなか難しいかとは思います。
◆21番(福田三千男君) わかりました。 地元の簡易消火栓は、時々アダプターを使って地元同士で訓練する、側溝が汚れたときにばーっと流しながらやっているところを見たことがありますけど、でかいのはやっぱりだめだということですね。 〔他に発言する者あり〕
◆21番(福田三千男君) (続)すみません、ちょっと畑かんと簡易消火栓と本当の消火栓とちょっと間違えてしまって質問をしましたので、すみません。聞くはいっときの恥ですので、これでわかりましたので。 じゃあ、先ほどおっしゃいましたように、簡易消火栓というのは、地元の要望があれば何基でも、地元が負担をすれば何基でも設置することができるわけですね。
◎消防長(大脇昭夫君) 無駄な配置でなければ設置ができるということです。
◆21番(福田三千男君) 無駄な配置というのはどういうことでしょうか。
◎消防長(大脇昭夫君) 言葉足らずで申しわけございません。同じ給水管の中にすぐ隣にまた同じ簡易消火栓を立てられますと、水が引っ張り合いして飛ばなくなりますので、有効な位置に設置をしていただければという意味でございますので、よろしくお願いします。
◆21番(福田三千男君) 先ほど簡易消火栓の設置の費用は地元負担だということをお聞きしましたけれども、これは最初から簡易消火栓については一切江南市は補助金は出していなかったわけですか。途中からやめたということじゃなくて、最初からですか。
◎消防長(大脇昭夫君) 今お尋ねの場合につきましては、水道の簡易水道組合というのがございますが、それが市の方の水道事業に移管された後につきましては、お地元負担で設置をしていただいております。
◆21番(福田三千男君) 簡易水道が昔あって、それのところから引っ張った簡易消火栓は地元負担ということですか。そうしたら、簡易消火栓を今もし五明に、今、60個ぐらいあると思うんですけど、新興住宅がたくさんふえて、そこへ初期消火のために引っ張りたいという場合は、区長から要望すれば、地元負担でもって要望すれば、いつでもできるということですね。
◎消防長(大脇昭夫君) 一度水道部とは協議をいたしますけれども、おおむね設置ができるというふうに思っております。
◆21番(福田三千男君) わかりました。 きっとこのことについては地元の区長さんとか防災会長さんは百も承知だろうと思います。私も、防犯とか、関連したもんですから、消火のことについてお聞きしましたので、本当にすみませんでした。 それからもう一つ、この6月1日からですか、5月30日までに平成20年度の住宅用火災報知器設置ということが法で定められておるわけですけれども、このことは昨年の自主防災の折にも、消防署の方からそういうことの啓蒙チラシ、あるいは実際の火災報知器などを持ってきて説明していただいておるわけですけれども、その後、もう間近に迫っておりますけれども、江南市の住宅で設置しなければならない火災報知器の設置状況はどのようになっているか、わかりましたら教えてください。
◎消防長(大脇昭夫君) 市が昨年5月に実施しました戦略計画策定に伴う市民満足度調査ということによりますと、江南市は設置率は20.9%という状況であります。これは設置期限が議員おっしゃったとおり5月31日ということもあり、低い数字になっていると思いますが、これからまた上昇してくるというふうに思っております。 また、3小学校、古知野南小学校、古知野北小学校、布袋小学校で行われました自主防災会の合同訓練の折にアンケートを実施いたしまして分析いたしました。19%という設置率になっております。 なお、市営住宅の152戸、県営住宅の1,210戸及び江南団地の賃貸住宅3,322戸については、全戸設置済みというふうに聞いております。
◆21番(福田三千男君) 市営住宅とか県営住宅、江南団地については、全戸設置済みと。そのほかについては、まだかなり設置率が悪いわけでありますけれども、設置に向けてどのようなPRといいますか、啓蒙運動を今までされてこられたのですか。
◎消防長(大脇昭夫君) 消防法の改正に伴いまして、平成17年9月の火災予防条例の改正以来、議員先ほどおっしゃいましたような、自主防災会の訓練会場でのPR、広報やインターネットを通じてのPR、それから昨年11月とことしの2月に市内の大型スーパーの店頭でPRコーナーを設置いたしまして、買い物のお客さんに対しまして設置推進のパンフレットやポケットティッシュ等を配布いたしております。また、救急の日や消費生活店のイベントでもPRをさせていただいておるところでございます。またそのほかに、市の職員だとか、前飛保区第3分団の小折班による火災報知器の共同購入ということが実施されておる状況でございます。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございました。 これは幾らPRとか啓蒙運動をやっても、各個人の方々がその気にならなければなかなか強制はできんということでありますので、根気強く広報とか、あるいはホームページなどでPRをしていただきたいと思いますが、もし仮に設置しなかった場合の罰則というのはあるんですか。
◎消防長(大脇昭夫君) 個人住宅への設置でございます。罰則規定はございません。
◆21番(福田三千男君) 罰則はないということでありますけれども、我々も啓蒙運動をして、少しでも火災の初期消火、あるいは類焼を免れるというのは、これは大変大切なことでありますので、一生懸命努めていきたいと思っております。 そして、今少しお話がありましたように、消防団の皆さん方がこういったものを、業者と提携してかどうかは知りませんけれども、あっせんされていたということを聞きましたけれども、それは何ヵ所、何消防団ぐらいでやってみえますか。
◎消防長(大脇昭夫君) 私どもで把握しておりますのは、先ほど言いました第3分団の小折班が現実に実施されております。
◆21番(福田三千男君) それは消防署としては一切関係なしにやってみえるわけですね。
◎消防長(大脇昭夫君) あくまでも独自でやっておみえになります。
◆21番(福田三千男君) わかりました。 それでは次に移りたいと思います。 今度は、都市生活基盤であります。布袋地区鉄道高架についてお尋ねをいたしたいと思います。 一昨日の牧野議員、そしてまた本日の今井議員、地元の議員さんたち、やはり市民の皆さん方が非常に興味を持ち、また待ち望んでおることでありますのでお聞きになったと思いますが、私は少し違った方面から質問をしていきたいと思います。 この鉄道高架といいますのは、御存じの方もおられると思いますけれども、昭和56年のころからまちづくり協議会が設立されまして、それからずうっと30年近く、二十五、六年もかけて、やっと平成16年に調査費がつきまして、それ以後、割と早いペースといいますか、布袋区画整理事業とともに並行して順調に事は進んでいるなと思っておるわけでありますけれども、今年度の予算を見ますと、鉄道高架に係るその費用というのが今年度はかなり大幅に減額をされているということが明らかになっております。これは少し聞いたことがあるんですけど、この減額された理由をお聞かせください。
◎建設部長(石川勇男君) 御地元の方でいろいろ説明会をさせていただいておりますけれども、そうした中で、一部地権者の方からいろんな御意見をいただいておりますので、その関係と、関西電力といいますか、電力の鉄塔を少し鉄道高架の関連で移設しなければなりませんので、その関連の日程が少しおくれまして、全体的には、今おっしゃられました、布袋地区の鉄道高架まちづくり協議会の総会とか委員協議会とか、いろんな場では平成20年度の早いうちに仮線工事にかかりたいというようなことで今公表させていただいておりますけれども、そうした御地元で少し意見をいただいていることや関西電力の鉄塔の移転に伴いますことで少し事業が延伸ということになりますので、その関連で少し予算の計上が当初予算の方では見送られている状況でございます。
◆21番(福田三千男君) わかりました。そういったことで、しばらくはおくれるということで予算をとめたと。ちょっととめたというだけで、またこれは話が進んでいけば復活して鉄道高架事業の推進になるという理解をしていいんですね。
◎建設部長(石川勇男君) おっしゃるとおりでございます。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございます。 それから、一昨日、牧野議員が高架下の有効利用、有効活用について提言をされておられましたけれども、そのときの部長の答弁の中に、高架下の利用については、まだ名鉄とは正式な、使ってもいいとか、幾らで貸すとか、そういった話はまだ進んでおりませんという答弁がありましたので、あれ、そんなことかなあと思っておりました。にもかかわらず、ワークショップとか、布袋地区の皆さん方がどうしたらいいんだろう、どうしたらいいんだろうというような形でいろいろ考え方をまとめながら今進んでみえる。 その辺のところのギャップができているなというように思ったんですが、よく考えてみますと、やっぱり名鉄というのは、江南駅もそうですけれども、いろいろと地元の要望事項がどんどんどんどん盛り上がってきて初めて動くということでありますので、やっぱり一昨日に部長答弁をされていたように、地元でいろんな案をまとめて盛り上げながら、こういうふうになっているんだということを名鉄に突きつけると。突きつけるという言い方はおかしいんですけど、お互いに協議しながらやっていくと、名鉄は必ず「できません、できません」となっていきますので、やっぱり地元の盛り上がり方が大事であって、例えば一昨日も話が出ていましたエスカレーターの件でもそうですけど、実際には図面の中にエスカレーターはなくて、
エレベーターだけでいこうと思っている。そのことについても、地元の要望が、どうしても必要だということの要望などをまとめて名鉄に提言していくというような態度が必要でないかと私は思うんですけど、部長さんはどう思われますか。
◎建設部長(石川勇男君) 議員御指摘のとおり、鉄道の高架下空間を利用するためには、地域の皆様の意見の集約を図りまして、鉄道高架下の具体的な利用計画を持って、地元のまちづくり団体の方々や地域住民の方々、関係団体の方々との、これは昨日来申し上げておりますけれども、協働で、
鉄道事業者にその提案を持って、地域の意見と市の意見を持って
鉄道事業者との協議をしなければならないと考えておりますので、今後もよろしくお願いしたいと思います。 また、鉄道高架下の空間の利用に限らず、鉄道高架事業本体の推進にも、地域住民の方や関係団体、諸先生方の御理解と御支援と御協力が必要だと思いますので、今後とも御支援の方をよろしくお願いしたいと思います。
◆21番(福田三千男君) わかりました。大体私が考えついたことと同じようなことをおっしゃいましたけれども、当局は今どちらかというと、地元とか市民に対して協働、協働、協働という形で、協働ももちろん大事ですが、リーダーシップはやっぱり当局、市でありますので、ちゃんとした考え方を持ちながら協働をやっていただかないと、そのうち市民もそっぽを向くということになってしまいますので、よろしくお願いいたします。 区画整理事業についてに行きたいと思います。 鉄道高架事業と並行しながら布袋南部区画整理事業が今進行中であります。当局から数字をきのう打ち合わせのときに見せてもらいましたけれども、183件のうち120件が完了して、ほぼ7割のペースで進んでいると。あと3割、もう3割まで来たということでありますが、これからが、その3割が大変であります。なぜかといいますと、私も地元におりますので、時々地元の人たちとお話ししたり、当事者とお話をしておるわけですけれども、なかなか残ったところがどんどんどんどん難しくなっていくということであります。 予定では平成23年でこの区画整理事業を完了したいというような形で、事務所の所長初め本当にみんな一生懸命頑張っていてくれている姿を実際に私は見ておりますけれども、そういった関係で、今回、平成19年度の予算を組んだところが1億1,000万円の繰越明許をするということになっている。これはそれぐらい、その予算を組んだんだけど、当事者との話し合いができないという難しい問題がいっぱい起こってきているわけです。 起こってきていると同時に、外から見れば、これは当局といいますか、担当者が何をやっておったんだと、予算を組んでおいてこれだけを残すなんていうことはおかしいと言われても仕方がないというように感じるわけですけれども、私は、強い言葉で今言いましたけど、実際、先ほど来言っておりますように、地元の人たちとお話ししながら、その当事者等の意見を聞きながらしていると、まあこれは当局を責めても、あれだけ頑張っておるのに当局を責めてもしようがないなという感じが今します。 ただ、今後、特にこの4月からは組織変更もされます。そして、今まで建設部の中の一つの課として布袋南部区画整理事業事務所というものがあるわけですけど、今度は機構改革を見てみますとそうじゃなくて、一つの班といいますか、そういう形になってしまいます。もちろん今ある事務所の人員は多分配備していただけると思うんですけれども、責任者、それから区画整理に携わる職員の皆さん方にお願いしたいことは、チームワークをしっかりと組んで平成23年度までにその事業が完遂するように努力をしていただきたいというように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それから次にまいります。 フラワーパーク江南でありますけれども、先ほども少しこのフラワーパーク江南のことが出ておりますけど、私はただ1点だけ、1週間ぐらい前に地元の人と、天気もよかったもんですから、フラワーパーク江南へ一緒に連れていってくれということで、車に乗せて、お年寄りの方でありますけど、3人ぐらい乗せて、すいとぴあ江南の方から行きたいということで、まずすいとぴあ江南へ寄って、フラワーパーク江南の方へ堤防をずうっと走っていったわけですけれども、その公園のすぐ近くになれば「フラワーパーク江南」という看板が横にあるわけですけど、そのところへ行くまでに、見落としたかもわかりませんけれども、どうも案内標識がないということに気がつきましたので、堤防上に看板を立てるということは、河川法か何かにひっかかって柱を立てられないという大変難しい面もあるかと思いますけど、その辺のところを何とか知恵を絞って、もう少し、せっかくの公園だ、公園だといってみんな騒いでおりますので、そこへ行く道をわかりやすくするためにいい知恵はないか、お尋ねします。
◎建設部長(石川勇男君) 御指摘の看板でございますけれども、現在、フラワーパーク江南の案内標識につきましては、主要市道江南関線、名草線ですね、名草線を行っていただくと堤防に上がる手前に1ヵ所と、それから県道鹿ノ子島南小淵線といいまして、草井小学校の付近のところに看板が2ヵ所、市の管理しておる看板がございまして、その看板でフラワーパーク江南の案内はさせていただいております。また、フラワーパーク江南の南側の信号付近には、フラワーパーク江南事務局が開園当初の看板を6枚ほど立てております。 それで、フラワーパーク江南がもっとわかりやすいようにというような御意見でございますけれども、前回だったと思いますけど、議員さんからも御指摘いただきましたように、あそこの信号に「フラワーパーク江南」なり「フラワーパーク江南入り口」とか、その手続をしたいんですけど、年に1回の申請でございますので、その信号に何らか看板をつける手続は、今その手続の申請を準備しているところでございます。また、フラワーパーク江南の事務局といろいろ相談をしておりまして、いろんな面でのPRとか看板の設置は、今後いろんな調整をしましてしっかりPRしていきますので、よろしくお願いいたします。
◆21番(福田三千男君) せっかく立派な公園がセッティングされて、これからももっと開発しながら、江南市の名所、曼陀羅寺公園とともに江南市の名所の一つとしてPRしていくところでありますので、北側からも西側からも南側からもフラワーパーク江南がわかるように、よろしくお願いをいたします。 もう少し、約束をしたことがあるんですけど、あと5分お願いします。 最後ですけれども、アダプト制度についてであります。 一般質問を過去何回かやりましたけれども、このアダプト制度について多分一番たくさんやってきたんじゃないかと思います。と申しますのは、やっぱり自分が最初にいろいろ視察をしながら個人的にも調べてこの制度を採用してもらったという思いがあると思いますので、どうもこのことが気になってしようがないということで、いろいろ当局の方から、現在のアダプトをやっている江南市の団体の数とか、それから近隣市町の団体の数とか、いろいろなことを調べていただきまして、大体自分が思ったとおりの数字だなと。多くもないし、少なくもないなと。少しずつではあるけれども、進歩しているなというふうに思ったわけですけれども、最後に、アダプト制度の拡大に向けてどのような考え方を持っておられますか、お尋ねしたいと思います。
◎企画部長(船橋憲次君) 拡大の策ということでございますが、なかなか難しいということでございまして、実は昨年の10月でございますが、初めてアダプト里親懇談会を開催いたしております。このアダプト団体の意見交換会や連携の場となるねらいで開催をいたしております。この懇談会の後でございますが、あるアダプト団体が行いました美化活動に別のアダプトの方が参加をされておりまして、一定の連携の成果が上がっているんではないかと思っております。今後もこのような懇談会を続けてまいりたいというふうに考えております。 また、広報やホームページの掲載によりますPRのほかに、いろんな会議等、機会をとらえましてPRに努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
◆21番(福田三千男君) ありがとうございました。 実は私の地元でも二つぐらい、登録はされてないんだけど、アダプトと同じようなことをやっておられる団体がありますから、アダプト制度を登録されたらどうですかというようなお勧めをしたんですが、まあそんなことをやらんでも我々はやっておるでいいわというような考えの方も市内にはたくさんあると思いますけれども、どっちかというとこのアダプトは、自分たちでやるんだという、自信を持ってやるんだという意思の表示をすることでありますので、私もPRに努めますので、当局の皆さん方もよろしくお願いいたします。 約束の時間が来ましたので、以上で質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 (拍手)
○議長(沢田和延君) 小林弘子さん。 〔18番 小林弘子君 登壇〕 (拍手)
◆18番(小林弘子君) 最後の最後になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。 施政方針についてほとんどお尋ねすることで一般質問を出させていただきました。市長さんが先日お出しくださいました施政方針の中の最初に「市民が主役の 活力あふれる 自立したまち 江南」を目指してという1項目がございまして、本当に力強い思いがいたしました。このことを推進の意味で、これから少しお尋ねさせていただきたいと思います。 中にあります文面に従ってお尋ね申し上げますので、よろしくお願いいたします。 最初に1ページから2ページにかけましてですけれども、災害対策活動の充実・強化の中の項目ですが、「具体的には、災害時に支援を必要とする要援護者用資機材を計画的に設置してまいります」というふうに述べてくださっております。ここの「要援護者」ということにつきまして、どういう方たちを想定していらっしゃるか、最初にお尋ねしておきたいと思います。
◎消防長(大脇昭夫君) 福祉課の方とちょっとお聞きいたしました。基本的に災害時の要援護者とは、介護保険の要介護3から5の認定者のうち、居宅介護の者、それからひとり暮らしの高齢者、それから
身体障害者手帳1級・2級の方、療育手帳のA判定の方、精神障害者保健福祉手帳1級の所持で在宅者、それから日本語が理解できない外国人の方等々という方で、災害が発生したときに安全な場所に避難することや、避難先での生活を続けることに大きな困難が生じるというふうに想定される方を対象として考えております。
◆18番(小林弘子君) ありがとうございます。 恐れ入りますが、その人たちにつきまして、大体その対象者数はどのぐらいとお考えでいらっしゃいますか。
◎消防長(大脇昭夫君) 現実登録者という、援護者に登録しておみえになる方というのは、手挙げ方式でございますので962件の方でございます。援護者の対象者数でございますが、福祉課と長寿介護保険課の方に確認いたしまして、介護保険の認定者が2,561人、平成19年10月末ということでございますが、独居老人で739人、それから高齢者世帯が4,391世帯、それから障害者という形で1,583人、外国人については1,859人というふうに伺っております。
◆18番(小林弘子君) 上げられているだけでかなりの方たちに上るのですが、さらに私が思いますのには、妊産婦の方、もちろん乳幼児もこの中に当然入ってくると思います。数を出せと言ったので逆に御無理があったと思いますけれども、これだけの数の人たちが要援護者という形でいらっしゃると思います。 実は過日、江南市が人にやさしい街づくりを推進する条例の実施要綱を策定するときに、そのときのたしか策定の委員の中にもいた、AJU自立の家という名古屋にあります障害者のいろんなノウハウの支援をしているところのスタッフの人が、どうしてもちょっとプレゼンテーションしたいというので、予防防災課の方にお会いしていただいたんですけれども、災害のときの避難場所で、パーテーション、段ボールで、特別な段ボールです。湿気やいろんなものに強い合板にした段ボールで四方を囲って、天井もつけて、そうしますと着がえしたり、それからおむつのかえだとかそういうことも中でできる。そして、音も出ないし、影も映らない。 長い間そういう避難所にいると、どうしてもそういうことでまずみんな神経的にくたびれて、うつ病とかそういうことの原因を起こしてしまうということが日ごろから訴えられておりまして、そういうものはいかがでしょうかという方がいらしたことがあるんです。そのことが頭にありましたので、この1項目を読みましたときに、ああ、やったと思いましてお尋ねしましたところ、本当に申しわけありません。結局、議案質疑といいますか、予算書の中に今回予算が上げられておりました。211万1,000円が、いろいろな資機材を入れる収納庫を含む8点ぐらいの、仮設トイレだったり、一部のパーテーションだったりということが上げられておりました。 ここに上げられております中で、パーテーションについてはやはり合成皮革のものというふうにお聞きしているんですけど、その辺につきまして少しお尋ねさせていただきたいと思いますが、この資機材についての御説明がいただければと思います。
◎消防長(大脇昭夫君) 基本的に資機材の内容は概要書にお示ししてあるとおりでございますが、基本的に投入してまいりますのは、車いす対応の仮設トイレ、それから担架、簡易ベッド、車いす、簡易の間仕切りですね、ワンタッチ式の段ボール製でございますが、これと、いわゆる更衣室のパネル、スロープと、それらを入れておく収納庫という形で整備をしていくものでございます。したがいまして、健常者が自分のお部屋が欲しいといったような大きなきちんとした間仕切りのものではございませんので、よろしくお願いをいたします。
◆18番(小林弘子君) わかりましたが、合成樹脂のものは、やっぱり中にランプをつけたりしますと影が映るというふうにお聞きしていますし、音も出るというふうに聞いているんですね。できましたら、その併用の中で、いい形で今後整えていただければありがたいなと思ったんです。 それと、先ほど要援護者の数をお聞きしたのは、211万1,000円でこの収納庫というのは、何ヵ所ぐらい設置していただけて、どことどこになるんでしょうか。
◎消防長(大脇昭夫君) 基本的に配置していきます場所は市内の20ヵ所の避難所でございますので、この予算からいって大体三つから四つの箇所へ行きますので、おおむね5年程度で配備ができていくかなというふうに思っております。
◆18番(小林弘子君) 将来的に全部の場所にこの設置ができるということですね。 先日ちょっとお聞きしておりましたら、段ボールは長い間そこに備蓄しているとダニがついたりするのでというふうなお話でございました。ダニということになりますと、じゃあ今現在も毛布やいろんなものを備蓄しているんですけれども、そういうことにつきましては、薫蒸とかそういうのはどんなペースでやっていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。
◎消防長(大脇昭夫君) 毛布につきましては、避難所を開設したときに、使われた場合は洗濯して、保存の場合は真空パックで保存をいたしておりますので、今言った虫というのは少し考えにくいかというふうに思っております。
◆18番(小林弘子君) 段ボールは、実はそのプレゼンテーションがあったのは、本当に畳大ぐらいの大きさで、箱もその畳の厚さぐらいの中に全部コンパクトに入るというもので、ダニもつかないようになっているとお聞きしたんですけれども、どうも今回のには入っていないようです。置く場所がないということでしたけれども、そのぐらいのスペースはこれから先お考えいただけると本当にありがたいと思っております。これはこのぐらいで結構でございます。 それから3ページのずうっと下段の方でございますが、ここに「すいとぴあ江南につきましては」というところがございます。「現行の指定管理者による指定期間が平成20年度までとなっておりますので、一般公募による再指定に向けて準備を進めてまいります」という1項目がございます。 これにつきまして、一昨日来、いろんな方が鈴木さんを初め御質問がありましたので、ある意味、この指定管理システムそのものがオーケーになったというふうに考えます。それにつきまして、もう少し、ここはこういうことをやった、こういうことを工夫してこれが効果的だったからというようなことを、例えば市民の人たちの感想とか、そういうアンケート的なものとか、そういうのがあるかどうか。数字的に指定管理者にしたための効果が出たということプラス、実際的な目に見えてという部分があったら御紹介いただきたいと思います。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 指定管理者につきましては、基本的には今議員おっしゃいましたように、利用者からのアンケート、そしてまた運営委員会の意見、要望を把握することで改善に努めておるところであります。 それで、改善の主な内容につきましては、先日の鈴木議員の質問に対して御答弁を概要申し上げたところでありますが、そのほかハード面において、一部トイレのウオッシュレット化、そしてまたレストランの床のカーペットの張りかえなどがあるわけであります。 いずれにしましても、市といたしましては、やはり指定管理者に対しまして、今後も利用者、そしてまた市民の皆さんに親しまれる施設となるように、またあわせて、民間ノウハウを最大限に発揮してさらなるサービスの向上を図るように、指定管理者に対して指導監督に努めてまいる、こういった考え方でおりますので、よろしくお願いいたします。
◆18番(小林弘子君) すみません、恐れ入ります。今のそのウオッシュレット化とか、それから床の改善というのは、指定管理者の利益の中でやってくださることですか。そうじゃなくて、市が、今まで100万円以上の修理は市だというふうにお聞きしていましたけれども。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 今申し上げましたトイレのウオッシュレット化、そしてまたレストランの床カーペットの張りかえ、これも指定管理者がみずから行ったものであります。これについても、利用者等々の御意見、御要望があったものを反映した内容でありますので、よろしくお願いいたします。
◆18番(小林弘子君) 本当に一生懸命やっているなという思いがいたします。最近、ランチが評判で行列ができているというふうに、待ち時間がというふうにお聞きしているので、一度食べてみたいと思っていたところですけれども、努力しているというのがわかります。 それで、今回3年ですから、先ほど平成20年度で期間が終わるというふうにおっしゃっていまして、次は5年という見通しということもお聞きしていますが、そのとおりでしょうか。次の指定管理者を公募するに当たっての期間は、今度は5年間ですか。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 基本的に5年ということで考えております。
◆18番(小林弘子君) そういうエピソードを聞きたかったというのは、今度そういう例えば公募した中から指定管理者を選ぶについて、いろんなことが参考になると思うんですね。現在何がうまくいったのか、何が市民が歓迎したのかということが最低の基準になるんであって、やたら難しい条件ではなくて、喜ばれることであれば、それが条件となって最低の基準になればと思うので、お聞きしました。 それともう一つ、実は私ごとですけれども、先日、すいとぴあ江南の自主行事を頼まれまして人形劇の公演に行ったんですけれども、暗幕がなくて、宴会場のお広間ですのでないのはしようがないんですけれども、本当に170人ぐらい、お子様から若い御夫婦からお年寄りまで、たくさん入ってくださっていたんですけれども、暗くして影絵を見たいという御要望でしたので、それを設営するのに、あいているお部屋のふすまを外してきて障子の外側にみんな立てて、欄間は段ボール箱を解体してそれを張って光を遮るというような、とても大変な準備をして、その上で公演をしたという、つい最近のことでございます。以前も一度、養護学級といいますか、特別支援教室の子供たちをお集めしてあそこの2階の会場で公演しましたときにも、暗くならなくて、同じような大変な大騒ぎをしました。 それで、せっかくことしの自主事業の中でこういうことを考えてくださって、もうすぐ自分たちのところは指定管理が終わるとなったら、暗幕をつけようと思っても、もうつけませんよね。そこまで今やったってという思いがあるんじゃないかという気がするんですけれども、もしこういうことを、そういう企画が喜ばれて、そういうものが必要であれば、将来的にはそれはどこがお考えいただけることなのか、ちょっとだけお尋ねしておきたいと思います。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 自主事業の中でということでございまして、大変御迷惑をおかけ申し上げました。 実は、施設の利用率を向上させるということのためには、やはり利用者の要望をお聞きしてサービスの向上を図ることがやはり必要であるというふうに考えております。施設におけるところの設備や備品を充実させることにつきましてはやぶさかではございませんが、やはりそうした備品のやっぱり利用、もしくは使用の頻度もやはり考慮する必要があるとは思います。そうしたことで、議員おっしゃいましたような、一度利用の実態等もよく調査をして検討していきたなというふうに思います。また、場合によってはレンタル等で準備できる方法も考えられますので、そういった面につきまして、その取り扱い等について指定管理者とよく協議をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆18番(小林弘子君) 多目的ホールというちゃんとした完璧な施設がございますけれども、そこまでのことはできないという程度の催しもたくさんあるということを御理解いただきたいと思います。 それから、同じ3ページの下の方にございます。市民菜園、先ほど市民菜園のお話もたくさん出ましたけれども、それから「産地指定野菜の生産や」のところに、後半ですけれども、「農業生産活動への支援を引き続き実施するとともに」という項目がございます。そしてまた1行下でございますけれども、「農業生産の向上を図るべく施設の整備や適正な維持管理に努めてまいります」というところまでにつきまして少しお尋ねいたします。 市民菜園につきましては、これはちょっと申し上げたのがかなり以前のことだったんですけれども、できたら障害者が車いすで土や草花に触れるチャンスができるような市民菜園のコーナーをつくっていただきたいということを申し上げたことがありまして、ただ、これにつきましては、よほど道路にアクセスしていて近くないと、車いすが畑の中に入るための道路を周りにつくらなくちゃいけないということで、かなり難しいかなとも思ったんです。ただ、今現在、何区画ぐらい皆さんがお使いでいらっしゃいますか。
◎
経済環境部長(津田勝久君) 市民菜園につきましては、現在、市内の34ヵ所で開設をいたしております。面積は3万8,084平米で、894区画に686人の方が利用をされております。 なお、区画につきましては16平方メートルと100平方メートルの2種類がありまして、利用される方から利用料をいただいて市民菜園運営協議会によって運営がされております。こうした市民菜園は今後も拡大を図ってまいりたいと考えております。 それから議員が言われました、障害者の方が車いすに乗って野菜づくりを楽しむといった件であります。幾つかの問題は議員も今おっしゃったとおりであります。やはり圃場そのものが土がやわらかいということでありまして、車いすが通行できるような通路の設置、それから車いすで作業をされるということでありますので、土壌、土を通常の高さより高く上げるといったことが必要というふうに考えておるところであります。そうしたことから、やはり農地の所有者と当然協議をする必要も出てまいりますので、そうしたことも踏まえて、どのような手法が考えられるか、実はちょっと調べてみましたら、岐阜市の方では、木枠を使って高さを60センチないし70センチぐらいまで高くして、車いすの高さによって、その枠を外すとそれが50センチになるだとか、こういった手法でやってみえるところもあります。そうしたことから、そういった他の地域の先進例を参考にしながら調査・研究をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆18番(小林弘子君) 以前そのことを申し上げたことがありましたので、これはまたいずれということで結構です。ただ、その地面の件につきましては、木、朽ち木みたいなのを下に並べてやっているそうです、あそこは。ですから車いすが通れる。下に敷くそうです。 いずれ、こんなに市民の方が皆さんたくさん使ってくださっているんであれば、当然、障害者だけではなくて、実は高齢といいますか、脳梗塞などで障害の出ている人たちの残存機能は本当に土にさわることや草花に触れることで効果的に回復するというふうに伺っていますので、そのことも含めて将来的なこととしてお願いしておきたいと思います。 次、農業生産の向上というところですけれども、実は最近、ナバナの話が前ほど盛んに、江南市の名産のナバナという話が聞けなくなったと思うんです。四、五年前まではすごく、ナバナのお料理のコンテストなんかが開かれたり、必ず会食のときに、市長さんが給食を食べにいらっしゃるときにはナバナだったというふうで、前市長さんがとってもおいしかったといって御感想を言ってくださったことがありました。 ナバナの生産につきましては、その後どんなふうに、いわゆるこの向上に援助していくというような形のことがあるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
◎
経済環境部長(津田勝久君) ナバナにつきましては、実は江南市北部の農業を活性化するための一つの手段としてナバナの栽培が進められておりました。そうしたことで、生産出荷体制の拡充を図るために、平成4年4月にナバナ組合が設立をされております。現在その組合の会員数が13人でありまして、主に前飛保町の圃場でナバナを生産されております。 なお、出荷量は年間6.5トンで、主に豊山町にございます名古屋北部市場の方へ出荷をされているのが実情でございます。
◆18番(小林弘子君) 以前申し上げたのは、給食にと言ったのは、実は牛乳の成分とナバナの成分を一度農務課さんに調べていただいたことがありまして、そうしましたら、鉄分とカルシウムがしっかりナバナにはあって、牛乳にまさっているというんでびっくりしたんですけれども、そういうこともありまして、できたら前みたいに頻度を多く給食にナバナを登場させていただければいいかなと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
◎教育次長(尾関晴紀君) 議員言われますとおり、ナバナはカルシウムがホウレンソウの3倍あるそうです。また、鉄分もブロッコリーの3倍、さらに食物繊維も多く、風邪の予防に効果のあるカロチンやビタミンCが非常に多く含まれていると言われております。特に江南市のナバナは、他の産地に比べると、甘味があっておいしいとも言われておるみたいです。 ただ、こうした中、学校給食で地産地消の推進からも、平成17年度では江南市産を年1回、そして平成18年度は年4回、このうち2回は三重県産を使っております。また、平成19年度は年4回、このうち1回は、これも三重県産を使っております。この三重県産を使いますのは、江南市産は1月、2月ぐらいのときしか量的に賄えないという面もございまして、こんなような状況になっております。今後もより多くできる範囲で取り入れていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆18番(小林弘子君) わかりました。 市長さん、ナバナはお好きですか。
◎市長(堀元君) よく食べます。
◆18番(小林弘子君) わかりました。 それから6ページに書いてあります、これにつきましては御質問ではなくて、実は中間に「具体的には、中国残留邦人などの方への老後の生活を安定させるため、生活支援費の支給などの生活支援事業を実施してまいります」という項目がございました。 これにつきましては、本当に心から感謝申し上げます。私ども、江南市に中国残留孤児の方たちが移り住んでまいりましたときからずうっといろんな形でお世話をさせてきていただいております。今その家族もいっぱいふえまして、結構80人ぐらいのお孫さんも含めて子供たちもいたりしている中で、その人たちもそんなにレベルの高い生活じゃないわけですから、その高齢になった人たちの面倒を見る人、それから家族のいない人について、本当にこれから先どうするんだろうという暗い気持ちでおりました。この制度によって救っていただけますことを本当に心から感謝申し上げます。 それと、次に進ませていただきます。 7ページの中にございます「人にやさしい道づくりであります」というふうに市長さんがおっしゃった部分です。ここにあります「生活道路の安全性や利便性を高め、人に優しい道路を計画的・効率的に整備を進めてまいります」、ちょっとだけ苦言を呈します。その次の次の行に「歩行者も安心して通行できる道路環境整備に努めてまいります」、「歩行者も」というのは、本当に一文字のことですけれども、やっぱり意識の上で本当は許せない使い方だと思います。「歩行者が」です。「歩行者も」というのは、だれに対して「も」なんですか。車ですか、何かほかの人種があるんでしょうか。こういう感覚ではなかなか歩道がよくなっていかないなという思いがすごくして、ちょっと悔しい思いがいたしました。ここにつきましては抗議を申し上げておきます。 それと、道づくりにつきましては何度か今まで申し上げてまいりましたが、道路の路面について、
バリアフリーですし、ノーマライゼーションです。それを改良するのは当然の責務でやっていっていただいていると思いますし、あの県道の横のすごい歩道もいつかは直っていくんだろうと信じているんですけれども、これは何を申し上げたいかといいますと、実は道路の路面だけではなくて、普通の車道にアクセスしているちゃんと整備された歩道でも、歩道の上にはすごくいろんな危険なものがありまして、今、街路灯のところにつけている、何度も申し上げておりますが、プラスチックと針金のまざったお祭り用とかなんかの飾り、あれがお正月のころから全く同じものがずうっとぶら下がっていまして、それが雨が降ったりして傘を差した高校生とかが通ると、がさっと傘にひっかかって取れる。現在も時々道路の真ん中や歩道の真ん中にその大きな、人でも倒れているのかぐらいの大きな飾りが落っこちています。あれは本当に周りを汚していますし、本当に無意味な飾りだというふうに何度も申し上げてきていますが、あれにつきましても整備していただきたい。 もう1点、道路側にアクセスしてあるお店とか、いろんな営業しているところがあるんですけれども、そこに最近やたらのぼりがたくさん立っています。そののぼりの足にはコンクリートのピラミッド型の足がありまして、それにのぼりが立っているんですけれども、この間、強い風が吹きましたら全部それが倒れて、歩道側に全部倒れていました。歩道の縁石に斜めのバーのようになってみんな倒れているんですね。そこを通る人が例えばそれをどかせばいいんですけど、私は一生懸命どかせてきました、自分で。ですけれども、自転車に乗っている人なんかは、そこからしようがないので車道に出ます。そこが通り過ぎてからまた歩道に戻る。その間にもし事故が起こったらどうするつもりかというふうにとても心配です。 以前も、店の前に駐車場があって車どめのコンクリートがあるんですけれども、そことほとんど同じようなところにのぼりが立っていて、車が、最近の人は大きな車に乗っていらっしゃいますから、車のおしりでそののぼりを倒す。それがまた歩道の側に倒れていて、ガードレールのあるところなんかは全く、子供が下をくぐらなきゃいけないぐらいの状況でバーになっています。みんなハードルができればいいんですけど、全部跳び越えてこなくちゃいけないんですけれども、そんな状況になっているところがたくさんあります。 そんなことも含めまして、いわゆる道路管理という中で、こういうことの指導・管理ということをどういうふうにお考えか、お尋ねしたいと思います。
◎建設部長(石川勇男君) 心ない方による危険物の放置とか、自然によって倒れた場合など、そういうことが後を絶たない状況ではございますけれども、道路パトロールなどをさらに強化するとともに、法令などの遵守を喚起するとともに、関係機関とも協議し、実行性のある措置を講じていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆18番(小林弘子君) 歩道にアクセスしてお店が開けるということは、とても商売としては有利な場所に位置しているわけですよね。人のたくさん通りやすい場所、そして目に触れるいい場所に設置された業者とかそういう施設であれば、そのぐらいはモラルとしてしっかり守っていただきたいので、厳しく御指導いただきたいと思います。 それでは、7ページの一番下ぐらいからの続きでございますが、8ページの一番上で「江南地区水辺プラザ事業と連携を図りながら進めてまいります」という、この水辺プラザ事業について今の進行状況を少しお聞かせいただきたいと思います。
◎建設部長(石川勇男君) 水辺プラザと申しますのは、国土交通省が江南市の木曽川の河川全体を指定しておりまして、進捗状況と申しますか、今やっていただいていることを申し上げますと、すいとぴあ江南の川側に芝生広場がございまして、昨年度と今年度で低水護岸というのをちょうど今やっていただいておるわけですけれども、今までは川から遠ざけるというのが国土交通省の理念でございましたけれども、最近は水にも親しんでいただくということで、その芝生広場の下側のところを低水護岸といいまして、そこから水辺にまで入っていただいて水と親しんでいただくというのがやっていただいております。それから昨年でございますけれども、蘇南公園の川側の辺で、川側に入って、ちょうど、のり地りと言いますけれども、川側の堤防のすぐ下のところを、将来的には江南市がそこをサイクリングロードで整備する予定でございますけれども、そちらの方を少し基盤整備をしていただいたということでございます。 今後の予定といたしましては、この後申し上げようと思っておりましたけれども、すいとぴあ江南のすぐ北側で下へおりるところがございますけれども、あそこら辺が猿尾堤といいまして、非常に昔の治水を学ぶ区域ということで指定されておりまして、その猿尾堤のところを少し整正していただいて、低木なんかを切っていただいて通れるようにしていただけると。市といたしましても、御存じのように、遊歩道・サイクリングロードをそこで整備しておりますので、その猿尾堤につきましては遊歩道・サイクリングロードの支線と位置づけておりますので、江南市が実行いたしますまちづくり交付金の事業と国がやっていただいております水辺プラザとがいい意味で融合いたしまして、相乗効果が発揮できて、より市民の方に親しんでいただけるといいかなということで思っております。
◆18番(小林弘子君) ありがとうございます。 実は、今お答えを言っていただけたんですけれども、猿尾提の保存ということについてお願いしたくて、国が猿尾提として評価してくださってやっているのか、あそこはそれでいいんですね。ちゃんと猿尾提として位置づけて、じゃなくて、たまたま水辺のアクセスの施設だからということですか。
◎建設部長(石川勇男君) 議員が再度質問されましたので、木曽川左岸の今申し上げました水辺プラザの中で、猿尾提はちょうど一番あの猿尾提が形が残っているということで、先ほど申し上げましたように、水辺、治水を学ぶ場所ということで国土交通省が指定をしてくれまして、そこを整備するということでございます。
◆18番(小林弘子君) わかりました。 ただ、前にも何度も江南市の文化財ということでお話をさせていただいていますけれども、実は、もうちょっと緑地公園の方の扶桑町に近い方に行ったところにテニスコートがあるんですけれども、その近くにある猿尾提が形としては一番猿尾らしい形の猿尾提が残っているんですね。実は、各務原市の浄水センターにあります猿尾提の形として残っているものとして、あれはちゃんと猿尾提らしい形に後から補整して形をつくってあそこに保存してあるんですね。 それで、今度の猿尾提も確かに猿尾提ですけれども、形がちょっとやっぱり、どっちかというとタヌキのしっぽみたいな形になっているんじゃないかというんで、皆さんがそのテニスコートの方にある猿尾提の方がより猿尾提としての形態を残しているので、あれも保存してもらえないかというふうにお話が出てきております。その辺につきまして、今後また御調査いただけるようでありましたらありがたいなと思っていますが。
◎建設部長(石川勇男君) 今の意見を国の方へも伝えたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆18番(小林弘子君) ありがとうございます。 先日ちょっとお話ししましたときに、実は白鳥とオシドリの話をしてしまったので困っていると思うんですけれども、実はことしは本当に白鳥の飛来が少なくて、三、四羽しかいなかったそうです。毎年写真を撮っている方から御報告がありまして、その猿尾提の向こうの川のあたりに、木曽川に本当に白鳥が30羽も40羽も来ていたり、オシドリが来ている。そういうことを江南市の市民の人たちがわかっているんだろうかと。大切に思って、例えば学校の子供たちやなんかに安全な形でそういう自然を観察させるというようなことができるといいですねという御提言をいただいておりましたので、行ってまいりました。でも、一羽もいませんでした、白鳥は。それで、その写真を毎年撮っている方も三、四羽ぐらいしかことしは観測できなかったと。天気がよ過ぎたのではないかというふうに言っているんですけれども、そういうことも近くにはありまして、江南市は本当にすばらしい自然環境や歴史環境を持っているということをもっと市民にいろんな形で知らせたり残したりしていきたいと思っています。 11ページにそれに近いことで、一番下です。「文化財の保護といたしましては、伝統文化の継承などを目的に、市民の皆様や市が所有する歴史資料などを活用した企画展を開催してまいります」というふうに述べられております。 これにつきましては、多分何度も申し上げておりますけれども、江南市は本当に戦国時代の歴史のブランドです。それに関連して、文化財といっても、この最初の「文化財」ということにつきましては、例えばどういうことを想定してくださっているのか最初に伺わせていただきたいと思いますけれども、現在あるもの、形のあるものだけですか、これは。
◎教育次長(尾関晴紀君) 当然、形のあるものもございますが、無形文化財というんですか、無形、形のないものも過去から引き継いできたものがございます。
◆18番(小林弘子君) 実は前から何度もお願いしているのは、宮後城跡のことです。蜂須賀小六の居城だったというところですけれども、お城といいましても、鯱の乗っているお城ではなくて、本当にその当時の武家屋敷、といっても本当に田舎の豪族の屋敷だったというふうな言い伝えがあります。ただ、何につけてもこれにつきましては地籍図があるだけでして、何もその形、それから立体的に形をあらわすようなものが何も残っていないということがネックになっていて、今も、ここにあったという看板だけ、やっと市のいろんな御厚意の中で立てていただきました。 だけれども、現在、その看板の立っているところの土地代を払っているんですね。そこに、同時にそこの土地から出てきたえとの字が刻まれている大きな石が今あるんですけれども、それはもしかしたら昔の星占い的な、気象的ことに使われた石ではないかというような石とその看板があるんですけれども、その部分に対していつも土地代を払っている。 いろんな方が宮後城の跡を見たいということでお訪ねくださいますと、そこにちょっとたくさんの人数の人を連れていきますと、場所がないんです。そこの看板の立っている前の道というのは、その辺に住んでいる住宅の人たちが車で通るわけです。すごい狭い場所で、そこで立ちどまってその看板を読むにも、説明を聞くにも、とても危ない場所なんです。 できたら、その看板より奥の方の地面まで入っていって、ベンチなり簡単なあずまやなりつくっていただければいいなということをずうっと言い続けておりまして、多分それもつくったらそこのまた土地代を払わなくちゃいけないのかというようなことがあって、できたらその土地を、以前お願いしたのは、どこか市が今保有しております地面と換地することはできないのでしょうかと。あそこを全部市の土地として、史跡を訪ねてきた人たちがその中に入っても大丈夫なような形のものとして位置づけられないかということを、以前申し上げたままになっています。これにつきましては、その後何かお考えが進展したかどうかについてお尋ねしたいと思います。
◎教育次長(尾関晴紀君) 宮後城跡につきましては、議員言われますとおり、現在、遺跡の市民の方々への周知と保護の意識を図るため、現地に城跡であったことを示す標柱と説明板を設置しております。その部分を確かに毎年借地料として払っております。 現況、あの土地につきましては3筆ございまして、そこの中に、廃屋という言葉は悪いんですが、住んでみえない民家がございます。それで、当然この跡地を市所有の土地として保存を図ることは江南市の歴史的資源の保存という観点からは好ましいと思いますが、今後いろんな方法等を考えていきたいと思っておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
◆18番(小林弘子君) あの建物は住んでいらっしゃらなくて、だんだん廃屋になりつつあると思うんですね。それで、皆さんをお連れすると、あの建物を「あれが宮後城跡ですか」と聞かれるのでとても困るんですけれども、あそこについて早い形で何かいい処理の仕方があるといいなと思っております。 実はこの間、木曽川町に行きましたら、木曽川駅の近くの線路脇に立派な石碑ができていまして、そこに、正岡子規がそこを旅したときに、そこの地元でとても優しく接待してくれた女の方がいて、その女の人のことを作品にかいていたという箇所が石碑に書いてありました。それで、その横にあずまやがつくってありました。その石碑を読むのに、そういうちゃんと場所がある。文章を読むための場所がつくってありました、狭い道でしたけれども。またほかの場所にも、やっぱりそういう歴史的な石碑みたいなのがあるところには必ずあずまやが隣にあって、その文章を読むのに読みやすい形をつくっていたというのがとてもうらやましかったです、はっきり言って。 それで、何とか、ほかのことじゃないんです。蜂須賀小六です、あの宮後城は。ですから、何よりもまず、何とか江南市の歴史観光の目玉として、そこにそういう形のものができることを心から願っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げたいと思います。 あとはしっかり、いろんな現在ある資料について企画展などをというふうに明言してくださっておりますので、いつも申し上げておりますとおり、江南市にあります大切な「武功夜話」という歴史資料を本当の意味でしっかり光を当てて、市民みんなが理解をして、江南市は本当に歴史のブランドでということに誇りを持って、小・中学生も、次の世代の人たちが次に伝えていただけるように、今の私たちは、一生懸命大きな声で歴史だ、歴史だと言っていますけど、いずれ消えていく人間ですね。次の世代にこれを伝えていかなければ、江南市は何が目玉のものがあるかというと、本当に皆さんがいろいろそれぞれの立場でお考えでしょうけれども、やはり全国どこへ行ってもこんな、蜂須賀小六、秀吉、その上には信長がつながっています。信長の奥方が江南市でしっかりとお子様を3人産んだという、こんな誇らしい歴史を持った市ですので、その辺については大切にお考えいただけることを心からお願いして、市長さんの施政方針でしたけれども、いろいろ言わせていただきましたが、もちろん推進することに、私どもはしっかり市長さんに応援をし、このことについては頑張って支えてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 (拍手)
○議長(沢田和延君) これをもって今期定例会の一般質問は全部終了いたしました。 次回は10日午前9時から本会議を開き、議案質疑を行います。 本日はこれにて散会いたします。 午後4時20分 散会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 江南市議会議長 沢田和延 江南市議会議員 稲山明敏 江南市議会議員 岩田一洋...